1121.ハイパーインフレより怖い大震災 |
これまでの情報を総合いたしますと、南海トラフ地震は東日本大震災とはケタ違いの広域災害になります。震度6弱以上の被災人口は4,700万人、3m以上の津波の範囲を加えると5,900万人になります。太平洋ベルト地帯がことごとく被災し、日本の製油所の半分が破壊されます。各種製造業がダウンし、製造・出荷が停止して日本のみならず、世界経済は大打撃を受けます。道路、鉄道は広範囲に被災し、多くの港湾・空港が使用不能になる。物流がストップし食糧や生活必需品が大幅に足りなくなるでしょう。
地震発生時にどこでいるか、ということが生死を分けることになるでしょう。耐震対策の出来ていない建物の中にいるかもしれないし、走行中の新幹線の中かもしれない。揺れは怖い。東日本震災では仙台市で震度6弱以上の揺れが120秒続き、震度5強だと180秒揺れたのです。南海トラフ地震では場所によっては、震度7の揺れが200秒以上続くといわれています。建物が持つか、ということもあるが、精神的に耐えられるでしょうか。
30年以内の発生確率は、東海地震が88%、東南海地震が70%、南海地震が60%といわれていますがわからない。今日は地震はなかったが、明日には起こるかもしれない。
2020年前後が最も危ないともいわれていますが、4/13の淡路島を震源とする地震が南海トラフ地震の予兆だとしたら、1ヶ月後にも巨大地震が起こるかもしれない。仮に起きてしまえば、日本経済は壊滅に向かいます。命があったら、の話ですが。個人レベルである程度対策ができても、社会インフラや産業インフラの崩壊には対応のしようがありません。南海トラフで発生するであろう巨大地震は日本国存続の最大の危機になるのだと思います。
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わんだぁさんと同じく、私もハイパーイン フレや財政破綻よりも、対策も打てない天 災、交通事故、戦争の方が怖いです。
保険会社が契約時配布する約款書類には、虫眼鏡でなければ読めないような細かい字で「大規模震災は除外」とか「保険会社の支払い能力の範囲内のみで保証します」といった但し書きが多くあります。保険は、保険会社の支払い能力の範囲内でしか保証されませんから、天災や戦争、革命による損害までカバーする保険は有り得ません。自治体による仮設住宅を頼りにする人が多くいますが、被爆後の広島、空襲後の東京で仮設住宅など自治体は一軒も建てませんでした。天災等には対策の立てようが無いのが現実でしょう。