387.国内でできる資産防衛はないのではないか |
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わんだぁ「財務省の方って、資産防衛を考えていらっしゃるのですか」
A「資産防衛というと?」
わんだぁ「国債の累積発行高が800兆円を超していますよね。デフォルトする可能性もあるのではないですか?」
A「デフォルトする前に、多分、デノミをやるでしょう。私どもは、日本国債はぜったい買わない。日本国と道連れは御免です。財務省の職員で日本国債を買っている人はいないのではないか」
わんだぁ「日本の国内にいて、できる資産防衛策って、無いのではないかと思うんですが」
A「多分、無理でしょうね。海外送金は全て報告を受けているし、利益を日本国内に送金しようとする際にチェックされます。有事の際は、送金できないということもあり得る」
わんだぁ「マネーロンダリング防止とかで、段々締め付けが厳しくなってますよね」
A「あれは、マネーロンダリング対策などではありませんよ。キャピタルフライトのチェックというか国の抑止策です。一気に厳しくできないので、(庶民には) わからないように少しづつ規制を強化している」
わんだぁ「やっぱり、国内にいてできる対策って、無いですよね」
A「無いですよ。海外に移住するしかない。国内で課税を逃れればいい。1年の半分以上国外で居住するとかね。しかし、この方法も、今後、当局の解釈で適用が厳しくなっていく可能性はありますね」
A「もう、個人レベルでの対応は無理と思いましてね。実は、浅井隆の第二海援隊の会社に行ったことがあるんですよ。でも、壁に今月の目標、何千口座獲得、とか営業目標を張ってあった。あの会社は、金儲けが目的ですね」
わんだぁ「オオカミ少年商法ですよね。知人に、会社まで行って、相談した挙げ句、会員になって成功した人もいるが、トラブルも多いと聞いています」
A「私は、金を安い時にかなり買っているんですが、実は、有事の際には、金は強制的に国が買い上げることができるというオソロシイ法律があるんですよ」
わんだぁ「それ、戦前の法律じゃないですか。憲法が保障する財産権に抵触しませんか」
A「でも、法律は生きている。もう危なくなる前に換金しようと思っているんです」
わんだぁ「私は、2010年から2011年が危ないと思うんです。国債管理政策って、何か秘策のようなものがあるんですか」
A「そんなものありませんよ。国債管理は、少数のプロジェクトチームでやっていて情報は一切もれてこない。いつ、有事が起きるかはわからない」
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閲覧者の皆様、上記の内容は、すでにこのブログで繰り返し書いている内容です。真新しいものはないかもしれません。実際の会話を私の記憶をもとに、再現してみました。
我が国においても起こりうることかも知れないと改めて思いました。
金の所有は最も有効な財政破綻に対する防衛策だと考えていただけにショックです。
どのような法律なのでしょうか、調べてみようと思いますが、何方かご存知の方おられたらお教えいただけたら有難いですが。
http://www.houko.com/00/01/S28/062.HTM
http://www.mmc.co.jp/gold/others/walk/history.html
財務官僚とも面識がおありになるのですか?交友範囲が広いのですね。うらやましい限りでございます。
この本の中で戦前に起きたこととして以下の事が書かれています。
1939年 個人から「金地金」を買い上げて国債を買わせる
1940年 ボーナスの4割は国債で支給
しかし、デノミだけでは借金減らないので、平行して何やるかですね。
通常はインフレによるお金の是正に使われるものですが、新円と旧円の現金交換レートを調整すれば必要なお金を徴収できるわけです。
新1円を旧2万円と交換、国債は単純に1万分の1に変換、これで借金が半分になる、合法的に国民の預金とたんす預金から半分取り上げることが出来るわけですね。
個人の借金も2分の1になるかもしれませんが、この場合金利が一気に上がって、前より返す量が増えるのが目に見えています。
国債金利も同じように上がるので、半分程度ではだめかも知れません。
やっぱり、換金レートを調整して90%は貰わないと・・・・考えると恐ろしいです。
やはり、海外にあるお金は海外で使うよう、人間が海外へ行くしかないのですね。
国家が金を強制的に買い上げるのは稀なことではなく、米国でも1930年代の大不況時に起きています。「Gold Confiscation」で検索してみて下さい。
かいつまんで言うと、
- 1933年にF・ルーズベルトが金貨、金地金の所持を禁止、違反者は厳しく処罰。
金の所持禁止は1975年まで続いた。
- 政府が1オンス$20で強制的に買い上げた後、$35に設定。(政府ボロ儲け)
- 貸金庫は封鎖、役人立会いでのみ開錠できた。
- 以降、違法秘匿していた人は、闇市場もなく全く売り買いができなかった。金価格も政府により固定。
- 1933年以前の金貨は骨董収集品として強制買い上げを免れた。
骨董金貨が適用外だったのを理由に、一部のディーラーは昔の金貨の購入を勧めるようですが、将来も適用外かは疑問です。
困ったときに売れないとすれば、指摘されている通り、金貨、金地金は
あまり役に立たないのかも知れません。
おそらく日本でも有事の際、同様な強制買い上げが起きるのではないでしょうか?
