1306.恐慌になるとなぜか円高になる |
今日の日経電子版には、欧州発金融恐慌か!というような見出しが躍りました。いや、もう恐慌に片足突っ込んでいるかのような書きぶりです。日経電子版2/7付けによると、恐慌(リスク回避局面)には円高が進みやすい、とする記事がありました。この20年くらいの瞬間円高の歴史を振り返ってみますと、
①アジア通貨危機(1998/10/8)約12円、円高に
②リーマンショック(2008/10/24)約7円、円高に
③米国株価急落(2010/5/6)約6円強、円高に
④中国新興国不安(2015/8/24)約6円弱、円高に
⑤東日本大震災(2011/3/17)約4円、円高に (日経電子版2/7より引用)
東日本震災のときは、円安になるのではないかという予想に反して、円が国内に還流するとして、円が買い戻され意外な円高になりました。
「有事のドル買い」という言葉がありますが、この過去の事例を踏まえて考えると、「有事の円買い」でもあったことがわかります。国際的に見て、円通貨は、日本人が考えているより信用力が高い、ということの証左ではないでしょうか。(ここにきても外貨買いで円安にはる人が多いのですが)
ところで、もう金融恐慌に入ったのか、というとまだそこまではいっていないと考えます。株安は世界に連鎖していますが、欧州の金融機関がバタバタと倒れるような状況にはなっていません。欧・日のマイナス金利の影響を見きわめるにはもう少し時間がかかるということだと思います。
「そんなに貸したいというのなら借りてやる。そのかわり手数料(マイナス金利)取るからな」という、信じられないような横柄なカネの借り手になってしまった日本の国です。
ついこないだ、外国人投資家のあいだでは「日本国債は金より値打ちがある」と囁かれているということを聞きましたが、日本国債ですが、本当に金より値打ちがあるかもしれません。
で、このようなことになって、まだ「財政危機論」や「財政破綻論」を信じることができますか?
よくいわれている「財政危機論」や「財政破綻論」て、嘘なんじゃないか? デマや間違いのたぐいなんじゃないか? そうでなければ長期金利がマイナスなんてことは起こらないだろう。
普通だったらこのように考えるけど。
どうかね。
こともあろうに、マイナス金利の看板を持ち出してきました。
しばらくこの事実を消化できませんでした。
さらにタイミングが悪く、金融システムが不安定になってきました。
ちなみに、
「恐慌になると円高になる」のは「円は信用力が高い」のではありません。
(マスコミはよくそういう説明をしますが。)
実は、「恐慌になると円高になる」のは「円はふだんから稼げない通貨」
だからなのです。
つまり、外国人投資家が今まで日本株を買うときは、
利息が低いので日本の銀行で円を借りて株を買います。
さらに買った株を担保にしてお金を借りて、
そのお金を外貨にします。
株を運用している間、その外貨にも一稼ぎしてもらいます。
逆に、株を売るときは外貨を円に戻しお金を返して、
担保を解消して株の売却をおこないます。
そして値幅分だけをとるのです。
くだらな過ぎる。そう思うなら自身で全力で買えばよろしいかと。
操作されたマーケットの数字など、なんの指標にもなりませんよ。もちろん、逆も真なりで、株価下がったから日本ヤバイ、ってのも賛同出来ませんね。
米国債以外、何も投資する気になれず、正しく、減らさないことに注力するしかありませんが、唯一、黒字でキャッシュリッチで配当出してる会社の株は買ってもいいかなって思います。もちろん、米国株ですけどね。
米国債はよくできてますわ。有事で円高になっても、米国債も買われて値が上がるので、円ベースでも資産価値はほとんど減らない。
投資を米国債一本に絞ってからは、ほんとノーストレスです。
あのー、これだけど、「日本の国にとって円はその気になれば日銀に印刷させるという方法でいくらでも工面することができるから、日本の国の財政が円に基づいて破綻するというのは起こらない」という三橋貴明の主張と同じことを言っている、ということに気づいていている?
新聞とか読んでますか?
