934.日本国財政破綻のカウントダウン |
■国と地方の借金、個人資産1110兆円上回る?
五十嵐文彦財務副大臣は18日、テレビ朝日の番組に出演し、日本銀行が20日発表する6月末の統計で、国と地方自治体の借金の総額が、国内の個人の金融純資産額を初めて上回る可能性があるとの見通しを示した。五十嵐氏は「今年の(個人)金融資産は伸びていない」と指摘し、双方の数字が「クロスする可能性がある」と述べた。
五十嵐氏が指摘したのは、日銀が発表する2011年4~6月期の資金循環統計(速報値)で、個人の金融資産から負債を引いた「純資産」と、国・地方の中長期債務残高に政府短期証券などを加えた「借金の総額」についてだ。個人金融純資産と国・地方の借金の差は縮まっている。3月末時点では個人金融純資産(1110兆円)に対する中長期債務残高(894兆円)と政府短期証券などの合計は1045兆円だった。(讀賣オンライン9月18日23時47分配信)
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日本が容易なことでは財政破綻しないとする根拠のひとつである、個人の金融資産が国の借金を上回っているので大丈夫、とする論拠がひとつ失われたことになります。国の借金の額は正確ですが、個人の金融資産については試算が必ずしも正確ではないかもしれません。ただ、国の借金が個人金融資産を2014年~2015年頃に上回るとされていた予想時期よりも早くやってきました。仮に事実とすればもはや財政破綻も秒読みに入ったとみていいでしょう。
株や投信などの目減りが予想よりも大きかったのか、退職世代(団塊の世代)の預金の取り崩しのスピードが意外に早かったのか、それはわかりませんが、日本の国債の95%は国民が保有しているから財政破綻の心配はない、という安心理論も今や危うくなりつつあります。中国などがイタリア国債や日本国債の保有を検討しているようですが、今後は外国人の保有比率がじわじわと上昇していくのではないでしょうか。それにつれて長期金利はしだいに欧米並みの水準に近づいていくことが予想されます。週明けの日銀発表後、日本国債の下落も予想されます。ここのところ、日本の長期金利は日経平均株価と逆の相関の動きになっていますが、長期金利の指標は当分注視していく必要があると思います。
■参考;記事No.922.個人の金融資産と国の債務でほぼチャラ
拙ブログは、「保守主義思想」をメインテーマにしています。
日本国財政破綻はもはや時間の問題であるという認識であり、貴ブログの主張には賛同するものです。
国債をジャンジャン刷れと主張する三橋貴明、藤井厳喜、廣宮孝信、上念司のような、チャンネル桜に集うチンピラデマゴーグたちには、眉をひそめています。
今後とも宜しくお願いします。
私が総理なら一般会計/特別会計の区分自体、最初から無い発想をしますが。。。この国はどこまでも複雑でややこしいものがお好きで、それにより時間と税金のムダばかりですね。
日本国債はそろそろ危ないですよ、で、円安にしたいのか、今の金利だと、そろっと買い手がいないので、金利1.2%位での買いのさそいなのか。しかし日本は年寄り記念日でも、世界は動く、円高・株安です。単に、危ないから、ゾーゼイです、と言いたいだけなのか。ザイムショータイム、そんなに脚本ないの?私は急激に、タンス預金が増えているような気が。まさかの金・宝石買いは、日本人はしていないだろうし。
智恵・勇気・根気、これ私のモットー。
わが国自ら第二のリーマンショックを海外にばらまく位なら
「国債の額が国民金融”純資産”を超えた時点」 にて財政破綻してもらう方がよっぽどマシです。その方が世界経済に及ぼす迷惑がより少なくでて済むからです。
当方はこう思います。
日本国債危機が発生した場合ですが、まず責任者に落とし前をつけてもらう必要があります。誰の責任にするかをそろそろ考え始め、賢い政党は予防線をはり次のチャンスを狙うべきでしょう。実際に危機がおきようがおきなかろうが、財政に対する危機意識は国民のコンセンサスを得られ始めてきますので、一気に躍進するチャンスでしょう。
いつまでも将来性のない地域を復興させようとして同情票を狙った多額のバラマキをやっててもダメだと思いますね。だいたい、財源がどうのこうのなんて不毛な議論ばかりで、そんな金額多すぎるだろ、って声がどの政党からも出ないあたりが終わっています。
私もそう考えていたのですが、今夜ふと思いついた疑問。
現在、消去法ではありますが、超低金利でありながら、円が諸外国で買われて円高となっています。同じように、国債も外国から買われる状況にはならないでしょうか。1.0%程度の今の金利では無理としても、1.5~2.0%位の価格で安定して消化されれば、さらに破綻への時間を遅らすことにはならないですか?
