995.あと1年半は続くかもしれない財務省と民主党の連立政権 |
自民党の麻生太郎元首相は5日、「民主党はたった2年半で自民党政権がいかに良かったかを証明した。われわれはあの人たちに感謝せにゃいかんと本当に思っている」と、民主党政権の混迷を皮肉った。横浜市内のホールで開かれた松本純元官房副長官(衆院比例南関東)の集会で述べた。
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ネットの書き込みでは、「自民党は嫌いだったが、民主党はもっとひどい」という内容のものが多く寄せられています。だがしかし、この2年半はたいへん長く感じられました。首相が3人代わり、震災もあった。しかし国民にとってもっと不幸なのは、民主党政権がこの先、あと1年半続くかもしれない、ということです。やれやれ、我々の力ではどうにもならない。
しかし、今回の政局は先が読みにくいですね。メディアで伝えられている情報だけではサッパリわからない。しかし、私は解散はない、と見ています。まず、民主党輿石幹事長が「議員定数削減は議論しない」として、解散総選挙を事実上封印してしまいました。輿石氏は、議員歳費の削減についても、「国会議員も生活がかかっている」としてうやむやにしてしまいました。要するに、現状維持を考えている。今、解散すれば民主党は消滅してしまう危険性があることが、みんなわかっているからそもそも解散など怖くてできない。
しかし、それを逆手にとって解散をちらつかせて消費税増税に全力をかけている総理ですが、「解散」など脅しにすぎません。党執行部は消費税増税は市場でプラスに評価され民主党への支持は上向くと読んでいるのです。このように考えると、岡田副総理が自民党と大連立を画策したり、「子ども手当」を「児童手当」に改称しようとしていることなども、すべて延命策とみることができます。
もし、自分が衆議院議員だったら、自分自身の当落を真っ先に考えるでしょう。落選してもいいから「日本国のために増税法案を通す」とは考えない。自民党は消費税の審議で反対するとは言っていません。小沢氏がもうじき無罪判決を得て復党してくるから、それまで様子見を決め込んでいるのです。党として、あからさまに「反消費税増税」はいえないから、竹中平蔵氏などを使って、消費増税反対のキャンペーンを張っているのです。竹中氏は、「民主党は財務省との連立政権だ」とか、「そもそも公約違反」、「この2年で政府は歳出を13兆円以上増やし、その分を消費税率の引き上げで帳尻合わせをしようとしている。まず、歳出削減をすべきだ」などと連日テレビで発言しているので、民主党の増税のカラクリも庶民にネタバレになってしまっています。
3月末までには法案を提出する、と首相は繰返し述べていますが、3月も今週と来週だけになってしまいました。もう残された時間はあまりありません。繰返しになりますが、連立の組み替えなどがあるかもしれないが、解散はないと見ています。消費税法案はおそらく成立するでしょう。
やはり馬鹿太郎だね。国民が理解できたのは民主もひどいということで、いまや政治家全体に絶望しています。自民党がよかったなんて思ってません。その証拠に自民の支持率ぜんぜん上がっていません。
それに引き替え、都合の悪いことは徹底して隠蔽する役人、政治家たち、考えるだけで頭の血管が切れそうになります。多くのマスゴミも低レベルでどうしようもないです。
日本の財政破綻も徹底して隠蔽するでしょうね。どんな形で始まりどのように収束して行くのかぜひ見届けたいものです。
401Kに関しては、私の見解よりも、
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120316-00000001-president-bus_all
の方が参考になると思いますので、よろしければご参照下さい。
建物や社会資本は物理的に残るが、生活の中身は焼け野原並みになるだろう。