58.最近の金融商品事情 |
外貨預金も丁半バクチの虚しい金融商品です。それは円安の1点張りだから。買った (張った) 後は、ひたすら円安にころがるのを祈るだけ。胴元が必ず儲かる、オイシイ商品です。なので、マネー雑誌も広告主に配慮し推奨せざるを得ない。手数料は多くの銀行で米ドルの場合、片道1円。
例:1$=110円で手持資金100万円の場合、100万円÷110=9,090.90$ですが、手数料を引かれ、実際は、100万円÷(110円+1円)=9,009.00$の預金額になります。その預金を、同じ為替レートの時に、引き出せば、元金100万円は、何と9009$×(110円-1円)=981,981円。
外貨預金の手数料の怖さ、おわかりいただけました?(注:預金利息と税金は計算上考慮していませんが、為替の変動なんて、短期間に10~20%なんてザラ。少々の金利なんて屁みたいなもんです) ソニーバンクなど、一部のネットバンクでは手数料は片道0.5円です。(上記計算式に当てはめると、結果は、990,949円とその差8968円。ソニーさん、おたくの電気製品と違って良心的な価格ですな) なお、豪ドル、NZドルなどの高金利外貨の手数料は、銀行によって、米ドルの1.5倍~2倍なので要注意。
前田PB氏推奨の米ドル建てMMFですが、これは、証券会社の今や主力商品です。(ただし、ソニーバンクなど一部銀行でも取り扱っています) 為替手数料は、片道0.5円と外貨預金の半分。確定金利の商品ではないので、扱う証券会社によって違いますが、米ドルで、年利は実績0.9%程度。(外貨普通預金より断然いい) 為替リスクは外貨預金と同じです。1万円単位で預け入れできるのと、いつでも引き出せるのがメリットです。為替差益には税金はかかりません。(知らなかった人も多いのでは)
結論として、残念ながら、オススメの金融商品はありません。何度も言いますが、個人向け国債購入には、日本国債を買い支える覚悟が必要です。有利な金融商品をあえていえば、国民金融公庫 (特殊法人改革後もそのまんま残ります) の教育ローン(金利は年1.65%)です。ただし、年収990万円以下の人と、大学・短大以上 (高校進学はダメ) に進学する子供がいる場合が条件です。融資額の上限は200万円ですが、たいていの場合、上限まで可能とのこと。返済据え置き制度もあり、有利です。めいっぱい借りて、株の運用益で返済しようかと思っているのは、私だけでしょうか。
う~ん。儲けようと思ったらそうでしょうね。僕は外貨預金(正確には
債券ファンドかな?)やってますが、分散投資の一環としてみています。
中国元建てやタイバーツ建ての国債も出てくると言う昨今、外貨投資
って分散投資という点からは魅力的だと思いますが。。
#国に捕捉されて全部巻き上げられますかね~(^^;
国家破たん前に円をあらかじめ外貨に換えておくことは、大きな意味で
みれば円で外貨を安く早めに買っておいたということで、国家的見地から
見ても、有意義なことだと思ってます。
#大げさやな~。
アメリカでは、普通の市民が自分の家を担保に限度額まで借り入れて株投資をしているとの記述がありました。金利上昇トレンドでは、あぶないな~というのが実感です。
どこに載っていたものか教えていただければ幸いです。