634.混迷する政局 |
総選挙対策用として、自民党の顔は誰がふさわしいのかということに関して、私自身あまり関心はありませんが、読売新聞社が6、7日に実施した全国世論調査(面接方式)で、衆院解散・総選挙をいつ行うのがよいかを聞いたところ、「できるだけ早く」と答えた人は43%だった、という記事があります。「年内に」は27%で、合計70%が今年中に解散・総選挙を行うべきだと考えているようです。福田首相の唐突な辞任表明に国民も愛想をつかしたようです。
この記事から続けますと、首相の退陣表明には「無責任だ」との答えが71%になりました。ただ、政党支持率は自民は29.7%(前月比0.8ポイント減)で横ばい。退陣表明は大きく影響せず、国民は自民党総裁選の動向などを見極めようとしているのでしょうか。民主は16.9%(同1.8ポイント減)でした。与野党の国会議員で首相に最もふさわしいと思う人では、自民党総裁選に立候補する麻生太郎幹事長が30.6%、小泉元首相11.8%、小沢民主党代表9.6%となっています。総裁選に立候補した小池百合子元防衛相は、わずか4.7%(前月1.0%)と女性の支持がイマイチのようです。石原伸晃元政調会長は4.1%(同0.9%)、与謝野馨経済財政相は1.8%(同0.4%)で、総裁選は麻生氏優勢という新聞報道もありますが、ま、国民が投票するわけではないので、勝手にやって下さい。
新しい内閣に優先的に取り組んでほしい課題(複数回答)は「景気・雇用対策」70%が最多だったようです。総裁選候補は財政再建派(与謝野氏)、上げ潮派(石原、小池氏)、積極財政派(麻生氏)、わけがわからん派(石破氏)まで様々です。2011年の基礎的財政収支の公約は麻生氏以外の4氏が堅持するとしていることから、麻生氏以外の4氏は誰が総裁になったとしてもあまり変わり映えしないということだと思います。
麻生総裁が誕生した場合、積極財政による赤字国債増発と2011年度の基礎的財政収支の公約放棄で、本来目指している景気回復という目論見以前に、日本の財政悪化を見越した外国人による日本売りが加速し、それが経済対策を益々困難なものにするように思えるのです。さらには、今後民主党がどのような政権公約を掲げてくるか、まだわかりませんが、総裁選の先にさらなる政局の混迷が見え隠れしていて、総裁選は株暴落・日本売り(円安)・債券安(金利高騰)の引き金を引くのではないかと懸念しています。
新刊 『貨幣の経済学―インフレ、デフレ、そして貨幣の未来』
岩村 充 著 集英社
帯に、財政赤字でもなぜ破綻しないのか とあり、興味を引きました。
著者は、元日銀マン。
社会一般にマイナーそうな与謝野さんは、消費税増税を含めて正々堂々とした論陣を張っており、ポピュリズム派(風見鶏候補や七光りボンボン候補)とは異なる、実直・正直な姿勢が伝わってきて、好感がもてます。
政権交代になっても、民主党の言ってることは人気取りのためのバラマキ・・・国債増発→借金急増・・・
与謝野さんは、一番まともかもしれないが、人相と声が悪くて国民の人気が得られない。
やっぱり悲しいかなダメなんじゃないでしょうか?
小泉氏がケインジアンと決別したのに、米国のエージェントであるリチャード・クーらの画策により、またもや公共投資が復活しようとしています。5人の候補者の中で一番マトモなことを言っているのは与謝野馨氏と思いますが、総裁選の順位を予想すると、麻生>石原>与謝野>小池>石破 ではないでしょうか。
女性蔑視のアジアでは、小池では、官僚からも外国からもなめられてしまうでしょう。
高知県沖、領海内に国籍不明の潜水艦
ttp://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080915AT3S1400W14092008.html
ウルトラマンガタロウ 2006年安倍との総裁選、ウルトラマンタロウの歌と動画を麻生応援に変えたもの
ttp://www.geocities.jp/project_p_plus/taro.html
民主党内閣になると、榊原英資財務大臣になりそうですが、かねてより主張している円高政策をやるのでしょうか。長妻厚生労働大臣はいいですね。長年、年金記録問題を追及してきた功労者です。肝心の首相ですが、健康問題が最大のネックですね。
報道が流れています。本当とすれば、力は数なりという鉄則を
身にしみている小沢氏のあせりの悪手と私は感じられました。
なににせよ、国民はいったん郵政民営化賛成という決定をしたの
ですから、高々数人の、しかも敵役になった人たちを取り込むため
ここまで意見をあわせることはないと思います。
自民党がもう瀬戸際に追い詰められているくらいヨレヨレなのに!
また民主はオウンゴール! 小沢さんって、隠れ自民ではないかと。
小池総理、と吼えているそうですが、いやあ選挙は
面白い。へたな筋書きのあるドラマなんかよりよほど
面白いです。
総裁選は自民党内部の話。選挙に勝つための党の顔をを選のに、
やたらと政治・政策を論じるだけでなく民主党を攻撃していた
のは選挙の事前活動にあたらないのでしょうかね。
しかも、街頭や一般の人通りのおおいところでやっています。
公職選挙法ってザル法なの?
ちなみに麻生さんって本来はガチガチの緊縮派で、増税推進の立場ですよね。