1108.念仏をとなえつつもアベノミクスの成功を祈る |
アベノミクスの劇薬効果(金利上昇)も広く知れ渡りました。ここで改めて書きませんが、マスコミなどはアベノミクスに対する賛否両論を併記して自らの主張を曖昧にしています。要するに、彼らもわからないのです、おそらく。私は本Webサイトの主宰者として悩みました。どっちつかずというわけにはいかない。立ち位置をはっきりしなくては。私は、理論的に詰めていくとアベノミクスが成功する可能性は50%より低いと見ています。それは、アベノミクスの弱点は2つあって、ひとつは、風が吹けば桶屋が儲かる的な理論構成。
為替は両国間のおカネの相対量で決まる。金融緩和で円安にして輸出を増大させ株高に持っていく。株高は資産効果で消費を増加させ、さらには設備投資も増加させ、景気が回復し、雇用増加が発生するというものです。最初の段階まではうまく行っているので、内閣支持率も上昇しているわけです。この理論が最後までつながるか、そこがわからない。
もうひとつは、公共事業の過剰投資です。国土強靱化対策に上乗せして、自民党農政族は、TPPの農業対策費として公共事業をさらに積み増そうとしています。かつてはウルグアイ・ラウンド農業合意による国内農業への影響を緩和するため、1994年10月に”ウルグアイ・ラウンド農業合意関連対策費”として7.36兆円を計上し、そのほとんどは農場空港だの諫早湾の干拓だのに無駄に使われた。そのことを忘れてはなりません。放っておくと、自民党は高支持率のウラで何をやらかすか信用できない。財政支出の増大は看過できません。アベノミクスの二本目の矢である、財政支出は危ない。それが二番目の理由です。
公共事業政策は、経済産業省か、経済財政諮問会議とかの監視下に置いておく必要がある。国家百年の計も経済的合理性も農水省や国交省の技術官僚にはわからない。ひたすら地方の、それも県庁が見放して事業をやらないような山奥にわざわざばらまく。そしてイナカの市町村議会を身方につけ、自民党県連に応援してもらう。政・官・業の鉄のトライアングル。これが旧来の自民党構造です。このような旧体質の自民党が財政赤字を膨らませた。(民主党はこのバラマキをコンクリートからヒトに替えようとしたため、失敗した)やはり、このまま、旧来の自民党が復活して、財政出動を行うことは、きわめて危険ではないか、と思います。
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三本の矢と言いますが、私は自民党には一本目の矢にしか期待してません。
民主党は、コンクリートからヒトへと言って、六重苦で企業を苦しめ、失業者を増やして生活保護バラマキしてるんですから、そんなことしてたら本当に国が滅びますよ。
成功するとはとてもじゃないですが思えません。アベノミクスは景気がよいときに使うべき政策です。このまま行けばスタグフレーションと金利上昇によって国際暴落も近いんじゃないですかね
法人に税金を再分配したら、庶民にそれが流れていった。
そのため、自民党の財界への再分配は長い間、支持されていた。
55年を経て、ついにその方法が行き詰った。
そのため、前々回の衆議院選挙で、民主党が大勝した。
しかし、民主党は政権を担うだけの覚悟がなく、
大勝した驕慢のため、前回の衆議院選挙で大敗した。
しかし、選挙で勝った自民党の、
法人にお金をばらまくような、
政策は、歴史の流れに逆行している。
いくら、法人にばらまいても、役員や法人自体が、
肥えふとるだけで、一般社員、庶民には行きわたらない。
法人の新陳代謝が行い、法人の老害を取り除くことこそが、
必要ではないかと思う。
法人への、政策的な優遇は一切やめ、
倒れるべき企業は廃し、
生活保護などのセーフティネットにお金を集中させ、
新しい法人が興り、新しい時代が来るのを待つ以外はないと思う。
そこに至るまでは、相当の艱難辛苦が待っているに違いない。
それでも、日本人に、新しい時代に進むための勇気と決断があれば、
乗り越えられるに違いないと思う。
問題は、体力が回復してきて若干の余裕が出来た時に、それら改革を遂行できるか、否かでしょう。
もともと小泉改革の継承者であり改革派だった安倍ちゃんが、参院選後に改革を断行してくれることを期待するしかありません。(淡い期待に終わると思いますが)
失礼ながら、これまで長い間、国債金利上昇や財政破綻を、いつかは起こるものとして想定されて来た我々が、この期に及んでアベノミクスを懸念されることもないのでは?
むしろ、安倍ちゃんは、いい方向でのクラッシュに導いてくれそうで、私はポジティブにとらえています。
ジリ貧で全てを失ってからのクラッシュと、パーッと使って何かを残してからのクラッシュと、どちらがいいかは明白です。
どうせクラッシュするなら、200兆と言わず、500兆ぐらいお札を刷って、インフラという現物資産や外債などの外貨建て資産に変えておくべきでしょう。いわゆる、「計画倒産」って奴です!
ということで、私はアベノミクスに感謝しつつ、最後の春を謳歌したいと思ってます。(気持ち半分、ヤケクソですがね・・・)
ほんと気分の問題だな
私はアベノミクスは、日本の最後の賭けであるように思います。これしか現状打破の道がない。しかしその先に何が待ち受けているかは、歴史を参考にしてもさほどの役には立たないでしょう。あらゆる背景が違い過ぎます。
ただはっきりと感じているのは、いくつかの副作用はかならず出る。深刻な病魔に立ち向かうクスリは、副作用の強い劇薬を使用する以外にはないのですから。それを決断した自民党と安倍総理は、立派だと思います。勝負に出て、最初の操縦に、成功しています。
彼らは副作用も十分に念頭においた上で行動しているように見えます。
この方法しかないのです。でも副作用は必ず出ます。それを覚悟し、個人としての念のための準備は、しておかなければならないと思います。
最悪の場合、単なる外貨預金では、その副作用には対抗できないでしょうから。。
若者はこれから稼げるから大歓迎ですか、シニアの方は腹くくって今のうちに株買っといた方が良いと思いますよ。五年前から備えてた人は気が早過ぎたんでしょうが、備えるなら今でしょ!と個人的には思います。
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO52632870Q3A310C1SHA000/?df=2
課題も残る。1500兆円余りの家計金融資産のうち、8割強にあたる1300兆円弱を保有するのは50歳以上である。定年後の生活設計のための資金をリスク性資産に振り向ける作業は、思いのほか難しくもある。
医療費は一割。限度越えば負担0.
いい目をみた先輩達のように暮らせると思っているからね。いままでは何もせず、現金円で持っていた者がいちばん良かったからね。2005年ころから、
英語できて、下手に勉強して 予測しすぎて海外投資した者は大損だからね。一番の成功者は金、銀を買って持っていた人ですね。これの成果がいちばん。
こんなケースはまだ良い方?近い将来、物納手続きか?
最近、不動産屋から電話や訪問が多いらしい。
先週、医療費控除等の申告に行きました。所得税還付の2.5倍くらいの住民税負担が減額される予定です(24年度分)。
夕方の値引き弁当や拾い物食い・・とかから脱け出したいニャン。。
「いい時代」っておっしゃるのは・・格差の縮小されたとか?老後のための心配が軽減されるとか?
ニャン仔は、あまり長生きできないから取り越し苦労ですが。。
50歳過ぎたら物質的充実より精神的なものに比重を置き換えたいのですが、生きていく以上は「お金」要りますから。。