1097.日本国が年内に財政破綻するか賭けますか |
■安倍財政で日本は年内にも破綻、「ガラガラポン」早まる
フジマキ・ジャパン代表取締役の藤巻健史氏は、安倍晋三政権の財政拡張政策により、年内にも日本の財政が破綻する可能性があるとの見方を示した。藤巻氏は11日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、「安倍首相が円安政策の重要性に気付いたことは正しく評価できる。一方、公的債務残高が膨らむ中で大型の財政出動はとんでもない。長期金利が上昇する可能性があり、非常に危険なばくち」と述べた。また、「10数年前にアベノミクスをやっていれば、日本経済は回復しただろう。しかし、累積債務残高が1000兆円程度までたまった中で、財政支出拡大と円安政策を進めれば、調整が早まる」と説明。「今年中にガラガラポンとなる可能性もある」とし、日本経済が崩壊し、振り出しに戻る時期が早まるとの見方を示した。
株価が上昇して景況感が改善しているとしながらも、「景気が回復しても、金利が上昇すれば、税収増加よりも金利支払い増加の方が大きくなり、日本の財政はもたない」と述べた。藤巻氏は、昨年6月のインタビューで、日本の財政は5年以内に破綻する可能性があると予想しており、今回はそれが早まると述べた。また、米ドル、豪ドル、カナダ・ドル、英ポンド、スイス・フランなど先進国通貨建ての資産への分散投資も推奨していた。ブルームバーグ・データによると、資金を円で調達し、こうした通貨へ投資していた場合、昨年6月15日から今年1月14日までに平均で年率32%のリターン(収益率)となる。国債市場について、「資金が株式市場に向かえば、金利が上昇する。あるいは円安が進み、円預金が海外に流出してドル資産などに向かえば、銀行など金融機関が国債を購入する資金がなくなる。現在、ぎりぎりのところで国債を買い支えているが、財源が枯渇すれば、かなり危険な状況になる」と懸念を示した。「日本銀行がお金を印刷して、ハイパーインフレーションになれば、1ドル=300-400円以上まで円安が進み、ロシアが崩壊した時と同様に長期金利は60-80%程度まで急上昇する可能性がある」と警告した。
一方、「このまま何もせずにずるずると悪くなって2,3年後に崩壊するよりは、今やって早く崩壊させた方が、経済学者シュンペーターの言う『創造的破壊』につながり、その後の回復が早くなる。ここまで公的債務残高が膨らむと、どちらにしても救いようがないので、早く崩壊させた方が良い」とも語った。安倍政権が日銀に物価目標2%設定を求めていることに対しては、「日銀の独立性と権威を地に落としてしまったことはマイナス。白川方明総裁は職を賭して受け入れられないと拒否すべきだった」と指摘した。また、「インフレになっても景気が良くなるかは疑問。スタグフレーション(不況下での物価上昇)になる可能性もある。量的緩和策では円安にはならないと思う」とも述べた。政府は11日に決定した事業規模20.2兆円の緊急経済対策で、日銀との連携を強化する仕組みの構築を明記。安倍首相は、「明確な物価目標の下で、日銀が積極的な金融緩和を行っていくことを強く期待する」と要請した。藤巻氏は、財政破綻やハイパーインフレの状況から資産を防衛する方法として、再度、不動産投資のほか、米国株などドルを中心とした先進国の外貨建て資産を購入することを提案している。(Bloomberg1月15日15時23分配信)
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この国の累積債務が1000兆円になろうとしていることは事実ですが、累積債務残高の多寡だけでは相場は動かないのではないでしょうか。一晩にして1000兆円になったわけでもなく、じわじわと増えてきたので、市場の判断としては材料にならない。1000兆円の債務が今回の財政出動で2%(20兆円)増えたくらいで、一瞬にして財政破綻するような大暴落が起こるとは考えにくい。ヘッジファンドのアイホーン氏やカイルバス氏が考えている "暴落" とは、0.8%の長期金利を1.8%程度に下落させることです。それだけでも巨利が転がり込んでくると彼らは語っています。しかし、0.1%下落しただけで猛烈な買いが入ることから、それさえ短期間でできるかどうかは疑わしい。また、日本はドル建てで1兆ドルといわれる米国債を持っています。藤巻氏が言うように仮に1$=400円に暴落すれば円換算で300兆円以上の含み益が出ることになる。それを原資に債務を減らすことも出来るが、一気に国債を償還するようなことを国がやれば市中に出回っている国債が減ってしまい、逆に価格が高騰(金利は上昇)するからそれは危険でしょう。むしろドル売りの介入をやってドル安・円高に持っていくこともできるなど選択の幅が増える。極端な大円安は考えにくいのではないでしょうか。
