163.深刻な問題-家計部門の消費の細り |
日経などの報道によると、外需(輸出)の低迷と個人消費の衰えが見られるとのコメントを出しています。事実、家計部門の消費が細ってきているようです。内橋克人氏の著書「共生経済が始まる」によると、家計の金融収支は2003年に1.2兆円の資金不足に陥ったようだ(「日銀資金循環統計速報値」による)と、あります。同統計開始後、始めての赤字転落であり、赤字幅は2004年以降も拡大しているようです。賃金、雇用が伸びないため、消費はGDPのリード役にはならないことはもとより、定率減税廃止、社会保障費の負担増、消費税増税など、今後、次々と給与生活者のフトコロを直撃するものと思われます。書店の平積みには、「細る家計」、「痩せる家計」といった本が、株の本と隣り合わせで並んでいます。
内橋さんの著書によりますと、1人当たりの人件費は、大企業(資本金10億以上)で740万円、中小企業(同1億円~1千万円)で380万円、零細企業(1千万円以下)で280万円(2003年度統計)ですが、中小・零細の従業員が所得者全体の72%を占めています。さらに、注目すべきは、1997年と2003年の1人当たり人件費の比較では、大企業1%減、中小企業9%減、零細企業15%減となっている点です。さすがに、これでは消費は上向かない。内橋さんは、親企業が世界で1番コストの安いところから部品を調達する世界最適調達が常識となったからだ、と述べています。さらに、超低金利政策によって、家計から金融・企業への「所得移転」がこの10年近く続いています。個人資産についても、デフレが追い打ちをかけ、資産価値が大きく目減りしています。日本は、この先どうなるのでしょうか。
個人消費減るといいますが、国民の平均年齢が上がり、人口も
減少しようとする今、見るべき指標を変える必要もあるのではないでしょうか?
たとえばGDPは一人当たりGDPに変えたほうがいいように思いますし、
個人消費も各人の年齢や条件に応じた修正を加えて評価するほうが
いいと思います。
それとも、発表されている統計の数値というのはそういった処理が
もうなされた後のものなのでしょうか?
http://www.nikkeicho.or.jp/Chosa/new_report/hamada_top.htm
日経HPにも同じ内容がありました。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050127AT1F2700P27012005.html
あのヒトラーでも選挙で選ばれたように、記事のような資産税を
やったら、その政党は次の選挙であぽーんとなります。
官僚は大学教授ほど世間知らずじゃないから、そうとは、わからない
形で資産税はすすむでしょうね。といいますか低金利政策で実行ずみ。
家計から銀行に十数兆円移行してます。これは今の日銀の総裁ご自身で
ご発言しています。これで、不良債権・・・銀行の不始末を預金者の金で
整理しています。不良債権には、土地バブルをやった企業だけでなく、
第三セクターという役人の天下りの焦げ付きもふくまれます。
いいますが、購入のスタイルが変わってきているので、単純に
いえないと思います。
ディスカウントショップとか、ネットの安売り通販での購入は増えていると
思います。自分もアマゾン・楽天・DELLの直販とか利用しています。
それとヤフーのオークションなど、中古のマーケットがネット上で増えています
ので、お古でも安ければいいやっていうタイプも増えているのも
勘定に入れないと。捨てるなら、安くオークションに出して誰かに買って
もらおうとすれば、景気拡大には役に立たず、メーカーは困るかもしれませんが
資源の保護という地球全体をみればこっちの「リッチな不況」の方がいいかもしれません。
商品先物業者から購入する方法が安いみたいですね。
スイス・ゴールドを購入して現引きする。
でも、むこうは商売。ひとりの営業マンは2~3人のお客だけで食える
という世界だそうです。だから、何百人も電話しまくるわけです。
いやあ投資するならプラチナの方が儲かりますとか、次は原油です、
いや地球温暖化と中国の発展で、よりベーシックな食料、大豆です。
と、いかれるかもしれませんね。おれは、豆腐屋じゃないからいらない
といえるかどうか。
だいたいこの30年は金のトレンドは下がっています。このことを
わかった上で、大手の業者で純金積み立てを保険と思って購入するの
はいいでしょうね。ただし、購入しても掛け捨ての保険のつもりと
思って忘れることでしょうね。
人間はお金によって生きているのではなく、自然によって生かされている。自然主義経済を提唱する平和党http://www.heiwatou.jp