1309.ノックイン価格から読む株価の下値 |
スウェーデン輸出信用銀行 ノックイン価格15529円(年利率3.02%)15年6月販売
ドイツ復興金融公庫 ノックイン価格15438円(年利率3.15%)15年7月販売
〃 ノックイン価格15227円(年利率2.8%)15年7月販売
国債金融公社 ノックイン価格15176円(年利率3.15%)15年6月販売
〃 ノックイン価格14909円(年利率4.2%)15年11月販売
(日経紙2/13付け19面より引用)※上記は満期が全て1年半
日経平均株価がノックイン価格を一瞬でも下回れば、投資家は元本割れし、約定どおりの数式に従って、元本が償還される。私が昔買った時は、N村證券の販売するスウェーデン王国のノックイン債券で約85%で償還されました。最低販売価格が100万円でしたので、15万円スッた。このようにノックイン債券は投資リスクを一方的かつ全面的に投資家が背負い、胴元(販売取次者)は決して損しない金融商品です。年利率を見ていただければおわかりのように、ノックイン価格が低いほど年利率は高い。「日経平均がそんな価格を下回ったら、日本経済は大変なことになりますよ。アベノミクスに限って、そんなことは、まずないでしょう」とか何とか言って、N村などのパートの使い捨て販売員が営業にまわる。トコトン個人投資家軽視のN村など社会に百害あって一利なしだ。買う方も欲ボケなのだから仕方ない。どっちもどっちだ。
日経によると先週、ノックイン価格に達した債券は7銘柄でわずか総額337億円で全体の3%にすぎない、とある。ノックインの設定価格は14000円台に多い。日経の紙面に掲載されているものはほんの一部にすぎません。ということは、まだまだ下げるということだ。リンク債の残高はまだ、1兆円強あると書いてある。14000円を下回るとノックイン価格に達する債券が増えるらしい。ノックイン債券が相場の下げ要因になるのは当然です。こういう世界株安の危機に乗じてさらに株を売り込む。最初から1000円売り崩してやろう、とかではなく、相場の下げに乗じて、あと少しで大台を割りそうだ、となるとファナックとかユニクロとか村田製作所とか日経平均への寄与度の大きい十数銘柄を集中的に売り仕掛ける。今回の相場の下げ方を見ていると、ヘッジファンドなど売り方が好き放題売っているように思えるが、特徴的なのは、大台に近づくといとも簡単に節目を割って下げる。特徴的な下げ方をしていることだ。N村はじめ日本の大手も荷担していることは間違いない。今週14000円を下回る可能性はかなり大きいと見ます。
リンク債を仕組む連中が世界中で株安に乗じて大もうけしている様子がうかがい知れます。相場がどちらかに大きく動くと彼らは大もうけする。相場を彼らが演出しているのか、それとも相場に乗じて彼らが動いているのか。私は前者のように思えるのです。違っているでしょうか。
【参考】
2015.9.9、記事No.1272.日経平均株価は必ず1度は14,000円を下回る
2011.2.2、記事No.860.仕組債で大損する人たち

株価の下落ばかりではありません。、
たいがい「途中償還条項」が付いていますので、
株価が上昇してノックイン価格を下回りそうにないくらいになれば、
すぐ償還される仕組みになっています。
つまり、胴元が損をしそうな状況になると解消できるということです。
正直、禁止したほうが良いと思います。
以前は、社会問題にもなっていたのに、
この手の債券が売れているとのニュースが、
昨年の7月頃見ました。
喉もと過ぎると熱さ忘れる
でしょうか。
最近、金の話がちらほらと聞こえますが、
これも、リーマンショックの時に、
ショートした資金を補うために、
大暴落をしています。
忘れてはいけません。









