1166.新・積み立て投資のススメ |
少し前、株は何を買っても上がった、という夢のような時代がありました。1999~2000年頃のITバブルの時代は、投資資金が半年で軽く倍くらいになった。しかし、秋頃から下げ基調になり、翌2001年は、9.11ショックがあり、株は暴落しました。つくずく株をやるのはしんどいと思いました。為替も同様です。為替は株よりも情報量が少なく、私には難しく思えます。自分でやるのは面倒だから人任せにするのが投資信託。投信も手数料ばっかり取られてなかなか儲かりません。投信の運用実績は日経新聞などで確認できますが、基準価格を上回っている投信というのはわずかしかありません。選別がよほど難しい。
債券は、というと、長期金利の低下基調が強まっていて、8日午前の債券市場では長期金利の指標となる10年物国債の利回りが一時0.580%と5/7以来およそ半年ぶりの水準に低下(債券価格は上昇)しました。住宅ローンなどの金利が下がるのは喜ばしい話ですが、国内の金融商品はますます厳しくなります。というのも、生保各社の貯蓄型商品をはじめ、長期型のものは長期国債・超長期国債で運用をしているので、これらの金融商品に国債金利以上の利回りを期待することは物理的に不可能です。こういう時代にポートフォリオを組め、というのは難しい。
FPの教科書に「資産運用設計」という科目があるのですが、もうそんなものは陳腐化して使い物になりません。例えば、安全・確実に年2%のリターンを出せ、といわれると難しい。20年国債でも利回りは1.4~1.6%程度しかないのです。しかし、私は、こういう時代においても、コツコツと毎月積み立てるのが一番いいと思います。知人に株の累投で毎月たった1万円を約10年間、村田製作所に投資し続け、300株近くになった者がいます。今、だいたい1株8000円ですから、時価ざっと240万円。10年間で投資金額が約2倍になっています。10年間のチャートをみてみると、3000円~4000円を底に何度かリズムを刻んでいます。この買い方は「ドルコスト平均法」というもので、値下がりした時にたくさん買うことができ、これが価格上昇時に反転して株の資産効果を生む。彼は、株価のことなど全く気にならなかった、と言います。多額を一度に投資すると値動きが気になるものです。毎月1万円だと気にならない。これぞ積み立て投資の見本ではないでしょうか。
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率で言えばもっともお得でした。無欲で忘れるほどが結局成功するんですね。
団塊の世代の方とかは、特にやっといた方が良いんじゃないですかね。もうすぐ自己責任の時代になっちゃうようになるしかないんですから。
日本はやはり、金融の常識が通じない国なんですかね。。それとも、最後にどんでん返しが待ってるかでしょうね。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGD14073_V11C13A1EA2000/?dg=1
国際的にみた日本企業の収益力が急回復している。2013年7~9月期決算を海外のライバル企業と比較すると、鉄鋼では新日鉄住金が韓国ポスコを利益で逆転。トヨタ自動車はより強くなり、独フォルクスワーゲン(VW)との差を広げている。15日に日経平均株価が約半年ぶりに1万5000円台を回復。復活する日本企業に対して市場の評価が高まり、株高を支えている。
それは、どこからの情報でしょうか。
では、前半部分は事実で、後半は想像ということでしょうか。反響が大きいため、非公開とされたのでしょうか。