566.相場の不安は日本経済3月危機説に発展するのか |
日本の機関投資家は、債券買いに向かっているようです。「新発10年物国債である289回債の利回りは前日比0.045%低い1.380%まで低下した。新発10年債としては2005年9月27日以来、約2年3カ月半ぶりの低水準を付けた。(NIKKEI NETより)」 株価が2005年10月28日(13,346円)以来、約2年3カ月ぶりの安い水準を付けたのと奇妙な対照となっています。逆に為替は円高が進行しています。米国のサブプライムローンショックが諸悪の根元となっているのはご承知のとおりです。CITIバンクグループなど米国金融機関の損失がさらに膨らんでおり、欧州のサブプライム関連商品の価格が下げ止まらない。 (1/16付け日経紙) ユーロの大きな下げも説明がつきます。米国の利下げを織り込み、ユーロも利下げに追随するのではないかとの観測、日本との金利差縮小という材料もあるので、円高は、はたしてどこで止まるのか、予想屋にでも聞くしかありません。
さて、予想屋によると当面3月まではサブプライムの問題が尾を引き、相場は収拾がつかないとか。はっきりとわかっているのは、国内の政局です。2008年度予算案の審議は揮発油税の暫定税率の取り扱いをめぐって、政府案の差し替えを要求する野党が真っ向から対立するのは間違いないでしょう。3月の衆議院解散はないと見ていますが、(そもそも与党が2/3の議席をやすやすと手放すわけがない) 小沢党首は、次回の総選挙で過半数とれなければ政界を引退するとまで言って、政治生命を賭けていますので、どのような手を使ってくるかわかりません。しかし、政局が混乱すればするほど外国人投資家の見切り売りが加速するのではないでしょうか。日本国債の売り仕掛けもあるかもしれない。その時が円安・債券安 (金利上昇) に転換するきっかけとなるかもしれません。まぁ物事はいい方に解釈しましょう。そもそも単純に民主党政権になったとしても改革が進むという保証はありません。そういう意味では、日本経済がクラッシュするか、あるいは財政破綻するとか、一度リブートして出直しを図った方が改革は進めやすくなる。ただそれを成し遂げられそうな人材が、今の政治家の顔ぶれの中に、果たしているでしょうか。
なぜ買わないか。 株=買えば下がる。 証券会社=人をだます=もうからない。 が刷り込まれているのかもしれません。情けない国ですね。
>総選挙で過半数とれなければ政界を引退する」 などと
>言って欲しくない・・・
>過半数を取ったあとのビジョンを見せていただきたい
>そう思います。
そのお気持ち120%理解します。
前者なら選挙屋、後者をやってこそ政治家でしょう。
>証券会社=人をだます=もうからない。
事実だけに、きついお言葉。そもそも、証券会社の言うとおり
やって儲かると思うのがアレですね。簡単に金儲けできたら、
だれも働いてないよ。
>なぜ買わないか。
>株=買えば下がる。 証券会社=人をだます=もうからない。
そこまで深く考えていないと思います(笑)
大部分の日本人は株式投資そのものに対する関心が無い。
日本人にはもともとお金でお金を産み出すという発想や文化がありません。
民主党に期待しても、小沢さんに日本を良くしてくれると言う期待を持ってる人は皆無でないでしょうか。
むしろ居ないほうがうまく行くと思ってるのは私だけ?
ビジョンはいらないから、お国のために早く消えて欲しい。
世界同時株安で、保有していた世界株式分散系ファンドが、軒並み暴落していて、非常に気分が悪いです。待てば上がるのはわかってるんですが。
今が株式の買い時なのかもしれませんが、今ひとつ踏み切れません。
どの辺が狙い目ですかねえ。やっぱりBRICs?