622.人気の投信も様変わり |
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投信上位5位まで トータルリターン(手数料など引く)
1.グローバルコモディティ・オープン(野村) 6ヶ月で29.67%、1年で49.82%、リスク高
2.住信コモディティ・オープン 6ヶ月で24.84%、1年で35.90%、リスク低
3.ダイワ・コモディティインデックス・ファンド 6ヶ月で23.36%、1年で35.21%、リスク中
4.野村コモディティ投信(DJ・AIG) 6ヶ月で19.97%、1年で25.26%、リスク高
5.ニッセイ・コモディティ・ファンド 6ヶ月で18.09%、1年で27.61%、リスク高
コモディティ(商品)投信とは、商品先物指数に連動する投資信託です。商品といいますのは、大きく分けて、エネルギー、穀物・綿花など、非鉄、貴金属、畜産物、その他の商品で、投信は、ダウ・ジョーンズAIG、S&Pゴールドマン・サックス、ロジャーズ国際などの商品先物指数に連動し運用しています。
例えば、3位のダイワ・コモディティインデックス・ファンドが用いている、S&Pゴールドマン・サックスという指数は、毎月買われすぎたものを利食い、売られすぎているものを買い増しするなどして毎月比率を調整し、高いリターンを求めているとのことです。
2007年の後半あたりから商品市況は高騰しており、現在リターンは高くなっていますが、暴落もあり得るので、当然のことながらリスクは総じて高くなっています。価格は日経新聞のオープン基準価格欄にのっていますので、興味のある方は調べて見て下さい。ちなみに、3位のダイワ・コモディティインデックス・ファンドが気になったので8/2の日経で調べてみると、 18,334円とかなり価格が高くなっています。
番組によると、最近の人気投信のトレンドは、①農業関連、②物価連動国債(物価が上昇すれば債券価格が上昇し、リターンが上がるインフレ対応型)、③中東関連(BRIC'sに次ぎ注目される中東諸国に投資する) だそうです。
投信の基本は長期保有といわれています。というのは、短期だと当然買値を下回ることもあり得るわけです。販売手数料と運用手数料は高いので、要注意です。投信はしょせん他人まかせです。私は、時代の流れが速くなっているので、一度買った投信にいつまでもしがみついているよりは、1~2年程度の保有を目処に、価格がある程度吹いたところで売り、新商品に乗り換えていくという柔軟な判断も今後は必要ではないか、と思いますが、いかがでしょうか。