839.ドル・コスト平均法による積立運用のススメ |
外貨預金そのほかの金融商品にはドル・コスト平均法が有効とされていますが、これは単に「ナンピン (難平) 買い」を推奨しているわけではありません。ナンピン買いは株式投資の世界では「禁じ手」とされており、ドル・コスト平均法とは少し違います。ドル・コスト平均法は主として、毎月少額の積立運用に適しているのです。日本版FPジャーナル10月号に、星野泰平さんが書かれたわかりやすい例題記事があるので一部を引用してみます。
例えば、スタート時の価格が1万円の架空の金融商品があるとします。これが直線的に7年間で2000円まで下がり、その後3年間で5000円まで回復したとします。この金融商品に最初に1回にまとめて投資した場合、10年後は半額になっています。仮に、毎月1万円ずつ投資したとしたらどうでしょうか。1年で12万円、10年間の総投資額は120万円ですが、運用成績は、10年後に139万円になるのです。10年後に価格が半額になったとしても利益が出るのです。この例題の場合、ドル・コスト平均法では1万円という定額で、金融商品の価格が下がると購入口数が増えます。価格が反転後、その口数の評価が上昇するので、損から回復しやすい。これがドル・コスト平均法の強みで、積立投資に向いています。
もちろん、価格が下がりっ放しではどうしようもありません。ただ、底値を拾って大勝ちすることはできないかわりに、逆に天井値をつかんで大負けする可能性も低い。この方法に適しているのは、まず、金貯蓄ではないでしょうか。それから株式の累投、積立型投信、外貨預金。値動きの激しいもの以外は、だいたい適用できます。取引手数料が少額の投資を毎月ということになると割高になってしまうので、注意を払う必要があります。
いかがでしょうか。この積立方法は若い人に特にお勧めします。純金積立は、3000円から。株式の累投は1万円からできます。投信は1000円~1万円と種類が豊富です。金と外貨の投資はインフレヘッジとしても有効と考えられますので、貯蓄も兼ねて考えてみられてはいかがでしょうか。
★スペースの関係でざっくりとしか書いていません。興味を持たれた方は、ネットでさらにお調べになるか、メールにて、お問い合わせ下さい。