「恐慌になると円高になる」のは「円は信用力が高い」のではありません。
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
そして値幅分だけをとるのです。
この文はラジオ日経の言葉をできるだけ正確に書いたものです。
実は、この言葉の前に以下のセリフがあったのです。
他の放送局で、
「比較的安全資産とされる、円が買われ、円相場は値上がりしています」と
よく言っていますが、あまりにもいい加減で、
読んでいるアナウンサーも馬鹿馬鹿しくなっているんでは、
ないでしょうか。
そして、
「恐慌になると円高になる」のは「円は信用力が高い」のではありません。
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
そして値幅分だけをとるのです。
と続くのです。
ラジオ日経の話を出さなくても、
こんなことは当たり前のことのように思えます。
テレビだけではなく、新聞も相当いい加減な記事があります。
同様なことは、
「日本は純債権国だから・・・・」
というのもあります。
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「経済などの状況が悪くなると円高になる」のは「円は信用力が高い」のではありません。
実は、「経済などの状況が悪くなると円高になる」のは、
「株が下がってしまう」ということと「円は持ちたくない通貨」
だからなのです。
つまり、外国人投資家が今まで日本株を買うときは、
日本の銀行で円を借りて株を買います。
(さらに買った株を担保にしてお金を借りて、)
そのお金を外貨にして日本の円は持たないようにしておきます。
逆に、株を売るときは外貨を円に戻しお金を返して、
担保を解消して株の売却をおこないます。
そして値幅分だけをとるのです。
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修正していた重要な箇所は、
「円は持ちたくない通貨」ですが、
ちょっと内容がきついかなと考え、
「円はふだんから稼げない通貨」と書き換えて、
「株を運用している間、その外貨にも一稼ぎしてもらいます。」
の文を加えたのです。
(さらに買った株を担保にしてお金を借りて、)
の言葉も、放送では無かったのですが、
判りにくいので残しておきました。
「そのお金を外貨にして日本の円は持たないようにしておきます。」
判りにくいのですが、株の円資産でお金を借りて、
外貨に移すことによって、
外貨で円資産を打ち消すようにしています。
日本株で儲けたいが、円、円資産は極力持ちたくないという状況です。
つまり本当は、円は嫌われているのです。
前まで読んでたけど、新聞(特に大手新聞)の編集者たちの見識のあまりの低さにあきれて、読むだけカネと時間の無駄だと思いやめました。
管理人さんは新聞の内容なんてものを信じているんですか?
だとしたら、プププ
あと、日銀の買いによって国債金利が抑えられるという管理人さんの主張は、「日本の国家財政は破綻しない」ということとと同義なんだけど。どうしてかというと、日本の国家財政破綻て、日本国債の金利が跳ね上がることを言うわけだから。
で、日本の国にとって印刷という安易な方法で調達できる日銀マネーで国債金利の上昇を抑えることができるというのなら、それはとりもなおさず「日本の国家財政は破綻しない」ということなんだけど。
で、日銀が大規模に国債買いを行えば「ハイパーインフレになる」という破綻論者たちの主張だけど、嘘なんですよ。論より証拠。アベノミクスにおける異次元料的緩和におけるに日銀の日本国債爆買いによってインフレが急激に進行しているかというと、まったくそんなことはないわけで、それどころかやっぱりデフレ傾向は続いているわけ。どうしてインフレが進行しないのかというと、日銀による国債買いでは世の中に流通するお金の額そのものは全く増えないから。
増えないからお金の価値の希釈化も起こらないということ。
お金の価値の希釈化が起こらないからインフレも進行しなかったということ。
>つまり本当は、円は嫌われているのです。
外国人なんだから、自国通貨でも基軸通貨でもない円外貨なんか持ちたくねえだろ。日本人が中国株やって人民元なんか極力持ちたくねえだろ。それが何で嫌われてるに結びつくのかわからん。日本円が嫌いなら、そもそも日本株なんかやらねえよ。
それではまた。
引き続いて、15日も問題の日と見ています。
一つ目の問題は、上海総合指数の動きです。
二つ目は、10-12のGDPの発表が行われます。
あの黒田バスーカ3弾の日、
12月の家計調査が-4.4と発表されていますので、
GDPの値は、相当悪いと予想されます。
7-9の救いの設備投資の値ですが、
なんとなく、作られた値で、
そのしわ寄せが来るのではないかと相当心配です。
もう忘れられていますがGDPの計算方法が改定され、
2016の7-9は値はかさあげされています。
日経平均先物 CME(円建て)は、日経比+482と盛り返してますが、
心配です。
日経平均先物 CME(円建て)は、8:28で日経比+602と盛り返してます。
まさか、この期に及んでGDPを織り込んでいないわけではないと思います。
今日は、ほっとした株価になるのではないかと思っています
政府、日銀の介入のようです。
そのため、株も上げました。
過去の例でも、介入の効果は一時的なので、
今後、どうなるか心配です。
もう、為替、株への介入は止めた方が良いと
思いますが、これも歴史の流れでしょうか。