ただ、このまま円安がじりじりと加速していけば、金融資産を円で保有し続けると目減りすることから、危険を感じた一般投資家が円から外貨建てに替えていくかもしれない。庶民レベルでのキャピタルフライトが大規模に起こる可能性は否定できない。今の制度では、外貨建て資産を国内で保有することを抑止することはできない。ただ、長期金利が1.2%~1.8%の範囲になれば、為替リスクをおかしてまで外貨に替えることはしないでしょう。おそらく多くは国内に戻ってくる。政府も2%程度の金利水準は、「インフレターゲット2%」と宣言した時点で想定済みのはずです。利払いのための国債費は以前は2%で積み上げていましたが、ここ数年は2.5%です。その差額は毎年、埋蔵金といっしょに国が吸い上げて補正予算の原資の一部に繰り入れられています。
むしろ、問題なのは自民党のバラマキ体質です。自民党は民主党が削った公共事業を復活させ、笹子トンネル事故を契機に維持・修繕的経費なども大幅に積み増した。このような旧来型公共事業の大盤振る舞いが毎年繰り返されるようなら日本の財政はいつまでも持たない。それは子どもでもわかる。まあ、日本国の財政の基礎体力は藤巻氏がいうほど脆弱とは思えません。「年内に財政破綻する」などと吹聴して彼に何の利益があるのでしょうか。
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理屈で固まった思考が行動の重しになり初動で飛び乗るどころか指をくわえて見てた人がほとんどなのではないのかな?。マーケットを動かすものは人々の思惑であり理屈ではありません。ゆえに「年内破綻の可能性」を自ら排除するのはある意味危険なことだと思います。
また、長期金利が2%くらいになれば、為替リスクをとるより国内に資金が帰ってくるというのもかなり怪しい。
そもそも国債のリスクが顕在化したから、その金利水準になるわけで。
日本の対外投資も「平和」だから価値がある。どっかが「踏み倒せ」と叫べば我も俺もと・・
反動で、ドル円で4円ぐらい反発しても不思議ではありません。
ドル円の結構下値が、88円台で下値が堅く、
円安の流れは止まったようには見えません。
おそらく、依然として円資産がちょろりちょろりと、
海外に出て行っているように見えます。
ちなみに、年内の破綻は無いと予想しています。
正直なところわかりませんが、
多少、国の借金が増えても、
そう影響は無いように思えます。
このことは、なんとなく日本の将来に、
大きな影響を残すのではと危惧しています。
昔、高橋是清が不況を克服するのに、
平価切下げ、軍備拡大を行いました。
結局これが、国内、国外の歪を大きくすることの根本原因になり、
2.26事件、第二次世界大戦を経てやっと解消されました。
今風にいえば、まさに円安誘導、公共事業の拡大となります。
まったく同じことの繰り返しが起こるとは、
思えないのですが、なにか漠然とした不安を感じます。
と言う記事よんで吃驚。
皆さん知ってますか?
愚策が次々と出てきますね。。。バラマキを批判していた自公支持者のみなさんに聞いてみたいのですが、これってバラマキじゃないんでしょうか?
日本の政治家、官僚、それを支える国民、みんなアホ過ぎですね。(自戒の念も込めて)
ところで、ドル円が90円突破しましたね!今までの円高のイメージがあるので想像しがたいですが、中長期トレンドは完全に上向き、調整しつつ年内の100円越えもありそうです。
円安で景気が良くなるのか?貿易、経常収支が改善するのか?税収が増えるのか?
論より証拠で見てみたい。今年の流行語大賞は「アベノミクス」で決定でしょう!
