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2017年 04月 06日

1379.米●開戦について

4/6の日本の株価は大きく下げました。日経電子版では、「北朝鮮の弾道ミサイル発射をきっかけに緊迫化する米朝関係に加え、米連邦公開市場委員会(FOMC)内で浮上した「米国株割高論」など、海外から流れ込む悲観ムードが東京市場を覆っている。ただ、相場は過剰反応した可能性が高い」日経の分析も今ひとつかなあ。今日の下げは4/5の北のミサイル発射を受け、市場が反応して日本の株式市場から資金を引き揚げようとしている流れのようにも思えます。典型的な「戦争銘柄」といわれている石川製作所などが+15.20%と大幅に上げていることからも、戦争の危機を意識し始めているのでしょうか。

4/7の米中首脳会談の結果によっては、株価はさらに下げる可能性があります。底値というのは、アベノミクスのスタート時点の株価に民主党時代の下げすぎ分2000円を加えた14000円がベースと私は考えています。仮に株価が14000円まで落ちればアベノミクスの効果は無に帰す。ただし、本当に北への攻撃が始まってしまえば、この程度の下げではすまないことは言うまでもありません。以下、日経電子版4/6付けからの引用です。

安倍晋三首相は6日朝、トランプ米大統領と電話で約35分間協議した。両首脳は北朝鮮の5日の弾道ミサイル発射について「日本の安全保障上、重大な脅威」との認識で一致。トランプ氏は「すべての選択肢がテーブルにある」と表明した。6、7両日に予定する中国の習近平国家主席との米中首脳会談で、北朝鮮問題で中国が積極的な役割を果たすよう求める考えも示した。電話協議の後、日米双方が協議内容を明らかにした。日本側の説明によると、首相は「断続的なミサイル発射は重大な挑発行為だ」と述べ、北朝鮮を強く非難した。トランプ氏は「米国は同盟国、日本を100%支える」と応じ、両首脳は日米同盟をさらに強化していくとの考えで一致した。

トランプ政権は米国の北朝鮮政策に関して「過去20年間の対話の試みは失敗」とし、軍事行動も含めた強硬な対応も選択肢に入れている。米側の説明によると、トランプ氏は「米国は最大限の軍事力を使って自国と同盟国を防衛する」と強調し、日米間で連携を強化していくことで合意したとしている。

日米間で連係を強化していく、というのはもちろん自衛隊も含めてのことでしょう。米韓合同演習は3/1に始まり4月末まで続く見通しとのことですが、詳細がはっきりしていません。(Newsweekによる)そのまま実戦に移るということもあり得る。今回の米中会談では北朝鮮問題が最大の懸案になるが、核心となる情報はおそらく表に出ることはないでしょう。攻撃はトランプ氏の決断ひとつだと思いますが、彼には重大な決断ができないのではないか。北の挑発は確かにえげつないが、北から戦端を開くということも考えにくい。仮に米国側が予防的攻撃をした場合、同盟国日本は報復を受ける。基地以外の主要都市に無差別攻撃があった場合、補償はどうなるのかなど問題が山積する。50基を超す原発もある。安部首相も決断できないでしょう。一般の日本国民でこうした被害について想定している人は、おそらくいない。要するに、米国も同盟国日本にも、まだそうした覚悟はない。中国側が北への補給を絶ってミサイル兵器などの開発を困難にさせるという米国の要求をのむとも思えない。このまま膠着した状態が長く続き事態は次第に悪化していくような気がします。


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by rc2003 | 2017-04-06 19:50 | その他 | Trackback | Comments(3)
2017年 04月 03日

1378.核戦争のリスクが高まっているのではないか  

日経電子版FT、4/3付けに、「トランプ米大統領は、中国が北朝鮮政府への圧力を強めなければ、北朝鮮の核の脅威を取り除くために米国が単独行動に出ると警告した」という記事が掲載されていました。さらに、「マクファーランド大統領副補佐官(国家安全保障担当)は別のFTとのインタビューで「トランプ政権の1期目が終わるまでに北朝鮮が核ミサイルで米国本土を攻撃できるようになることは現実にあり得る」と話した」と続きます。一連の記事を読んだ限りでは、トランプ氏は、中国が北朝鮮問題に協力するかどうか、貿易問題を取引材料に駆け引きをしているようにも見えますが、「中国抜きで北朝鮮問題に(単独で)対処することもあり得る」とも述べています。

