88.経済コラムマガジン(アクア企画㈱)について |
◆◇◆◇◆◇◆
テレビに日銀出身の木村某が登場して、日本の財政の累積債務がGDPの150%に達しており、このような国で財政破綻を招かなかった国はないといつもの嘘話をしていた。しかし財政破綻とは、日本政府の発行する国債が金利をどれだけ高くしても誰も買わない状態である。ところが日本では、1.5%の金利の長期国債がどんどん買われている。つまり日本は財政破綻から一番遠い国なのである。もし万が一国債を買う者がいなくなって金利が上昇しても、日銀が国債を買えば済む話である(しかしそれではインフレになると、中途半端な経済知識を持った者が言い出しそうである。ところが日本で問題なのはインフレではなくデフレである)。
150%の日本の国債がどんどん買われているのに、3年前にアルゼンチンはたったGDPの53%の累積債務で財政破綻を起こした。ちょっと知恵があれば、財政破綻は累積債務のGDP比とはほとんど関係がないことに容易に気が付くはずである。犬や猫だってもう少し賢い。財政破綻については、他の要素を併せて考えるべきである。
中国政府は膨大な公的債務を抱えている。昨年、香港のエコノミストがこのことを指摘した。ところが中国政府はこのエコノミストを即刻捕まえ、牢屋にぶち込んだ。中国政府は、今、財政再建に向かえば、中国経済が明日にでも破綻することをよく知っているのである。面白いから日本は木村某を中国に貸してやれば良い。何ならタケナカやタカラベをおまけに付けてやっても良い。
◆◇◆◇◆◇◆
さて、皆様はどう考えますか。
やる気がないということをみんなが認めれば、その時には国債の暴落が
やってくることになると思います。
対外資産がかなりあるので、あせる必要はないと思いますが、財政も
きちんとバランスをとれるようにしないと、取り返しがつかなくなるだろうな
と思います。
破綻してもなんとかなりそうに見えて、政府より企業の格付けが高いのも
うなづけます(^^;
僕は、この前読んだ本の影響で、イギリスの低迷の仕方に似てくるん
だろうなと思います。問題は”破綻”がいつくるかですけど、世間で
言われているよりはゆっくりと近づいてくるような気がします。
#ただ、妙にあおって、狼少年にならないようには、気をつけてください。
準備が出来ていれば、みんないざってときに、焦らずに落ち着いて
行動できると思います(^^