294.手数料20銭の外貨預金 |
7日の夜、再び為替レートを見てみると、1$=114.64円と、あまり変化はない。買い取り価格 (TTB) はやはり20銭引きの1$=114.44円。手持ちの4365.28$は、円転すると4365.28×114.44=499,562円。わずか30銭値上がりしただけで、手数料分がほぼチャラです。ここがソニーバンクのすごいところ。仮に、邦銀で同じ計算をしてみますと、50万円→(500,000÷115.34=) 4335.01$→(4335.01×113.64=)492,631円。わずか50万円でもこれだけの差が出ます。しかもソニーバンクは、365日24時間営業という強みがあります。
ソニーバンクの弱点は金利の安さです。米ドルの普通預金でわずか年1.4%。これでも円普通預金に比べますと100倍以上の金利ですが、ほぼ同じ条件の外貨MMFの金利が3.4%なのに比べますとやはり見劣りします。しかし、機動力という強みがあるので、円安、円高の局面で頻繁に動かして利益を出すことが可能です。50万円では大した利益は出ませんが、仮に10倍の500万円を動かしてみましょう。為替手数料を引いても、1円の円安で26,191円の利益が出ます。ソニーバンクの場合、円で置いていても、外貨で置いていても、あまり気分的に差はありません。もっとも、大幅な円高は困りますが。
★かんさんが国家破綻研究ブログの最新記事に1倍のFXに関する記事を書いてくださっています。ご参照下さい
★外貨預金と外貨MMFでは課税が異なります。記事No.262をご参照下さい。
★ソニーバンクのもうひとつの特徴は、米ドルから直接他の通貨に乗り換えることができることです。ふつうの銀行では、いったん円に替えないといけないため、手数料が余分にかかります。
★上記記事については、ひろさんの書き込みによると、手数料は片道、10銭ではないか、との指摘がありました。ソニーバンクレートを確認しますと、ひろさんの指摘のとおりでした。
上記記事の書き直し・修正は困難なため、ソニーバンクのご利用にあたっては、手数料は、HPでご確認下さい (私の購入時、TTSは、114.54円でした。)
私の知る限りは、ライブドア証券と、FXプライム。
他にもあるのかな??
どこの会社でも、レバレッジ1倍で取引できるわけでないので、その会社を探すのが大変かもしれないと思いました。
★問題点としては、証拠金を預託する仲介業者の財務の安全性や証拠金管理の体制が問題となっている。というように、為替リスク以外のリスクが強調されています。
・為替の手数料が安いこと
・スワップという金利が外貨MMFよりも高いこと
の2点です。
また、レバレジは10倍のものでも、証拠金をきちんと入れれば、1倍で使えるので、どこの業者でも行うことができます。
米ドルの場合の具体的な値を上げておきます。
ソニー銀行 大和證券 外為どっとコム(FX)
為替手数料(片道) 10銭 50銭 12銭
利率(年) 1.4% 3.5% 4.4%
私も、FXはやっていますが、1倍で注文したことがありません。
大体、買いのポジションで5倍。売りのポジションで20倍です。(FXプライム利用)
ただ、私はFXはゼロサムゲームという気がして、楽しみとしてはいいし、おもしろいけど、資産運用としては、外貨MMFのほうが有利(あくまで資金がたくさんある場合ですけど)じゃないかと思っています。
セントラル短資さんがレバレッジ1倍固定の「にこにこ為替広場」という商品を用意されていますよ。ご参考になさってください。
http://www.nittanfxdirect.com/nikoniko/nikoniko.html