現在、諸外国は日本の国債をあまり買っていないようですが、何か理由があるのでしょうか。
「世界のマネー、円は買うが、円国債は買わないのはなぜ?」
初心者質問かもしれませんが、どなたか教えてください。
海外の人から見て日本国債は買う価値がないと思われているからです。これだけ債務残高(元本)が膨らんでいるのに、1パーセントでも金利が上昇しようものなら負担がぐっと増します。1%の利率上昇で利払い負担は25%上昇します。元本が膨らみすぎたことが原因です。
普通に考えて、そんなリスクが高く、金利も馬鹿げた国の国債海外では誰も買おうとは思わないのではないでしょうか。
日本はデフレが続いており(=通貨の価値があがっており)、金利の高いインフレ国の通貨に対し長期的に円が強くなるのは自然なことだと思いますが、一方で政府の財政収支をみるとかなりいびつなわけで、何かがおかしいわけですね。
これは金融緩和により余剰のある民間資金が単に政府債務をファイナンスしているにすぎないと考えます。金額が大きすぎてぴんときませんが、日本国全体でみればまぁ「これまでは」バランスがとれていたのでしょう。ここが過去形になったのがターニングポイントになるかもしれません。
ただ、だいたい相場は行き過ぎますので、日本に波及する前にしばらくはユーロ圏だと読みます。
さて日本国債が外人に買われない理由は私には難しすぎますが、円が買われる理由は分かります。それはシンプルに需給要因からです。円は品うすすぎるのです。ドルとユーロが溢れているのに円は少ない。日銀何を考えているのかサッパリ分からない。
国債が海外で買われない理由。
今後金利上昇のリスクが高い、金利が低い、国内で消化されていて金利が上らない・・・等々、なるほど、海外から見ると、円よりも円国債はリスクが高いようですね。
ならば、やはり国債残高が金融資産を超える時がターニングポイントになる可能性が高いですなぁ。現在のマネーの流れは、一旦動き出すと止められませんから。
イタリアは現首相が飛行機の中で売春婦に関する発言があったとか?日本並みに首相がコロコロ変わり、この国も腐っているから、次はイタリアが離脱の的に晒されるだろう。
http://atarashii-sekaie.com/blog/2011/09/post-101.html
世界で報道される日本の動き
http://p.tl/kArS
日本は民主党政権になってから、格差社会から階級社会になったように感じます。
素朴にシンガポールから観た感想です。。。
管理人さんのご指摘のとおり、これで国債安心論の一つの理由がなくなり、今後は増税路線まっしぐらなんでしょう。財務省の思惑通りなんでしょうが、遅かれ早かれ増税と年金削減をやらないといけないんでしょうから、早めに決めてほしいもんです。ネバダレポートから数年が経ち、本当に財政破綻してIMFが乗り込んできたら、ネバダレポートの内容をより一層厳しくした内容の負担を強いられるんでしょうから。海外に逃げられる財力、仕事、ツテがある人は早めに逃げた方がよいでしょう。この円高で言われている産業の空洞化も「能力のある人は早めに海外に逃げてくださいね」という国策にも感じます。
もはや欧米諸国が景気後退局面に入っているようですし、この穴を新興国の需要だけで埋め切れるのか、そもそも先進国の需要なくして新興国の供給は必要ないわけで、どこに逃げてもそこそこ痛い目に遭うのではないかと考えてしまいます。
財政破綻したら、間違いなくそのときの日銀総裁は(以下ry
大本命の武藤氏が大蔵省OBということで、民主党が拒否し、才槌頭の白川氏に決まったのが2008年。任期は5年でクビにすることは、今の日銀法ではできません。2013年、奇しくも民主党内閣の終焉と同じ年に白川氏は退任することになりそうです。
日銀のHPに「資金循環統計(速報)(4~6月期)」というのが公開されています。20日発表といったら、これしかありません。これはエクセルシート十数枚からなる表で、文章がまったくありません。専門家でないと解読不能です。これは明日の朝刊記事になるでしょうか?
