1054."鈍牛"日銀は何を考えているのか |
実際、今のところ日銀の量的緩和は、牛歩のごとく何ら成果を生んでいません。米国はリーマンショック後、FRBがQE1を大胆に実施し、為替は9月の1$=110円台から年末には80円台まで進んだのはご承知のとおりです。日米の通貨供給量が為替相場に大きな影響を与えている一例といえます。バーナンキ氏はさらなる金融政策での下支えが必要としてQA3に踏み切りましたが、このまま日銀が「知らんプリ」を決め込めば(従来の政策の継続)為替相場は円高がさらに進むでしょう。デフレはさらに進み、日本経済への影響は深刻なものになる。
日銀法を改正(1998年4月1日施行)したのは、インフレ的な経済運営を求めたがる政府からの圧力がかかりやすいため独立性を主張し、政策委員会の権限を規定し透明性を強めたかった、と読めます。(日銀のHPから解読) 本当のところは、バブル期に大蔵省(当時)の言うがままに極端な金融引き締めを行い(実際は総量規制との両輪ですが)、バブルを急激に破裂させた責任を日銀に押し付けられ、ブチ切れたためではないか、と勝手に解釈しております。
ただ、日銀の「独立性」といっても政府の方針に逆らっていいわけがない。米欧の中央銀行が機動的に金融政策の手数を出しているのに、日銀がこのままでいいはずがない。先だって行われたIMF・世銀総会でも、ラガルド専務理事から「日銀も量的緩和をやれ」と背中を押されていますので、日銀の動きはよほど鈍牛のごとく見えたのでしょう。FRBバーナンキ氏から酷評されても平気な日銀総裁は聞く耳持たずで、「孤高(=独立性)」 を守りたいのでしょう。白川総裁の任期は来年4月までですから、少なくともそれまで円高は続くとみていいのではないでしょうか。民主党・野田もひょっとしりと、それまで粘っているのではないかと思います。
民主党の景気対案って、中小企業とかにお金を貸すとか、補助金を出すとかばかりですが、6重苦を解消して外国勢と競争できる環境を作らないことには、お金出したって無駄どころか、かえって国内産業の競争力を弱めると思います。
「年明けからどうなるかということもある」と他人事見たいに言ってますが、年明けに倒産させたくないなら、それまでに日銀法改正するか、下野して頂きたい。それが一番の景気対策。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFL170JZ_X11C12A0000000/
経済対策を検討する理由は「ここへきて日銀なんかの経済見通しを含め、ちょっと本当にこれでこのままでいいのかという状況になってきている」と説明した。そのうえで「全体的に言うと容易ならざるような状況になってきているのではないか、という経済界の話も多く、このままいくと例えば年明けからどうなるかということもある」と話した。景気の先行きに不透明感が高まっていることから、緊急性の高い財政支出を検討するに至ったことを示し、対策には東日本大震災からの復興事業も含める考えを明らかにした。
http://www.nikkei.com/money/investment/stock.aspx?g=DGXNMSFK05044_05102012000000&df=3
国債の価格が暴落すると、日本の金融機関は銀行や生命保険会社などを中心に大きなダメージを受けることになります。日銀は長期金利が1%上昇すれば、大手銀行だけで3兆円の損失が発生すると試算しています。中小の金融機関の中には経営危機に陥るところが出てくる可能性もあります。
国債価格の暴落は年金基金にも大きな打撃を与えます。公的年金はもとより、企業年金も積立金の運用では株式(外国株を含む)が2割程度なのに対して債券は8割程度を占めており、その大半が国債だからです。ちなみに、国債発行残高に占める保有比率は公的年金が9.2%、年金基金が3.8%、合計13%となっています。国債価格が大暴落すれば、年金基金は致命的な打撃を受けることは避けられません。
金利上昇した時に日銀が買い取れば一層インフレになりますから、インフレ率を2-3%に保ちながら金利上昇はなるべく抑えるという舵取りは結構難しいと思います。まあそれができる専門家の方に日銀総裁になってもらえばいいだけですが。アメリカFRBは、いついつまでゼロ金利政策を維持すると宣言することで、長期金利の上昇を抑えてますよね。他にも色々上手い方法はあるんだろうと思います。
個人的には、金利1%上昇分の国債価値下落には金融機関は耐えられるそうですが、アベちゃんは立派なことにインタゲ3%の急?成長とおっしゃってますので、念のため、一つの地銀に一千万円以上預金するのはやめた方が良いと思います。ペイオフされて国家財政健全化に貢献されたいという殊勝な方がそうする分には拍手を贈りたいですが、ペイオフされてアベちゃんや橋下さんに文句言う方には、予め自分で対処しておいて欲しいです。
なんというか、仕事がハードで過労死寸前の人に対して、良く効くと噂の栄養ドリンクを試してみろ、というアドバイスをしている人たちを見ているような、、、、
下手な例えですが、要するに、解決策の一つとして間違ってはいないものの、根本的な問題をなおざりにしているのでは?
加えて、このタイミングでそこ?という違和感があります。
やはり、構造改革と成長戦略、そこをしっかりやらきゃダメじゃないかと思う訳で、それを自民党に期待することは私は出来ませんね。
増税や歳出カットをする前に景気回復。この順番は大事だと思います。
中央では循環型社会の形成を唱えておりますので、経済も循環させるような経済を作るべきです。要するに産業間の労働報酬の圧縮し、お金の流れの循環、雇用の循環を図り、安定経済へと進むはずです。
このことは失業者を農業界へ吸収できるようになるはずです(農業界以外の産業が回復するまで)。
この手法を用いれればそれぞれの国が安定した経済を維持できるはずです。経済理論の限界を設定することにもなりますね。
部落差別、血統差別の週刊朝日は廃刊すべき。
竹中平蔵さんも、ツイッターでそうおっしゃっていて、私は嬉しくなりました。
そんなことをすれば国債は危険ということを
政府自らが認めたと取られかねません。
そんなことで暴落した値が戻るとは到底思えませんね。
混乱期を除けば日銀の直接引き受けは例がない(だから直接引き受けはしないだろう)なんてのも全く根拠がない。
これは国債が暴落(下落)して銀行に大幅な評価損が出た場合の想定です。先日の日経に1%の国債暴落で銀行の評価損は8兆円とありました。すざましい貸しはがしが起こるでしょう。そのための緊急避難措置です。あるいは、国債を強制的に償還させるという方法も考えられます。
国債の直接引き受けに関しては、今回の日銀の金融緩和圧力のことを言っているのです。前後関係からご理解いただけなくて残念です。今回はやらないが、いずれやる可能性が高い、というのは藤巻氏と同意見です。









