113.株の本です(株好きの方に) |
修羅場のマネー哲学の著者、木戸次郎氏の最新著書です。彼は、第二海援隊からの出版物では、「株はあと2年でやめろ」と、言っている。第二海援隊の浅井隆も、株はあと1年半で撤収しろ、と言っている。初版の出版時期から考えれば、2005年で株は、手じまいしなければならない、ということになりますね。確かに、2005年株価ピーク説を書いている本は、ほかにもあります。
株の本というよりも、木戸次郎氏の本は読み物としても、面白い。特に、「修羅場のマネー哲学」(幻冬舎アウトロー文庫/560円) などは、著者が1.5億の借金を株で返済するところが、リアリティたっぷりに書かれています。一種のサクセス・ストーリーです。ただし、体験談は、個人投資家の方にはあまり、参考にはならないかもしれません。あくまで、読み物ということで、割り切った方が楽しめます。
ところで、この本は、今日、さんざ探し回ったあげく、ようやく見つけました。日経新聞の広告によると、大変、売れているそうです。今回の「修羅場の鉄則」 は、日本国財政破綻についても言及するとともに、来年以降の株式相場を予測しております。先行きの不透明な時代、為替にしても株にしても、時代の先をよむ本が求められているということだと思います。
★この記事は、12月30日に一部加筆修正いたしました。