(なお、私はアベノミクスを信望している訳ではございません)
そのことによって、財政破綻の対処が見えてくると考えています。
過去の歴史を振り返ると、財政破綻直前の、
為替、株、債権、経済状況(失業率、倒産件数等)は激しく変動します。
現在の円安も、急激であることは、
財政破綻の時期の予想の観点から、非常に重要であると思います。
私は、相場を注視して一喜一憂をして行きたいと考えています。
昨日は88円であった。夜は87円台のときもあった。
日本勢は決断が遅すぎる。
この一日だけでも外資系はぼろもうけできたのではないか?
90円突破は昨日であるべきはず。
何かおかしい。安倍50兆は新聞にでていたのですか?
わたしはネットで知っただけですが?昨日の日経には出ていなかった。
あと、マーケットは24時間営業、夜は外資、昼は日本勢がマーケットを動かしているわけでもありません。
ご参考まで。
50兆ねたは一つではなく、one of
ではなく、firstです。
大臣が90円以下にしたいとかの希望とは影響が違います。
夜は日本勢寝ています。銀行とか生保の社員
正月とか連休は休んでいます。
24時間営業は外国だけ。と思いますけど。
学校休み2日制でそだった人は働いても2日休みたいと思う。日本は祝日が多すぎ。自営業は祝日も働く。
問題は経常収支が慢性的に赤字化し始める2016年近辺でしょう。早ければ2014年、どんなに遅くとも2017年までには破綻するはずです。ただ、藤巻さんもおっしゃるように破綻するなら早い方がいいです。さっさと構造改革やって借金削減しないと日本は本当に生活しにくい国になる。
リセットを本気で考えているなら善は急げでしょう。逆に目先のことだけ考えている者しか政治家や行政にいないなら日本の将来は大変暗いものになる
ひょっとしてもう破綻してたりして?
子供が考えたってわかりそうなもの。
したがって金、銀、プラチナ、食料を買い進めています。
あと他にやることあったら教えてください。
おっしゃるように比較的安全資産は金、銀、プラチナ、食料くらいなのかもしれません。ただ、これも資産税でどうなるかはわかりませんが・・・
でもまぁ、はたして日本の根本的な問題を解決したかというとNOでしょう。製造業の経営者は雇用に貢献すると思いませんがね。自分が社長だったら日本に工場は作らんし雇用もしないでしょう。誰も雇用を作らない経営者を責めることはできません。
野口ゆきお氏が言うようにトヨタもピークを過ぎたでしょう。自動車もゆくゆくTVと同じレベルの製品に落ちてゆくはずです。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MGT3W96TTDSL01.html
1月18日(ブルームバーグ):内閣官房参与で、安倍晋三首相のブレーンとして知られる浜田宏一エール大学名誉教授は18日午後、都内の日本外国特派員協会で講演し、為替相場の適切な水準について「1ドル=100円くらいが良い水準ではないか。110円かそれ以上の円安は問題かもしれないが、95円、100円くらいなら心配いらない」と述べた。
浜田氏は「日本の金融政策はこの15年間どちらかというと緊縮方向に向かっていた」と指摘。リーマンショック後の円高を放置したことで、「日銀がエルピーダを破たんさせたといってよい」と語った。また、「人口減がデフレの原因だというまともな学者はいないが、白川総裁はそう言っている」と述べた。
一方で、「あまり財政を大盤振る舞いすると、また増税が必要になり、経済にゆがみをもたらすことが心配」と言明。「自民党政権に一抹の不安があるとすると、財政政策がないと金融政策は効かないと思っている閣僚が存在することだ」と語り、財政拡張に懸念を示した。
雇用が増えたら、ピンピンしてる人に生活保護給付するのはやめるべきでしょう。生活保護一割カットでもめてるようですが、もうすぐ財政破綻するってときに何言ってんだと言う気がします。123さんがおっしゃるように、一旦破綻した方が、改革が進むんじゃないでしょうか。
借金漬けの国が他国の債務を引き受ける。
1億円を息子名義で借金してるオヤジが、隣の怖いオッサンの借金を引き受けるって言うんだから、恐れ入る。ちょっとは、怖いオッサンの借金を取り立てるとか、「嫁が出そうとしない(へそくり)」を取り崩すとか、考えんのか!