貧窮すると何でもやるのが国家と思ったほうがいいですね。
もし強制買い上げできないとしても、政府にとってはウルトラCとなる方法がなくなって、その分財政がメチャクチャになる度合いが大きいでしょうから、名目的な財産だけ残って国家の信用に支えられるべき購買力はガタ落ち、となってしまうのではないかと想像します。
財産供出を奨励されるのはたまりませんが、人間と財産をセットで海外移転できない限り、戦後のように財政赤字はチャラ、個人の財産は無価値化、という、とてつもない痛みなくして財政赤字は解消できないのでしょうね。結局は誰のせいとも言い切れない無駄な出費のツケですので。話が大きすぎて責任論の対象が絞りきれません。
タイで一番お金がかかるのが、アパートです。
この点をクリアできれば、けっこう少ないお金で暮らせます。
ただし、日本人が長期に滞在するには、色々な条件をクリアしないといけませんので、注意が必要です。
タイとしてもお金を持ってきてくれる外国人が歓迎ですので、この点を気にしておく必要はあります。URLにタイのビザについて書いてあります。
日本に比べ高いのは、車と電気代です。
温度は慣れれば問題ないとは思いますが、エアコンをかけっぱなしにしますと、1万バーツとか電気代が掛かってしまいます。
私としては、コンドミニアム1軒買っておきたいです。
そんなに大きくなくて良いので1LDK50㎡もあれば十分かなと、バンコクでも安い新築物件なら600万円ぐらいからでもありますが、何十年も住む気なら、管理を含めきちっとした所を探さないとだめです。
言葉は、英語通じません・・・高級デパートとかなら何とか通じますが、タイ語は覚えるに越したこと無いです。
まあ、日常会話程度で十分ですが。
タイ人は日本人に対して非常にフレンドリーでこの点だけでも、タイに住む価値はあります。
>誰のせいともいえないムダな出費のツケ
政府の需要創出に起因する財政赤字がなければ、金余りが生じてGDPが減少し、失業者が増加し、不況がより深刻化していたははずだ、という考え方もあります。結果論ですが。
金の話で、タイでは金行と言われる、金取り扱いショップがあります。
ここでは、毎日の金相場に照らし合わせて、売り価格と買い価格を店頭に表示して商売しています。
この取引には、店が手数料を少し取っています。(この手数料に税金が含まれるかは調べていないので判りません)。
タイでの年金生活は、リタイヤビザを発行してもらうことが出来ますが、年金が15万円以上必要ですので、実際は60歳以上の人になります。
50歳以上で80万バーツ(240万円)以上の預金がタイにある場合、ロングステイビザで滞在できます。
こう言った、ビザを取得して、タイで暮らす場合、食事はスーパーで買う場合安く済ませられますが、毎日刺身、すし、晩酌と贅沢言えばきりが無いと思います。
醤油、味噌、納豆、豆腐、漬物は日本から来たメーカーがタイで作っているものを買えば安いですよ。
年金生活者がだまされるか?は本人しだい、遊ぶところや誘惑は日本より多いです、ただし公営ギャンブルやパチンコのような物はありません。(ちょっと例外もありますが)
旅行も面白いところいっぱしありますし。(国内・海外)
ワンダーさん、ちょっと話がそれてますがすみません。
年金生活者がタイで暮らす場合、そうとうな覚悟は必要です。
タイ人は親切ですが、言葉の壁はありますので、タイ語は時間もあることですし、勉強するにこしたことはありません。
バンコクは大都会です、この点を認識しないといけません、地方から海外からいっぱいの人が集まっていますので、犯罪者や詐欺師だっています。
タイで暮らす前に、2ヶ月ぐらい生活してみることは必要ですね、自分の生き方に合うか。
毎日が日曜日ですので、趣味がないと困りますよ。
タイには在住届けを出している日本人だけで3万人以上、観光客・出張者を含めると5万人以上います。
何かのときは、相談できる人(友人)を作っておくことも必要ですね。
あと、楽しい生活にはお金が要ります、生活ぎりぎりでタイで暮らしても楽しくありません、日本では暮らせない金額で生活できることはたしかですが、ビザ更新や手続き色々、自分でこなせない人は、エージェント使ったりしますので、こう言った面でもお金は必要です。
日本の行政が行っているサービスを当たり前と思ってはいけません、ここは海外です。
不安を掻き立てられ、他人事(他国事)ではないような気がします。