1208.GPIFの運用変更は危険な賭けかもしれない |
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約130兆円の公的年金を運用するGPIF。現在は6割を国内債券で運用するのが基本だが、この比率を減らせば日本の株式への投資にも資金が振り向けられるだろう。米沢教授は22日、現在12%としている株の基本比率を「20%というのも高いハードルではないかもしれない」と大幅な引き上げを示唆した。
日本株の割合を1%高めるだけで1兆円の買い需要が発生するといわれている。QUICKは5月にかけて、国内株式市場関係者に株式相場が上昇する条件を聞いた。「GPIFの資産配分見直し」は回答の10%を占め、日銀の追加金融緩和、法人税減税、企業の自己資本利益率(ROE)の改善に次ぐ4位に入っている。
再び5月の安倍発言。期待が高まっているなかでの一言だけに、首相の意図はどうあれ、英国の市場関係者には「GPIFが買うので日本の株価は上がる」というメッセージを送っただろう。「日本株は今お買い得ですよ」というメッセージにも聞こえる。
だが、割り切れない市場関係者も多いはずだ。GPIFが株の運用比率を増やすことが既定路線となり、それを前提に日本株を買っている投資家はすでに多かろう。だが、当のGPIFが資産構成を見直すのはこれからだ。GPIFは、散々買われたあとで買うことになりかねない。(日経電子版、6/4より引用)
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5月に株価が下げたのは、日銀が追加金融緩和策を出さず、市場の失望をかったのではないか、いう見方がある一方、ここにきての上昇はGPIFの買い出動が材料になっている可能性が大きいのではないでしょうか。実際に運用変更を決定する時には、株価はまさにピークに達していて、売り浴びせられるかもしれません。株のシロウトがよくやる「高値つかみ」となる可能性も小さくない。また、株を買うためには国債を売却しなければならず、この影響も小さくないのではないか、と見る向きもあります。
「70兆円規模の国債を保有するGPIFが売りに出れば、マーケットに与えるインパクトは非常に大きい。それが引き金となって国債が暴落する可能性が考えられる。(週刊ポスト6/6号)」日銀は、出口戦略を模索する段階にはほど遠いが、かといって、これ以上の国債購入という選択も厳しい。
GPIFの株運用は、公的年金の運用成績を上げることが目的、といわれていますが、実際は、日本の株価を吊り上げるために利用されるのではないか。もし、運用に失敗すれば年金の積立金という貴重な国民の資産を毀損させることになる。また、国債売却による国債暴落のリスクもある。GPIFの運用変更は、多くの危険をはらんでいると思います。
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人口減少は若い女性の減少とか・・マスゴミが報じていますが、公衆衛生行政と医療現場に勤務して思うのですが、高齢者福祉に予算を使いすぎだと思います。適齢期女性は「痩せすぎ・ハイリスク妊婦」が多いし、働いている女性は税や社保税負担が高すぎて、生活力の充実が望めません。最近パチンコ等の遊技場には高齢者ばっかりで???と思います。
公務員給与が元に戻っても、社保かけ率の上昇で結果は可処分所得減少です(給与表も改定されて減額ですし)。
垂れ流しのコックを閉めなくてはなりません。
年金運用が赤字になったら、国庫から切り離し、独立採算制になるかもしれませんね。国立大学授業料の値上げみたいに、年金減額ってね、嫌だな。
安倍ちゃんの目標株価っていくらなのか?それが聞きたい。