「属国日本」極まれり。
早くも値上げを意思表示してきたようで?
でもそれは消費者へ転嫁されすだけです。同時に賃金は上がらない
まま・・・
これでホントにインタゲですか?”タゲ”は儲けのためのターゲットの
”タゲ”に過ぎないか?であれば国民は当面ますます苦しむだろう。
それも金融庁、財務省、経産省や総務省等々が総力で法整備
しなければ!
じゃあそれで企業が開会脱出するかも?→いいんじゃないの?だって
それがために今まで培ってきたノウハウを簡単に海外へ流出できるのの?諸般の事情を考えたら難しいかも?
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1902F_Z10C13A1PE8000/?dg=1
安倍晋三首相は19日夜、都内のホテルでみんなの党の渡辺喜美代表に会い、4月に任期満了を迎える白川方明日銀総裁の後任選びへの協力を要請した。渡辺氏は財務省OBや日銀出身者には反対する意向を示し、望ましい候補として(1)浜田宏一米エール大名誉教授(2)岩田規久男学習院大教授(3)竹中平蔵慶応大教授(4)高橋洋一嘉悦大教授――らの名前を挙げた。
中国の強硬拡大政策のお陰で、今後日本は「改憲」「軍備増強」「重税化」路線となり東アジアの救世主になろうかとも思いますが、そうなると、ドル体制ではなく「多様な通貨交換」を考えていかねばニャランと思うのですが、どんな本を読むと良いかご教示くださいニャン。。
http://matome.naver.jp/odai/2135728947283302801?guid=on
>どんな本を読むと良いかご教示くださいニャン。。
隆さんお疲れ様です。ゴールド値上がりしててすごいですね!以前、女子校生株塾とか言う漫画を読んだのですが、内容良かったですよ。ダウドックとかいいんじゃないかと思います。年数%の配当、QEで株価上昇、円安で為替メリットもありますから。後、このサイトのスマホ版で、下にリンクされてる、フジマキさんの新刊も気になります。
村上龍の「55歳からのハローライフ」という本、どうでしょうか。最新の記事にリンク張っておきますから、チェックしてみて下さい。
14年 98円、
15年 105円
16年 65円
17年 180円
国債暴落の直後は、
外国資産の引き上げが予想され、
極端な円高を引き起こし、
輸出企業が軒並み倒産したあと、
急激に円安になるという、
シナリオを考えております。
あんまり、当たって欲しくないと、
思っています。
「人生楽しく生きよう」と感じましたニャン。。
主夫さんの予測スゴイにゃん。これだったら金1g・5500円→3000→
7000と乱高下。天国か地獄か?いや、死か栄光か?たぶん、通貨機能マヒでぶっちゃらけニャン。
押し目買いに押し目なし
前回の隆さんのタイミングはすごかったですね。円高進行で日本終わったと思いましたが、長期保有するならあそこで買っても良かったですかね。
次回隆さんが金を買う時に私も買いたいなと思って、隆さんのコメチェックしてるんです。笑
シャープ株は、ワンダーさんから格言頂いたのでさすがに買わないわけに行かないかと思ったのですが、もう手遅れかなと思っちゃったんですよね。と言っても、一単位しか買うつもりなかったので、16万円が30万円になってただけですが。。
総裁や各委員が、無責任、無気力で、
退廃しているなと感じ取れました。
「日銀が2%の物価上昇率目標の導入」
を決めても、
「そのための、無期限の資産買い入れについては2014年以降」
というのはどうでしょうか。
本当に、2%の物価上昇目標の導入するならば、
13年から無期限の資産買い入れをすれば良いと思います。
おそらく反対なのでしょうが、
体を張って、反対する気力もないのでしょう。
非常に危険な兆候だと感じています。
意外と財政破綻は近いのかもしれません。
ちなみに、最近の安部首相の演説を聞いても、
耳障りが良いのですが、
「巧言令色鮮し仁」
(口先が巧みで、角のない表情をするものに、誠実な人間はほとんどない)
(「鮮し」はめったにないという意味です)
の言葉を連想してしまいます。