一方、3/24付けのロイターのwebサイトでは、「ティラーソン米国務長官は今月、北朝鮮に対する「戦略的忍耐」はすでに終わり、同国の核開発の野望に歯止めをかけるために「あらゆる選択肢がテーブルの上にある」と警告した。その言葉通り、米韓両軍の部隊は幅広い軍事シナリオに向けて準備を進めている。これまでのところ、攻撃実行を決意した大統領は1人もいない。これは主として、北朝鮮の報復によって朝鮮半島と、恐らくはさらに広い近隣地域を血の海に巻き込む可能性を考えれば、どの選択肢も好ましからぬものだったからだ。さらに悪いことに、かつての朝鮮戦争がそうであったように、半島における武力衝突によって米国が中国との戦争に引きずり込まれる可能性さえある。だが、金正恩朝鮮労働党委員長が率いる北朝鮮が核弾頭やミサイル実験を進めるなかで、多くの専門家は、米国政府が最終的に軍事行動に踏み切る可能性は徐々に高まっていると考えている」何やら物騒な記事です。同記事は、「トランプ氏は米国の歴代大統領のなかでも最も予測困難な人物の1人だ。北朝鮮に対する軍事的選択肢を行使するというリスクを冒すような米国の指導者がいるとすれば、それがトランプ大統領だったとしても不思議はない。厄介な選択だ。行動することが惨事の引き金になる可能性もある。だが、何もやらないままでは、さらに悲惨なものとなるかもしれない将来の紛争を招いたと、非難されることになるかもしれない」と結んでいます。

もっとヤバイ記事があります。「北朝鮮の労働新聞は3日付の論評で、「世界は遠からず、宇宙開発分野で北朝鮮がどのような重大な成果を収めるかをはっきりと見ることになる」と予告し、「衛星の運搬」を名目にした長距離弾道ミサイルの発射が近いことを示唆した。北朝鮮は昨年9月、推力80トンのエンジン燃焼実験に成功したと発表。韓国政府は、北朝鮮がこのエンジン4基を集束させた推力320トンのエンジンを開発したとみている。1~1.5トンの弾頭を米東海岸を含む射程1万3千キロ程度の範囲まで運ぶ能力がある」(朝日新聞デジタル4/3付け)

極東アジアは絶滅の危機に直面しているという最悪の事態も考えなければならないのでしょうか。


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by rc2003 | 2017-04-03 23:13 | その他 | Trackback | Comments(8)
2017年 03月 17日

1376.アベノミクス最大の危機ではないか

個人的な話ですが、2週間前の土曜に愛用のPCのHDが壊れてしまい、だましだまし使っていましたが諦めて先週、家電の量販店に買いに行きました。驚いたのは、タブレット端末の陳列が多く、PCは少ない。「え、たったこんだけ?」少ない選択肢の中からFMVを買ったのですが、なんと、本体価格はスマホより安い。梱包から出すと、何と中国製でした。私は、文章を大量に書くのでPCは必需品です。それにしてもWin10は使いづらく、1週間たった今でも慣れません。そんなわけで久々に記事を書きますが、この2週間、政局は、いろいろとありました。

安部政権を揺るがしかねない問題がありました。最初に申し上げますが、私は自民党支持者ではありません。しかし、安部政権は支持しています。理由は、この国の政策運営はアベノミクスしか選択肢がないから。当面、この国の命運も安部政権にかかっていると考えています。さて、例の森友学園にかかる疑惑です。当初は何とか乗り切れるだろうと思っていたのですが、ここにきて、余談を許さなくなってきました。以下、日経電子版からの引用です。

投資家が政治リスクを意識し始めた。国有地の売却問題に自衛隊の情報隠蔽疑惑、さらに北朝鮮情勢の緊迫化で投資家は身動きが取りにくくなっている。(中略)理由の一つが学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却を巡る問題の深刻化だ。籠池泰典氏が16日、「安倍晋三首相側から寄付を受けた」と発言した。「市場が政治にナーバスな状態はしばらく続く。とりわけ森友問題に注目している。アベノミクスがぐらつけば株安・円高・金利上昇の思惑が広がりやすい」(みずほ証券の上野泰也チーフマーケットエコノミスト)

「日本株に詳しい一部の外国人投資家も森友問題を危惧している」(国内大手証券のセールス担当者)「ストラテジストとしてはノーマークだったのだが……」三菱UFJモルガン・スタンレー証券の折見世記シニア投資ストラテジストは打ち明ける。気になるのは政局や地政学リスクに対して、市場がこれまでほとんど注目していなかった点だ。「ブラックスワン(黒い白鳥)」と呼ばれるパニック状況は予期せぬことで起きるのが常だ。(3月17日、日経QUICKニュースより引用)

盤石な安部政権という前提があってこそ、経済は安定する。ここにきて相場が揺れているのはまさに日経電子版指摘のとおりと考えます。

自民党は、キーマンと思われる籠池某の「証人喚問」というカードを切ってきました。証人喚問は3月23日に予定されています。来週も株価は動きづらい状況が続くのではないでしょうか。籠池某はもはや自己破産が免れない。ここにきて、安倍首相からの100万円の寄付金云々を持ち出してきたが、それは籠池某の虚言ではないかと考えます。しかし、昭恵夫人という「家庭内野党」がアベノミクスの命運、いや政権の命運を握っているかもしれないということは、疑いようもありません。


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by rc2003 | 2017-03-17 23:01 | その他 | Trackback | Comments(20)