1102.帆を上げよ、今こそ風よ吹け |
最近、経済に関しては悪い話があまり聞こえてこなくなりました。日経平均株価は20%を超えて上昇し、円は20%以上下落しました。まだ何も始まっていないにもかかわらず、期待値だけでこれだけ相場が動きました。今後、金融を大幅に緩和すれば通貨はさらに下落する。円安は一時91円を突破し、95円の節目をうかがう動きになってからは、「90円限界説」が影を潜め、100円だ、いや110円だという声が聞こえてきました。今は、目一杯帆を上げればいい。ただ、まだ風は吹いていない。これから風を吹かせることを考えなければならない。現実、まだ船は進んでいないのです。
しかし、民主党時代とは明らかに世の中の空気が違ってきているように思います。民主党政権の3年3ヶ月は、リーマンショック後の経済政策を誤り、また東北の大震災への対応の不手際というがあったものの、経済政策にも企業の発展にも無関心だったため、デフレが続き日本のGDPは中国にも抜かれた。戦後の日本史上最悪の3年間は、1995~1998年だと思うのですが、民主党の2009~2012年はそれに次ぐといっていいのではないでしょうか。共通点は大震災があったこと、社会党・民主党という自民党以外の政権だったこと、そして増税へ舵を切ったこと。自民党以外が政権を取ると日本国には厄災が起こり、国力が傾くなどと迷信めいたことは申しませんが、あまりにも不吉な符帳です。
さて、最近発売された、浜田宏一先生の著書を読みました。論旨が明解で大変わかりやすい。岩田規久男教授の本はやや難解で読むのに骨が折れましたが、浜田先生の本は一般向けにわかりやすく書かれています。ここに "アベノミクス" の原点がある。読んでいるうちに、ひょっとすると "アベノミクス" はうまくいくかもしれない、という期待がかすかにわいてきました。今は信じてついていくしかないのかもしれません。
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90パーセントこの可能性が高いと思います。避けられればいいんでしょうけど現実的に見て借金だけ増え、インフレ、金利上昇は避けられないと思います。日本は底なし沼に落ちていくのではないでしょうか
金融緩和をしたところでどこに資金需要があるのでしょうか?金融緩和って結局お金を使う機会がなければ単なるインフレと金利上昇にしかなりえないと思うのですが・・・
浜田教授の本読んでないのですが具体的にどこにお金を落として経済成長すべきだと書かれているのでしょうか?
それとも破綻した時の責任転嫁でしょうか・・・いずれにせよ、壮大な実験ですね。個人的には金利が上がる方に賭けたいと思います
それと、短期金利は日銀がコントロールできますが、長期金利はできない、とされていますね。ひょっとすると、今回、長期金利も日銀がコントロールしようとしているのかもしれません。
結局、最初に問題を起こしたところが歴史上最悪の汚名をかぶせられますからね。日本のせいで世界経済滅茶苦茶だみたいに