250.マンのヘッジファンドについて |
◇わんだぁ:マン社のヘッジファンドの最近の運用成績はいかがですか。
◆マタギ:基準価格は、2003年2月の購入時が43ドル。今年9月には53ドルでした。当時1$=119円と円安でしたので、円換算の運用成績は、15%程度の上昇とさほど大きくありません。ただ、購入時以下にはなったことはありません。ぶれが大きく、1週間で5~8ドル動くこともあります。
◇わんだぁ:マン社のヘッジファンドはどのようにして購入したのですか。
◆マタギ:浅井隆の主宰する、自分年金クラブの紹介です。説明を聞くために、第二海援隊の会社を訪問しました。ここでファンドの仕組みを聞きましたが、先物への投資という程度の理解でした。実際の購入にあたっては、冊子を取り寄せ、手続きをしてもらいましたが、現在は個人で申し込みをすることになっているようです。(ちなみに、当時は、自分年金クラブは入会金5万円。年会費7.4万円でした。今は、もうメリットもないので、年会費は払っていません。値段もすごく高いし。)
◇わんだぁ:自分年金クラブに入ると、どういうメリットがありますか。
◆マタギ:香港のマン社の代理店、ピータースブルグキャピタルズを紹介してくれます。ここは、日本語が通じます。マン社のファンドを3種類ほど紹介してくれますが、自分は、「man ahl diversified plc」(通称PLC) というファンドを買いました。あとは、週3回の経済トレンドレポートと、電話で、若干のサポートをしてくれることくらいですね。むろん、自分年金クラブになど入らなくても買えますが、自分は、英語力が弱いので。
※HPでの値段の確認方法は、
http//www.maninvestments.com other areas をクリックし、右下の i confirm that i have read this important information クリック。グレーの四角右の aii prices and performance をクリック。
adp man ahl diversified plc をさがして、上から中段頃。これで週間の最新単価がみれます。ファンド名をクリックすればチャートがでます。ファンドの最低購入単位は、3万米ドル以上で、追加は1万米ドル単位でできます。当時は最低売買単位数は800口でした。
◇わんだぁ:売るときは、どうするのですか。
◆マタギ:売却は、400口単位で、毎週1回できます。実際に換金したことはありませんが、前出の香港の代理店にペーパで売り払いをお願いすることとなります。25,000円を手数料として、代理店(ピータースブルグキャニタルズ)に支払わなくてはなりません。株のように指し値はできず、売却数のみを指示すると聞いています。
◇わんだぁ:マン社への信託報酬はどのようになっているのですか。
◆マタギ:購入時にはマン社への報酬は不要ですが、2年未満の解約は、3%、4年未満が2%、6年未満が1%の手数料が差し引かれます。
◇わんだぁ:運用成績は毎月送られてきますか。
◆マタギ:運用成績は月例レポートとして送付されてきますが、1か月以上前のものとなります。英文字のレターで届け先へ送付されます。債券、株式、商品先物などで運用していますが、品目毎にかなり詳細な運用報告書が送られてきます。英語力のない私としては、ちょっと厳しいのですが。
◇わんだぁ:値上がり益への課税はどのようになりますか。
◆マタギ:自分年金クラブに聞いた限りでは各税務署の判断となるので、明確には、解らないとのことでした。最低でも20%の課税でしょうか?税務署から、2年前の海外送金について、先月問い合わせがありました。海外送金については、全て当局に把握されていると考えて間違いないと思います。察するに海外での利子等に課税をするつもりでしょう。それだけでなく個人の海外口座の有無まで、把握されています。
◇わんだぁ:将来、日本に送金しようとした時に、どのように課税されるかは今の時点ではわからないでしょうね。外為法の知識も必要になりますね。ところで、マンのファンドは日本では買えないのでしょうか。
◆マタギ:マン社の東京支社ができているようですが、業務内容は把握していません。
◇わんだぁ:おそらく、日本で売りに出したら、買いが殺到するでしょうね。投資家の間では、マンのヘッジファンドといったら、知らない人はいないくらいでしょうから。
マタギ氏への問い合わせは、コメント欄に書いていただくか、メールで回答が欲しい場合は、このブログのメールアドレスに、マタギ氏あてお送り下さい。
★本記事はマタギ氏が内容を確認後、修正することがあります。あらかじめ、ご了承下さい。
●信託報酬について:おそらく回答されている内容は解約時の後払いタイプの販売手数料ではないでしょうか、成果を元に計算する成功報酬の額にもよりますが、だいたい数パーセントはかかります。通常の投資信託は1%~2%程度なので、かなり高いものになるようです。
●日本で変えるのか?:三菱証券と三井物産で販売しています。くわしくはそれぞれのウェブサイトをご覧ください。
海外の投資では、法人での投資に対して含み益に50%も課税されるのでしょうか?
