1412.いよいよ「その日」が近づいているのではないか |
Moscow’s infrastructure deal on N. Korea backed by Tokyo and Seoul, opposed by U.S.
(World Tribune September 17, 2017)
内容は、韓半島から中露国境に接続する鉄道網の整備と、エネルギー・パイプラインの建設投資と言うもの。
中国の提唱した経済圏構想「一帯一路構想」の延長なので、習近平はプーチン提案に賛同。
安倍総理と文大統領も、これに乗ったのではないかと憶測されています。この報道はにわかには信じがたいが。
The Russia-China plan for North Korea: stability, connectivity
(ASIA TIMES September 13, 2017)
肝心の北朝鮮の態度が明確でなく。追加可決された経済制裁が効いて、北が逼迫すれば。
おそらく一時的な打開策として、金正恩はプーチン提案を目先は受け入れるとしても。
そのうちまた核実験やミサイル発射を行って、秩序を突き崩すに決まっており。
結局プーチン提案の受諾は、危機の根本は解決せず。中露の戦略を利するだけであろう。
安全保障と経済利得の両方が手に入りますよと、安倍総理はウラジオでプーチンにささやかれたのかも知れません。
さて、極東の危機はどちらに向かうのか。現状維持を続けられる段階ではないので。
経済・投資環境も大きな岐路になるのでは。
もはや対話の段階ではない圧力だと。
内容はトランプ大統領の後追い。会場の聴衆はごくまばらでした。
日本は事態の推移を固唾を呑んで、見守るしかできることはありません。
市場関係者は、米国が北朝鮮を攻撃する材料はまだない。
開戦すればシリア・アフガンとアジアの二正面を抱えてしまうと否定的なようですが。
開戦ならば各種の現物が暴騰。株・債券は下落。
プーチンの 暫定和平案ならば、少し長期の投資が有望になりますね。
具体的な措置には踏み込んでいないが、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の試射や、米領グアム島沖を狙った中距離弾道ミサイルの発射、追加核実験など、軍事的な対抗措置を念頭に置いた発言とみられる。
金委員長は「トランプ(大統領)が世界の面前で私と国家の存在自体を否定し冒涜(ぼうとく)し、わが国を消し去るという歴代最悪の『宣戦布告』をした以上、われわれも、それにふさわしい史上最高の超強硬措置の断行を慎重に検討する」と語った。
いよいよいけません。チキンレースはまだまだ続く。国連会議の内容が北の国内でまったく国民に知らされていないとすれば、きんしょうおんは虚勢を張る必要はない。やはりブラフなのでしょうね。チキンレースのどこかで戦火が勃発するのではないでしょうか。