1326.ブログ開設12年 |
さて、2012年に鳴り物入りでスタートしたアベノミクスも今や深刻な局面をむかえています。これこそが日本経済を成長させ、税収を増やして財政危機に立ち向かう、とまあそのように過大な期待を抱いていたわけです。GDPを500兆円から600兆円に拡大させる、物価上昇率2%のマイルドなインフレを達成し、所得を拡大させていく、このような成長戦略は今のところ実現せず、日本民進党から、アベノミクスの失敗は明らかであり内閣は総辞職せよとの追及を受けています。もう世論は「消費増税延期せよ」が70%近くになっており、増税延期のムードになっている。5/14、日経は1面に「首相、消費増税先送り」とすっぱ抜いた。「麻生財相は21日、仙台市で開かれた主要7カ国(G7)会議の閉幕後の記者会見で、来年4月に予定されている消費増税について、『(ルー米財務長官に)予定どおりと話を申し上げてある』と述べた。(朝日新聞デジタル)」いったいどの情報が本当なのでしょうか。判断の難しい時期にさしかかっているのだろうと思います。
私は、黒田日銀総裁がマイナス金利を導入した時点で、「もう日本の景気回復はないだろうな」と思っています。今後どうなるかは、約2年先にマイナス金利を導入した欧州諸国を見ていればわかります。マイナス金利は次第に拡大していく。日銀が国債の買い入れを減らすなどの出口戦略は難しい。日本は長い衰退の途にあるのではないかと思います。


今後石油が高騰すれば物価もそれに合わせて上昇するでしょうが、それがそのままインフレに結びつくことにはなりません、スタグフレーションというやつです。
要は、この国は国債という国家の根幹にかかわる部分を海外のヘッジファンドなどから守るために国内の経済を犠牲にしたということです。国民生活を犠牲にした国際暴落阻止策ともいえます。
ただ、これも未来永久に続けられるかといえば無理でしょう。どんどん景気が悪くなり今後恐慌経済になっていくはずです。極度の不況です。その後、銀行がつぶれたり統廃合が進んだ後、市場にお金があふれるようになり金利が上昇し国際暴落し破たんといった感じに進むのではないですか。
さて、我が国の国家財政ですが、増税延期なら国債シングルAマイナスの可能性がチラついているようです。
シングルAマイナスになった瞬間に海外のヘッジファンドが一斉に保有している日本国債を売りに出すプログラミングを組んでおりますので日本政府も首根っこにナイフを突き付けられてしまっているような状態な訳ですよね。
安倍総理が熊本大震災を東北大震災級とは位置付けずに増税すると言うのもここら辺りが理由でしょうか。
国債の暴落がすなわち財政破綻に直結いたしますので、景気回復を捨てて、国債(価格)を守ることにした、というのは副島氏の著書に記載がありました。今回の副島さんの著作は説得力がありましたね。
>もにょもにょさん
最近の1年は正直、もう書くのがシンドイな、やめようかな、と何度も思いました。私も12年、年を取ったわけですから。
さて、ヘッジファンドの売り崩しには日銀の買い支えがありますので、いくらレバレッジをかけたとしても失敗するような気がいたします。増税する、しないに関しては、50%の確率、私は半々ではないかと思います。参院選は増税をするか、しないかが争点になるのではないかと思うのですが。
ペースを落とされても結構ですので、これからも是非続けていただければと思います。
わんだぁさんも最近はコメント欄でバトルされることもなく、丸くなったと感じますが、私も同様です。年を食いました。
今は、日本が財政破綻するかどうか、という懸念よりも、自分が経済破綻する懸念の方が大きいです。
定年まで働いて、小額でも年金をもらえる諸先輩方が羨ましいです。
自分も国が破綻しなくても、個人の破綻は相次ぐと思います。特に非正規の方が多く、数も多い氷河期~団塊ジュニアが60を越した阿鼻叫喚の地獄です。自分はその人たちより少し下の世代ですが、もらえないと思っています。支える人数が今の半分になる。もらえたとしても、今の半分にはなるでしょうね。それを埋めるだけの貯蓄が年金支給年齢までに稼げるか?それを埋めるだけの収入が年金支給年齢以降得られるのか?そもそも今後、年金支給年齢がどう後ろにずれるか分かりませんが、まあよくて70、下手すると75とかになりかねない。まあ難しいでしょう・・・。
では、ご希望どおり削除いたしましょう。
高橋洋一氏に関しては事実とことなっています。人の神経逆撫でするような書き込みは匿名のネットでは許されません。最低限のルールは守っていただきたい。







