996.数年先を考えると預金封鎖はあるのではないか |
仮に今の歳入・歳出構造のままだと年間40数兆円の赤字国債を毎年、数十回に分割して調達しなければなりませんが、金利が高騰していた場合、まず無理。さらに既発債の償還期限が毎月複数回やってきますが、償還を繰り延べするくらいしか方法はありません。償還しようにも償還財源が無いので、IMFとか、中国、米国などから少しずつ融資を受けるしかない。そうなる前に、国債を大量に抱えた金融機関がバタバタと倒れる恐れがありますから、国債の時価評価の廃止など特例措置を発動しなければなりません。しかし、そういう噂を聞きつけた時点で、国民は一斉に預金を引き出そうとしますから、多くの銀行で取り付け騒ぎが起き、銀行のシャッターは閉まったままで、ATMも停止。こうして預金封鎖(資産凍結)が起きます。その後、日銀が銀行に資金を注入し、あふれた紙幣でインフレが発生、金利上昇とインフレ昂進の際限ない循環が続く可能性がある。まあこれが最悪の姿でしょうか。
その程度は財務省もシミュレーション済みでしょう。しかし、いつまでも缶蹴り(問題の先送り)をやっていては、本当に最悪の事態に陥ります。消費税の増税など30%とか40%とかにしなければなりませんが、そんな数値は架空のものでしかない。しかしながら、今の政府を見ていると歳出構造を変えようという気がないように思えます。何を考えているのでしょうか。(ひょっとして政府は何も考えていない?)
金利上昇(国債の暴落)が日本国財政破綻の引き金になる、ということは最早、子どもでも知っているような話です。長期金利2%がデッドラインともいわれていますが、この水準を超すと、一気に破綻に向かって歯車が回り出します。今、長期金利上昇のきざしがあります。このまま少しずつ上昇していく、ということは考えにくいのですが、何かのきっかけで市場は日本売りのタイミングを計っているともいわれています。今のうちに歳入・歳出構造の改革に取りかからなければならない。残された時間はあまりにも少ないと思います。
官僚なんてテメエの給料と保身しか考えない。だからナンボでも冠蹴りするし、経産省を追われた古賀さんのような人はまずそこでは残れない。
増税で何かが変わるか?新たなリーダーで何かが変わるか?ハッキリ言うが、もう遅い。腐った基礎の建物や間違って組まれた建物は、どう修築したってダメなのです。一度壊してしまわないないとね。
いるまで経っても結論出せない、誰も責任取らない政治家と官僚。やはり破綻と同時に全員追放だわ。
財務大臣になると財務官僚から一体どんな洗脳を受けるのでしょうか・・・。野田氏もそうですが、脅迫観念に囚われまくってます。言ってることが普通じゃない。
普通、政府関係者は、仮にヤバかったとしても、「日本国債は安全です」って言うものじゃないの!?
これで個人向け国債を買って下さいって、無理があるでしょう!どうかしてます。
所詮日本も他国の破綻と同じ例を繰り返し、その時期は遠くない。