255.今後のドル円相場について(若林栄四氏の予想) |
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為替相場は一定のリズムをきざんでおり、リズムを分析することによって、ある程度、予測可能。2004年6月下旬~7月初旬は、1$=105円~106円。6/7の週からは、急激な円高になるだろう。中期的には105円~115円の持ち合い相場で、2005年7月頃までは、ドラマはない。しかし、長期では、2006年には、1$=175円と、170円台へ。160円までは間違いなく行く。日本の基本的な問題点がいくつかあって、それがハイライトされながら、大円安時代に向かっていく。その理由は、いくつかの市販されている国家破綻本と同じで、膨大な政府債務がある以上、インフレ政策しか出口はなく、そうなれば、通貨は安くなる。米国の政策金利は上がっていくが、日本は政府債務の問題で金利を上げることはできず、金利差はますます大きくなっていく…。米ドルは、これから2~3年は安定的で、政策金利の上昇も予想できることから、英ポンド、豪州ドルなどの高金利のものより相対的に有利である。2006年までは円安→株高だが、2006年以降は、円安→金利上昇→円高→株安となり、2006年以降は大円安時代に入っていく。(以上は、2004年6月8日時点のものです)
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上記に関しては、若林氏の著書、2004年12月9日初版の「黄金の相場学」(講談社)の内容とも矛盾しません。同書では、日本国政府の財政事情を考えると「1$=1,000円の時代が来てもおかしくない」とし、できるだけ円を持たないよう警告しています。
★現時点では、国内での外貨預金の為替差益は基本的に無税ですが、差益が雑所得の上限(年間20万円)を超えた場合、別途確定申告が必要となる場合があるので、注意を要します。
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とはいえ、若林さんは、日経は来年はじめごろまでに17,000円になるとも言ってますからね。それまでになんとか便乗して少し資産を増やそうかと思っています(現段階でも今年はかなりのプラスですが)。
また将来ドル高になるとしても、若林さんは、一旦円安が来て、また円高になる(ドルは目先暴落気味)といっているので、今の段階でドルに移すよりも、今は日本株で儲けて、その後円高になったときに、ドルに少し移すというのがいいのかな、とも思っています。
(個人的にはキャピタルフライトみたいなのは全く考えておりませんが、目先米国株が暴落するのであれば、そのときにでも米国株を買おうかともおもっています。)
米国株を買うのも一種のキャピタルフライトでしたね。。すいませんです。
ただ、見通しを立てた当時から一定に時間が経過し、その間に多少の状況変化が生じているのではないでしょうか。
つまり、今後の展開の基礎的条件として、日米の金利差が開く・・・ということを見通しの前提としているわけですが、そこが、少し思っていたほどの動きにはならない可能性があるように思います。
GEの不振に代表される翳り、原油高の影響(企業だけでなくガソリン価格への影響を通じて個人消費にも影響)、不動産バブルの臨界点・・・
米国景気にこれまでどおりの持続性がなくなってきた場合には、日米金利差の拡大→更なる円安 というシナリオは崩れてしまいます。
(by わんだぁ)