年収格差は小泉時代に比べると随分開いたとされています。富める層とそうでない層がますます開いていることは、実感として感じます。米国型に近づいているのかもしれません。民主党は旧社会党左派の流れをくみ、その中核となる政策は社会的弱者(?)の救済です。所得の中間層から低所得層への所得再配分と考えますが、取れるところから取っているため、中間所得層は次第に貧困化しているように思えます。
デノミって、不意打ちでやるものと思ってました。予告して効果はあるのでしょうか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1361102258
ディナールは、イラク政府→在日米国大使館→日本官庁→893→両替業者→投資被害者→換金が困難→数年内のデノミ→紙くず
これ以上緩和しても、資金需要が出て来ないと思います。銀行の貸出残も伸びていません。資金需要がないからです。(勿論、銀行が貸し出しできる先の資金需要という意味ですが・・・)
金利を下げても有効需要が出て来ないという「流動性の罠」と同じように、量的緩和をしても資金需要が出て来なければ緩和の意味がありません。せいぜい、アナウンスメント効果期待でしょうか。
本日、1日延長したFOMCですが、どうなりますか。共和党はヘリコプターに書簡を送ったそうですが、「金をすれば景気が良くなる」等というのはただの幻想、世界が景気後退局面を受け入れざるを得ない「あきらめ」のメッセージが、「日銀はヘリコプターから金をばらまけばよい」といっていた中央銀行トップから発せされることを期待します。
18ページ目に個人(家計)金融資産が示されています。約1138兆円です。国地方の借金が合計1100兆円ですから若干超えています。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110921-OYT1T01049.htm
過去のコメントを連続して読んでいます。その結果、日本の経済支配者は意図的に上記を日本で行おうとしているように感じました。
ザイムショータイム、そろそろ皆で裸の王様タイムです。
ドルもユーロも円も元も、みんな内実をばらして裸にすれば、みんなボーラクです。
オオカミ少年も老年も、もっと不安を煽らないと、円安になりません。
と、言う訳で、日本は大丈夫・ハンサムキッドは円高日本の敵です。
いつも良く言われるお話、なので、正論なのでしょうが、ではニッチな銀行は減らした日本国債の代わりに、ナニを買っているのか。株式・投資信託なーど、不動産・怪しい・関係、らしいのですが、なぜなのか。不動産評価額が、ナニに影響するのか。
他のユーロ諸国がかわいそうという視点での議論もありますが、ギリシャ自身が損をしています。アルゼンチンの債務危機は自国通貨安で比較的早期に立ち直れましたが、ユーロのままでは無理でしょう。
怠け者の国など、インフレを起こしながら何とかやってくしかないですね!肝心なところを曖昧にしたまま共通通貨を導入したツケが来ているということでしょう。
円安になれば輸出企業が復活するかというと現状では十分あり得ると思います。しかし労働集約型の古い産業はどこの国に拠点をかまえても為替の影響を受けざるを得ない以上、よーく考えれば比較的その地でも内需があり輸入も盛んな地域で行うのが為替も安定し合理的だと思います。
日本は高齢化により内需が少ない状態が継続することが決まっています。工場を構えると内需が少ないので輸出しようとしますから自然に円高構造になっています。大した差のない機能をせめぎ合って開発しながら、デフレのチキンレースを我慢し続けるのはむりで企業は合理的に考え海外脱出せざるを得ない状況になるでしょう。
トリプル安があるとすればその後だと思いますが、やはりここは歯を食いしばって不景気になろうが財政の立て直しをすべきだと思います。今の日本に金融緩和は効かないと思います。
日本はこのままいけば確実に破綻しますし、破綻した方が、長い目で見れば、これからの日本を考えた場合には良き選択肢だと思います。
歴史上財政破綻は珍しいことでも何でもなく、日本も経験してますし、他国でも起きています。短期的には苦しいけど、長期的にみれば破綻させリセットできたほうが、その国に住む国民にとっては幸せなのです。早ければ早いほどよく、長引かせれば長引かせるほど国民は苦しみます。
坂本病魔さんや私のような早期リセットを切望するハードランディング派はこのBlogでも少数派の異端だったのですが、最近はメインストリームになりつつあるようで・・・。
多数決の原理により日本は変わらないですねぇ。
歓迎される延命策を行う日本は、まるで病室でチューブだらけのご老人のようです。
助けるために集中治療室に入る(IMF介入)のは良いが、助かる見込みがないのに延命すれば、家族(国民)の負担が増える一方です。
債務返済の間、ギリシャは怠け癖がみについた所得の少ない国民が通貨安にならない環境でビジネスを進めねばならず、おまけに重税をしぼりとられ、他のユーロ諸国に債務を支払うわけですね。こんな環境ではいつまでも借金が返せないのは明らかで、借金が返せなくなったやつを国ごと奴隷のように扱い永遠に利子を払わせるようなものです。現代版の奴隷に他ならないんじゃないですかね。引き換えにギリシャが得られるものは安定した、とはいえ傷ついたユーロ圏レベルの物価安定しかありません。
ギリシャの皆さん、早く離脱すべし。
http://ameblo.jp/englandyy/entry-10860083689.html
健康な人は長生きするので最終的にはコストが高くなるようだ。
延命策を行うのは、病人の為でなく病院自身のため。
ハードランディングを行わず増税するのも官僚自身のため。
一方、世界銀行総裁が「世界経済は危険水域に突入」と警告を発した。やはり膿となっているギリシャをEUから除去すべし。
こと、ここまで来ると日本とギリシャ破綻後、ブロック経済をして世界的経済の再編もやむを得ないような?
