1276.祝・郵政上場 |
そもそも、株価というのは、企業の成長していくスピードを現わします。郵政にはそれはないのではいか、というのが私の考えでした。企業の「伸びしろ」といってもいいかもしれない。郵政企業にはそれはないだろうと考えていたわけです。今回、2日間の上昇は、地合が良かったこともあって、結果的には上々だったのではないでしょうか。業績を反映しているのか、そこいらへんは、今はまだわからないのですが、まあ、それはそのうちわかってくる。
懸念すべきは国債保有残高の多さです。国債価格が下落すれば、保有資産は毀損しますし、収益に影響する可能性がある。まだ国策企業といっていい、その怖さはあります。それが、NTT株とは全然違う。それはさておき、今回は、郵政株の上場の成功を祝福したいと思います。投資家の裾野が広がるのは、株式市場の懐が深くなるのでむしろ好ましい。プロが蹂躙する市場というのは面白くないですから。
新品価格 |
「ラジオ日経で、政府系の金融機関の株を買う枠は、
ほぼ消化されて、年内に一杯になるのは確実ということでした。
そんなことを聞くと、来年はどうして株を買い支えるのか、
そうとう心配です。」
と書きましたが、今になって考えて見ると、
郵政関連の株式が上場する以上、
郵政関連の会社が株式を買い支えるのは、
今年が最後になります。
するとしても、表立って大きくはできないでしょう。
政府の支持で株式を買い支えて損失が出たら、
大きな問題になるからです。
しかし、よく考えてみると、
近々、株式を公開して民営化する会社に、
株式を買い支えさせることすら、
そうとう悪辣非道な印象があります。
10月全世帯家計調査・消費支出(前年比)-2.4%
10月の勤労者世帯の実収入、実質前年比で0.9%減少
の惨憺たる状況が、内閣府から発表されました。
はっきり言ってこれはまずいです。
これでは、10-12のGDPはまたマイナスになる可能性があります。
当日のNHKのラジオのニュースを聞いても、
失業率がわずかに改善したことばかり報道して、
これらの結果はまったく報道していません。
個人商店の閉店が非常に多いです。
いつも、利用しているレストランは、
シェフの腕が良くてたいへんおいしいのですが、
客数も単価も少なくなってきてたいへん苦しんでいます。
先日、シェフが過労で入院されました。
レストランだけでは食べていけないので、
他の仕事もして働きづめだったのです。
実は、この店は自民党を応援していて、
以前は、アベノミクスが東京から、
地方に浸透して、だんだん店の景気が良くなってくるよと
言っていたのですが、
現在の状況を見ていると痛々しい限りです。
個人商店は、自民党の支持が多いのですが、
安倍や自民党はこの惨状を分かっているのでしょうか。
あいかわらず車の渋滞が激しいです。
景気は良いのでしょうか?
何か狂っているような感じがします。
(時事通信)
公的年金の運用損失7.8兆円=過去最大、株式投資拡大が裏目―7~9月
公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は
30日、2015年7~9月期の運用損益が7兆8899億円の赤字に転落したと発表した。
他の記事に、「年金の積立金は株でスッてしまうのではないか」
とありましたが、7~9月期の値動きを見ていると、
介入はいかにもお役所仕事で、
丁寧さ、柔軟さがありません。
博打ならば、勝つ確立も大きいと思いますが、
実際は、毀損を前提に運用をしているように見えました。
7~9月は日銀は、国債の中国の資金の引き上げで、
手がいっぱいだっだので、
株の方は、GPIFの担当だったのかもしれません。
それで運用が雑になり、
既存が大きくなったのかもしれません。
また、この時期にジャンク債も買っているようで、
ポートフォリオの見直しのためと釈明があったそうですが、
あんまり、良い時期ではないと思えます。
のニュースが入ってきています。
これで、GDPの確定値は大きくプラスになります。
正直な感想は、「本当に信用できるのか?」です。
何か、後だしジャンケンのようです。
特に企業に関する指標なので、よく判りません。
私の経験では、大きな企業ほど社員一丸となって数値を作ります。
(シャープがよい例です)
ちなみに日経平均が2万前後で、豪ドルの為替が90円10銭でしたので、
豪ドルのMMFから円に転換させました。
日経平均、為替が上がると予想していますが、
投資は、そこそこが肝心です。
「このまま日銀が国債を買い続ければどうなるか」
がありましたが、
今の日本の現状を見る限り、
信用収縮が起こり、やがて破綻するだけです。
ちなみに、先日、クルーグマンは自らの過ちと、
言い訳を載せた、論文を発表したそうです。
すなわち、ヘッジファンドや著名な投資家の、
狼狽的な動きの情報が入ってきます。
最近は、ラジオ日経でさえ来年の動向には、
相当悲観的に言うことが多くなりました。
この間も、世界中ほとんどの国が深刻な不況だと、
言い切っていました。
ごく最近、ジム・ロジャースは現金を持つ比率を高くしている
という情報が入ってきました。
私もすでに、円の現金を多くしています。
これから何が起こってもできるだけ耐えられるよう、
整えなければなりません。
日銀、ETFを369億円・J-REITを12億円買い入れ
2015/12/09 18:15
日銀は9日、指数連動型上場投資信託受益権(ETF)を369億円、
不動産投資法人投資口(J-REIT)を12億円買い入れたと発表した。
このタイミングで介入は、非常にセンスの悪さを感じます。
いくら、政府から命じられているとはいえ、
もう少し、きめこまやかな配慮をして欲しいです。
日経平均先物 CME(円建て)
18,910.00 -391
結構下がっています。
年末まで21000円(場合によっては22000円)ぐらいは上昇と予測していたのですが、
どうも外してしまったようです。
原油が一段安ですが、これは世界規模の信用収縮に見えます。
しかし本来なら、原油の価格は経済に中立なので、
なにか違和感があります。
FRBの金利が上がって直後は調子が良かったので、
もともと市場は何も期待していなかったのですから、
何もしなかった方が、よっぽど良かったでしょう。
18日の日経平均株価は、366.76安の18,986.80
日経平均先物 CME(円建て) は、21:18現在、18,760.00です。