また、現状でも海外の銀行預金の利子課税のみで50%と言うのも初耳ですが,この辺詳しく教えてください。
http://www.ando-sec.co.jp/product/investmenttrust/recommend/overseas/triplecrown.html
2)三井物産 アセット・トライ
http://fund.mitsui.com/
3) 三菱証券 マイルストーン 円建てのもあり。
http://www.mitsubishi-sec.co.jp/h_fund/index.html
利子に対する課税割合は、普通は20%です。
ヘッジファンドは、株式と同じような税法上の扱いを受けるようです。利子収入とはみなされないようです。
以前、投稿した時にも触れましたが、200万円を越える海外送金に関する情報は銀行から自動的に税務当局にいきます。ADP購入時は海外送金が必要でしたが、最低投資金額が3万ドルであり200万円を越えてしまうので、国内から直接送金をせずに海外口座から指定口座に送金をしました。
国家破産を商売にするつもりはありませんが、上手く運用すれば資産防衛以上のリターンは得られると考えています。最近、日本債券ベアファンドを購入しました。ドル・円は100%円安にゆくという確信は持てませんが、長期金利はさすがにいつかは上がるでしょう。少なくとも今株を買うよりずっとリスクの少ない投資だと思います。それから、為替証拠金取引で人民元にも投資しています。スワップコストの支払いは生じますが、ドル安時には人民元に切り上げ圧力がかかりますので、ドルを直接持つより大損をこくリスクが少なく、かつ切り上げ時のメリットも享受できます。
(でも結局私は申し込みしませんでしたが。。。)
1)投資家に代わってオフショアー会社との連絡;
申し込みの手続き
解約の要求の処理全て
所有者の変更
住所変更の手続き
オフショアー会社との将来の要求や移転のために必要な書類の保管
2)パスポートの証明および本人のものであることの証明
3)銀行送金に関する手助け、現金が確実に届くまでのフォローアップおよび遅延した着金の追跡
4)個々の投資家所有に関する毎月の評価価格のポートフォリオ(解約又は追加の投資等の列記を日本語で)
5)四半期毎の報告書の日本語訳やその他のオフショアー会社との重要な連絡事項(必要ならば、目論見書概要)
6)投資家への特別情報ホットライン;投資の内容についてあるいは、現況について質問があれば何時でも電話相談ができます。
7)他のファンドに関する質問に答えるべくアドバイスサービスを提供し、どのようになっているか特徴などの説明。
ウェブサイト:http://www.wenk-jordan.co.jp/ja_index2.html
マンのヘッジファンドは、税務当局にまるはだかにされてしまい、最大で50%も課税される…。資産逃避としては、海外の稀少金貨を買う、という方法があります。日本では、金貨をたくわえる習慣がないですが、欧米では一般的。といいますのも、金貨はいざというときに持って、国外に出ることができる。グラム単価は金地金の何倍もします。で、詳しくは書けませんが、たとえば、コレクターズ・ジャパン社などは国内で稀少金貨を扱っています。この会社は信用できると思うのですが、社長の個人商店的な色合いが強いらしく、たとえば、社長が死んだりしたらどうなるか…。それは、その後のことまではわかりません。(by わんだぁ)
マタギ氏は、日本国の破産処理はあと1~2年先に行われるであろうと、予見し、数千万円の手持ちの金融資産は、ほとんど全て国外に逃避させています。。
こんにちわ。ヘッジファンドの課税については、小職のブログにて記事にしましたのでご一読ください。