632.福田首相辞任の波紋 |
唐突にみえる辞任表明ですが、もともと密約ができていたと考える方が自然でしょう。これで、総選挙に突入する目は、ほぼ無くなったとみるか、麻生次期首相は解散・総選挙に打って出るか。しかし、総選挙では自民が大幅に議席を失うのは確実です。自爆覚悟で突っ走るでしょうか。
臨時国会での経済対策を成立させ、秋には解散すると見ていますがいかがでしょうか。
明日は、株価が暴騰ですね。
福田首相が決断したのは、野党の反対や国民の支持率というよりも、今の自民党、公明党の連立政権では自分の政治ができないという思いにいたったのだろうと思います。
会期を短くされた挙句に、所信表明や代表質問も9月末からでいいなどという公明党議員の発言もありましたし、経済対策では赤字国債は発行しない前提という福田首相方針に反して公明党が定額減税を突っ込んで来て、それを麻生幹事長が「飲む」という決着に至り、福田首相の意思の実現が今の与党では困難になってきたということでしょう。
海外の見方は日本にとって厳しいようです。
monkey50と申します。貴hpは以前サラリーマンだった時から閲覧させて頂いていました。
今回の辞任劇は日本の政局混乱の極みですね。今後どのような道筋をたどるのか、注意しながら見る必要がありそうです。
今回、サプライズはありません。いつかは辞任する、11兆円の経済対策を成立させて何らかの形で交代するのでは、と思っていました。
さて、外国がけっこう、シビアに見ています。民主党への交代はもはや確実、混迷はさらに深まる、と英国のメディアは見ています。民主党には日本を立て直すのは容易ではないかと思いますが、どこまで国民の信任を集めるでしょうか。国民に痛みを強いることになる政策を実行できるか、だと思いますね。