234.民主党のマニュフェスト案について |
民主党、そのほかの政党は今のところ話題性で出遅れています。民主党は、8/14付けの紙面にマニュフェストを公表していました。目玉は財政再建です。3年間で10兆円の歳出削減を行う、2008年度予算で国債発行高30兆円未満 (どこかの首相もかつて、そんなことを言っていました) に押さえ、プライマリー・バランスの赤字半減を実現とあります。増税については全く触れていません。財政再建という目玉に国民は反応するでしょうか。国民は財政再建が火急の課題であると考えているのでしょうか。なぜ財政再建を急ぐ必要があるのか、国民にわかりやすく説明すべきです。年金問題、経済対策、周辺諸国との外交問題…、これらの重要事項はどう処理しようとしているのでしょうか。
何度も言いますが、特別会計の見直しを行わずに、一般会計だけの帳尻合わせをしても無意味です。財政再建は、特別会計とセットで行わなければならない。例えば、マニュフェストの歳出削減の手段として、国家公務員人件費の2割削減を主張していますが、単に給与を2割カットするという方法(これはこれで必要ですが)よりも、特別会計を廃止することにより、特別会計毎の予算定員を劇的に削減することができます。これは、小さな政府を実現する近道ではないのでしょうか。
最後に、地方交付税の削減について、愚見を述べます。現在の体制のまま交付税削減を実施すると、47都道府県のうち、30近い道府県が財政破綻してしまいます。地方分権を目指し、道州制を視野に入れて、県の組織と国の地方組織の統廃合を行うべきでしょう。国の過大な関与と規制は見直すべきと考えます。
★補足説明:8/14紙面にマニュフェスト公表とありますが、これは案であり、実際に公表されたのは8/16で、8/17付け朝刊の紙面に全文の要旨が掲載されました。
効果的は難しいと考えています。私がいる東南アジアの国々では
既にかなりのCost Push Inflationが始まっています。原油高の
為です。日本も石油上の増す冬場にかけて物価上昇圧力が増して
いくのではないのでしょうか。これに追い討ちをかけるように来
年か再来年から消費税が上昇して行くと思います。
http://www.collectors-japan.com/nevada/main/m_050801_3.html
すっかり体力が弱った消費者にこれは大きな難題になると思います。
>財政の自由度はむしろ大きくなるので
財政の自由度が上向くと景気にプラスなんでしょうか?
例えば土木事業に使っていた分を宇宙開発に当てたら
土木事業者は景気悪くなり宇宙開発関係は景気良くなり
+-0なんじゃないかと素人考えしてしまうんですが
自民党、ホリエモン出馬?
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050816it01.htm
ここまで来ると、政治でなくなった気がします。
「小泉ワイドショー」
悲しいけど、日本はやっぱりダメだ!
高値で買ったライブドア株をもっています。個人的には、出馬は絶対やめて欲しいと思います。株価下がるんで。ホリエモンには、本業に専念し、早く株価を4ケタにして欲しいと思います。
するといいますが、総額で何兆円もの金額になるのではないで
しょうか。はたして払い戻しできるのでしょうか?
まさか特殊法人とか道路公団に行って、貸した金返せ、
と貸しはがしをやるのでしょうか。相手は、お金は全部天下り官僚の
退職金と政治献金になったので、逆さに振っても鼻血もでんよと、
居直られたりして。
あまりスジのいい政策ではないと思います。郵便局の経営がなりたた
なくなるような気がして、郵便局民営化以上の、郵便局倒産ではないかと。
退職のための国債というのは新規発行するのでしょうか。退職金国債?
いままでの「普通の」国債が名前を変えただけ?で発行するのでは何も変わ
ららないような気がします。それとも、すでに発行した既発国債を買い
戻して渡すのでしょうか。買い戻しのお金はどっから調達してくるのでしょうか。
もらった方も、事情でお金ガいるときは、金券ショップに売るわけ
にも行かないし、担保にしてお金を借りるか、割引して買ってもらう?
いずれにせよ、すぐに、われ先に売りに出されて暴落します。
連合や労組の手前、公務員の退職金を減らすともいえないし、かといって
一般の国民の期待する行政改革ができないとも言われたくないし、中途半端
というか、夜店に、ただ口当たりの良い政策を並べている香具師のような印象を
うけちゃいます。
民主党って、もっと政策通や市民感覚の優れた人、優秀な方がたくさん
いたと思いますが、緘口令が出ているのではないでしょうね。