原理的には解りますハイ、でも、現実的には政策に挙がってきている「相続税強化」だけでも効果を上げれそうだし(資産の半分500兆が今後20年間で相続されるとして30%課税で150兆。。政治家はこのくらいしか考えていないのですね。。)所得・住民税・法人税上がると可処分所得が減ります。。。
どのような形でリセットするのでしょうね。
我々は個人資産をどう守ればいいのでしょうね。
金融資産の多くががんに患っているようです、膿とかじゃなく「白血病」レベル。民主主義体制でどこまで平等な負担が行われるか、かなり不安になってきます。
財政債務を支払わなくともよい。身分は相変わらずユーロ圏内ですので全域で物価はほぼ変わらないことが保証されている。それでそこそこの雇用が維持できるなら税収も維持できる。管理人さんおっしゃるようにEUも資金援助してくれる。ギリシャは運のよい恵まれた国です。
その点日本は全く境遇が異なり、一度デフォルトすればリセットさせてもらえるという様な甘い期待はなく、国家解体に近いすさまじいことを覚悟するコメントが昨年多く投稿されています。あらゆる資産はほぼ凍結状態になると思います。
そうならないための早期デフォルトですよ。
今なら、まだリセット出来る。これが、延命策で国債を海外に買わせ始めたら、それこそ日本という国は消滅します。
日本の再生を願うのであれば、
・早々に財政破綻する(当然、国民の資産もリセット)
・年60兆~70兆もお年寄につぎ込まれる無駄な社会保障費を半減させ、大増税する
上記2択ぐらいしかありません。
で、あなたはどちらがいいんですか?
それとも、他にアイデアでもお持ちですか?
どこのHPだったか忘れたけど、海外のサイトでも”脱出のためにネットワーク作れ”と意見しているようで?当方が以前カキコした事と同じではないか。やはり考える事は一緒なのね。。。
畑を耕すくらいがやっとです。遠い昔、近い昔、日本がもっと貧しかった頃、日本を出るしかなかった人達も沢山いました。だまされて売られていく人達もいました。
入国間もない50人近い中国人に生活保護をたかられる日本。
国の将来を担う政治家が、自国の国益を正面から語れないようでは困ります。
日本はリセットしても、また延々と借金を重ねるか、重税国家になるだけのような気がします。
日本には資源がほとんど無いという事から再確認しないと。。。豊かな国ではないんだよ。
助けれる人間は誰もいないのか。いや、居るのかも知れないが、その人間は、クラッシュ後の金融独占を狙うだろう。仏・独の銀行クラッシュでユーロは新・ユーロに、ミドル・ヨーロッパ銀行券に戻れるのか。
無論、日本もリセット、だろうが、問題は何も変わらないまま、庶民に押し付けただけのリセットになりそうな気がする。
そうなんです。私も財政破綻後が一番大事なのに、問題の責任を追及しないまま同じ過ちを繰り返すのではないかと思ってるんです。
国が長年、国民にたかりつつ、破綻すれば全責任、負担、犠牲を国民に強いるという民主主義国家ではありえないような政策を平気でやりそうなので、怖いんです。
私は覚悟を決めて「貴金属現物」を物色します。