227.「2008年財政危機」説を乗り切るために |
今回は、①について考えてみます。財務省のHPによりますと、国債の発行予定額は、2004年度が162.3兆円、2005年度は169.5兆円です。169.5兆円の内訳は、一般会計分が、 34.4兆円、借換債が103.8兆円、財政融資特別会計債が31.3兆円です。一般会計の国債発行枠30兆円は、小泉首相が数年前に一時、公約としてこだわっており、その後、「超えたからといっても、大した問題ではない」と開き直り、いとも簡単に公約破棄したのは記憶に新しい話です。政治家としての信義はともかく、「大した問題ではない」とする小泉首相の説明は全く正しい。なぜなら、これ以外に特別会計の不足分 (赤字国債) が約31.3兆円とほぼ一般会計と同額あり、借換債にいたっては、その3倍の103.8兆円。総額169.5兆円も国債を発行しなければならないのに、そのうちの一般会計分が30兆円を超えるかどうかなど、たいした問題ではありません。このように、首相は、言葉足らずではありますが、事実を語っています。今のところ、2005年度の169.5兆円の国債消化に支障を来すかもしれない、という話は聞いていません。借換債の103.8兆円が2008年に135兆円になったとしても、今より30兆円増えるだけです。30兆円増えると財政は破綻するのでしょうか?169兆円が消化できて、199兆円だと消化出来ないのでしょうか?
実は、解決方法は特別会計に隠されています。このwebサイトでおなじみの、松浦武志さんの著書「特別会計への道案内」によりますと、現在特別会計は、31あり、一般会計82兆円に対して、特別会計の歳出は387兆円、同じく歳入は408兆円。要するに単純計算でも、単年度で21兆円の黒字です。特別会計の中には、大幅に余剰金を抱えているものや、黒字を貯め込んで毎年繰り越しているものがかなりあります。これらの余剰金・黒字を全てはき出せば、国債の増額分の消化は充分可能と考えられます。早急に特別会計の収支を明らかにし、すべての特別会計を廃止した上で、これまで貯め込んできた分を国民に還元する意味で、負債をチャラにすれば、2008年の財政危機は乗り切れるのではないでしょうか。
日本の財政危機克服に立ち向かうには、真っ先に特別会計を廃止すべきで、歳出削減や増税とどちらが重要かは明らかです。どこかの政党が、是非、マニュフェスト (政権公約) として、取り組んでいただきたいと思います。
★詳細は、「特別会計への道案内-387兆円のカラクリ-」(松浦武志著/2004年11月25日初版/創芸出版)をお読み下さい。特別会計に関する画期的な著書です。
★残念なことに、事業特別会計(郵便貯金など)、保険特別会計(簡易保険、厚生年金など)など、すでに現金が国債に変わっているものもかなりあると考えられます。まさに、タコが自分の足を食べている状態。一刻も早く、情報を国民に開示すべきです。
>いち早く、情報を国民に開示すべきです
本当の債務はいくらなのかも含めてですね。
郵政民営化で、「過疎地の切り捨て、弱者切り捨て」等と言っている人がいます。本当にそうでしょうか?
本当の弱者は、都会に住み、すぐ側にいる隣人に助けてもらうこともできず、月5万円程度の年金又は生活保護で生活している人ではないでしょうか?私も田舎に住んでいますが、こんなことがありました。【女性のAさんは、ご主人を亡くされ独り暮らしでした。遠方に嫁いだ長女が、「近所の皆さんに迷惑だから、田舎の財産を処分して母を引き取る」と何度も母親を説得しに帰省されましたが、Aさんは「ここを離れることはできない」と都度、拒否していました。Aさん本人はそれで良いかもしれませんが、近所の者が大変です。A家の周りや畑の草刈り、台風の後片づけ、等々のボランティアで休日が大分つぶれました。その後10年してAさんは、長女に引き取られ、家や畑を処分しました。「今は寂しくなく、幸せです。」とはAさんの弁。それならもっと早くに!!とは我々の気持ち!!】
このように、過疎地に住むのは一面、「わがまま」でもあります。1通1000円の郵便でも甘受すべきでしょう。1年に10回郵便を利用しても1万円です。過疎地を切り捨てるな!と言うなら、過疎地に入って、まず草刈りから始めなさい。郵便よりも家や田畑の維持は大変ですよ。郵政は民営化すべし。過疎地切り捨てを反対理由にしてはいけません。
余談、フレンドパークの金貨の値段は昔から、十万円相当と、言っています。おかしいような気がするんですけど。
拙著に「一般会計はトンネル会計」という見出しをつけましたが、「政府会計は外郭団体を養うためのトンネル会計」という例えもできるような気がしてきました。
昨日の衆議院経済産業委員会は特別会計についての審議でした。民主党が特許、貿易保険、電源、石油など同委員会所管の特別会計について一斉に追及していました。これこそ願っていた特別会計改革への第一歩ですから、喜ばしい限りです。









