1303.マイナス金利は長期化するのではないか |
マイナス金利は、融資しないことへのペナルティではないか、との見方がありますが、このままいくと、行き場を失ったカネが不動産市場に流れ込み、土地バブルが再び起る可能性も否定できません。しかし、今回の金利の効果がなければどうなるのでしょうか。日銀はマイナス金利の幅を拡大させるかもしれない、と想像してみます。我々も預金に対する考え方を変えなければならないかもしれません。カネを家に置いておくには金庫も必要だし、物騒だ。そういう風潮が定着すると、銀行預金はカネを預ける手数料を払うのが当たり前になるかもしれません。もう今でも銀行の金利など無いに等しい。ATMの運用経費などを考えると、預金金利がマイナスになったとしても不思議はありません。どうも、預金金利に対する価値観が根底から変わっていくような気がします。
国債金利が0.05%になったということは、地方債などもこれに近い金利になるでしょうし、社債も同様になる。もう公社債の市場は消滅したようなものです。国は今のうちに高金利の国債をどんどん償還して借り換えていけば、将来の金利負担を大幅に減らせる。この超低金利(逆に言えば超高価格)はいつまで続くのでしょうか。これで金利が元の水準に戻ろうものなら、莫大な損失が発生する。しかも日銀の目標達成は困難だ。ひょっとすると無理かもしれない。そうなれば、マイナス金利の解除というのは、金融緩和の出口戦略以上に難しいような気がします。従って、マイナス金利というのは長期化するのではないでしょうか。さらに言えば、次々と打ち出される劇薬が効かなければ、最後にどうなるか…あまり考えたくはないのですが。










