毎日暑いですね。日本列島は1年で一番暑い季節です。ていうか、もう7月の初旬からセミが鳴き始め、気象庁の梅雨明け宣言よりも、はるか前、もう1ヶ月近く、暑さが続いています。セミは正直です。昔から、セミが鳴き始めると梅雨が明けたという。
月が変わりまして、8月からは高齢者を対象とする医療費の負担贈と介護保険料の負担贈が伝えられています。当然、高齢者にはこの政策は人気がない。私もそうですが、子育てを終わった世代には若年層の負担軽減というのはわかりません。今日の日経の3面を見て、目がテンになりました。子供医療費が全自治体のうち9割が中高生まで補助しているそうです。え?そうなんですか。そんなカネが日本にはあったのですね。昔、私らが育児中には乳幼児の医療費は市町村によってバラバラだった。当時、私が住んでいた広島県の某市にはそんな制度はなく、全額自己負担だった。ちなみに私の出身市では3歳までは無料だった。小さい子供というのは抵抗力がないのでよく熱を出します。そういう制度ですら住んでいる地域によって違いがありました。妊婦の検診も保険適用がなく、給料が安かった当時には負担だったことを覚えています。時代は変わった。
8月からの高齢者への負担贈などが原因で、高齢者の安倍政権への支持が低いという。昔は高齢者ほど自民党への支持が高かった。今は逆だ。10代~30代は自民党への支持が高く、年代が上がるにつれて、自民支持は低くなる。妙な違和感を感じつつも、自民党は若年層をターゲットに入れた政策に転換しつつあるのだな、と思わざるを得ません。ただ、投票率は全く逆になっています。若年層ほど投票に行かない。この傾向にはクビをひねりたくなるが、実際の投票行動がそうなっているので仕方がない。政府は、これからは高齢者に厳しい政策を取らざるを得なくなります。これも少子高齢化の影響であることは否めない。いささか、熱くなるような話題になりましたが、世代間闘争は今後いっそう激しくなる。高齢者にとって、過酷な政策を政府は取らざるを得なくなるが、やむを得ないように思います。