880.ついに日本分断 |
週明けになって、いろいろなことが明らかになってきました。地震・津波の被害は拡大の様相を呈しています。空撮では海と陸地の境がわからなくなっている。おそらく地盤沈下があったのでしょう。水が引きません。職場に神戸出身で阪神の震災で被災した青年がいます。神戸では津波はなかった。更地になったら、また家が建ち始めた。三陸地方の場合はどうでしょうか。青年が言うには、「もう一度、同じ場所に家を建てようという気持ちにはなれないのではないか」復興は容易でないことがうかがえます。
東京方面との電話も不通になってしまいました。「ただ今混み合っています」というメッセージが流れます。4月に東京へ転勤になる予定の人はトラックが静岡までしか行かない、といわれ途方に暮れています。関東を境に東と西が完全に分断されてしまいました。東京以東へは緊急用車両しか入れないようになっているようです。日本は静岡と神奈川あたりを境に分断されました。東北へ行くには、大阪から日本海側のルートを通り、新潟経由しかないようです。
民放ではワイドショー枠で地震報道を流しています。CMもちらほら流れ始めました。KYのテレ東は通常の番組を報道していますが、相場関係のニュースはさすがにカットされたようです。名古屋市議選の投票日が3/13でしたが、こちらの結果は、讀賣、朝日、産経では扱いすらありません。日経では4面に、5センチ×10センチくらいの大きさで小さく報道されていました。「減税日本」が28議席で第一党となるも、定数75議席の過半数には届きません。民主は解散前の半分以下の11議席で、自民19、公明12議席に続く、第4の勢力に後退してしまいました。民主党への批判がいかに強烈だったか、ということだと思います。菅氏も防災服を背広に着替えたら、外国法人からの違法献金の追及を受けなければならない。落とし前はきっちりつけてもらいましょう。
3月14日も夜になりました。震災発生からまる3日以上経ちました。孤立した人たちや連絡がとれなくなっている人のことが心配です。被災地の皆さん、明日は今日よりはよくなるはずです。どうか、お気を落とさず、頑張って下さい。
日本は東京一極集中を旨として発展してきました。あらゆる政治、経済、教育、文化、マスコミすべてを集中させました。高校サッカーを大阪から東京へ移したときも高校野球までを東京で開催しようとしたこともあった。東京でないと人ではないという徹底ぶり。そのため関東に災害が勃発すれば日本が崩れる脆弱性が必然的につきまとう。そして敵国は東京だけを一点狙えばよく組しやすいものだ。
私は今月初めに経済官庁だけでも遷都したいと書きました。ただなにか知れず狂いはじめていると、予感が働いたようです。そりゃあ遷都するにはお金も日にちもかかりますが、これも長い目で見て安全保障のためと思います。なにもかも東京へとするのは地方の衰退と過疎を生む原因だと思うのです。石原東京都知事は我欲のとがめかもしれないと言っております。
今、静岡県で震度6がありました。津波警戒です。
静岡東部の震源は静岡-糸魚川線沿いの断層地震ではないかと思うのですが、いよいよ日本が壊れ始めたのかもしれません。最大震度が6強なのに、扱いが小さいですね。報道も感覚が麻痺したのかもしれません。新聞も毎日、スポーツ新聞みたいに見出しと写真ばかりで記事がほとんどない薄っぺらい紙面になってしまいました。