やまない雨はない、といいますが、長く降り続いた雨がようやく上がりました。昨日、総選挙のイベントも終わり、マスコミは選挙の総括をやっています。そのネタも今日、明日もつかどうか、といったところでしょう。あとは参議院に残った民進党をどう処分するか、「希望の党」が首相に誰を指名するのか、という残り火の話題に移っていくのだと思います。早いもので10月も終盤になりました。今年の10月は寒かったですね。秋も後半です。もう暖かくなることはない。さて、最近、西暦の末尾に7がつく年は経済危機・金融危機が多く起こっているといわれています。特に10年おきに何かしら起こっています。
1987.10 ブラック・マンデー
1997.07 アジア通貨危機(同.11月 日本版金融危機)
2007.08 パリバショック(サブプライム問題)
2008.09 リーマンショック
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ナントカ危機と名がつくものは、秋に起こることが多いようです。7のつく今年、2017年内に想定されますのは、①政権危機、②北朝鮮危機、が考えられていました。経済・金融危機のたぐいはどうでしょうか。米国の株高(バブル?)や日本の財政問題、日本国債のバブルなどの不安定要素はありますが、当面というか、年内にどうこうなるということは考えにくい。
まず、①ですが、10/22の総選挙では自民・公明で余裕で2/3以上の議席を確保し、危機はクリアしました。安倍首相自身の健康不安はあるものの、安倍政権は安泰とみられています。残るは、②の北朝鮮危機です。
米韓合同軍事演習は、10/20に終わりましたが、空母をはじめとする兵力は当面この海域に残るそうです。おそらく、トランプ氏のアジア歴訪が終わる11/12頃までは周辺海域に居続けて北にプレッシャーかけるのでしょう。中国共産党大会は、10/25までとされています。中国共産党大会の終了後、11/5〜11/7のトランプ氏の訪日・訪韓頃が危ないとも考えられますが、米韓艦隊に朝鮮半島を取り囲まれていては、北もさすがに動けまい。動けば武力衝突となる可能性が高い。当面、このままにらみ合いが続き、危機は終わらない。暴発の危険性をはらみつつ、我々の不安もなくならないのだと思います。