1342.イミフな日銀政策 |
日銀があくまでもインフレ率2%にもっていく、という金融政策は理解不能です。デフレで何が悪いのか。もう何年もデフレが続いている。でも、そこそこ好況ではないでしょうか。むしろ無理矢理インフレに持って行くほうが怖いように思います。インフレ、すなわち円安に持って行く。円安で消費者は喜ぶでしょうか。今回一連のデフレ好況には、原油価格下落にも一因があるのかもしれない。さらなる円安は、消費者を苦境に追い込むような気がします。
色々な定義があるようですが、いつの間にかデフレは不況と同義語のように扱われていますね。
それゆえこの際円安による物価上昇でも景気がよくなる、という不思議な発想がでてくるのでしょう。
とはいえ、個々人に大増税や年金削減を課すアベノミクスをリフレ政策とし、リフレはダメと結論付けようとする行為には違和感があります。
しかし、もし原油安がなかったら実質賃金も下がって大変なことになってたんじゃないでしょうか?
増税は年金削減云々は噴飯もの。
リフレ=ばらまきなんですか?
リフレ=ばらまきではありません。ばらまきとは財政政策であり、リフレは金融政策です。おカネをたくさん刷って市中にあふれさそう、インフレに持って行こうとするのがリフレ政策せす。ただ、おカネをどんどん政策投資(バラマキ)していくとインフレになる可能性もありますので、全然違うということではありません。
数年前は例えハイパーインフレになっても、輸出産業が大復活するので日本経済は問題ないという意見もありましたが、東芝やシャープを見ると、もはやそんなプレゼンスは輸出型の企業にはなさそうですね。
結局、金融緩和しても何も起きないか、若しくは国債の信用が無くなって大幅な円安とインフレが起こるかの二者択一。
やはり白川総裁が正しかったということ。
むしろ削っている。介護保険の生活支援を除外することを検討している。
デフレ脱却もどこまで本気なんだか…。むしろインフレになったら困るでしょう。金融緩和の継続が難しくなる。実質賃金が上がらなければ、結局、生活者は苦しくなり、デフレに戻る。
自分も高齢者より若者や現役世代にお金を使うべきだと考えてきましたが、やや考えが変わりました。老人への福祉を減らしても、どうせ若者や現役世代への支援なんてないですよ。だったら親の支援だけでも、やってくれた方が幾分まし。高齢者が若者に比べればいかに恵まれているかを自覚させて、若い世代もそのお金に死ぬまで相乗りにした方が現実的だと思います…。分断工作で結局双方削るというよりはマシです。
金融資産の把握によって、社保利用料(医療費の窓口負担割合等)の差別化が可能となります。
生活保護制度の平等性にも有効です。
孫譲渡も進んで、奨学金制度も平等性にもつながりましょう。