日銀三役人事が発表になりました。「政府は16日、日銀の正副総裁などの人事案を提示した。黒田東彦総裁が続投し、副総裁には日銀理事の雨宮正佳氏と早大の若田部昌澄教授を充てる」(日経電子版2/16、13:33)
黒田さんもシンドイと思いますよ。日銀総裁の激務を5年もやって任期を全うし、今73才です。今回、交代ということになると、タスキがけ人事の恒例からいえば、黒田総裁は財務省枠なので次は日銀出身者枠ということになる。仮に日銀出身者を充てなくても、黒田総裁交代ということになれば、緩和政策失敗という印象を与えかねません。日銀政策の変更か、という間違ったメッセージを世界中に発信しかねません。そういう意味で、黒田さんの後を継ぐ適任者がいなかった可能性もありますね。次の任期まるまるということになると78才になってしまうので、おそらく1~2年続投して、インフレターゲットを達成するか、何か別の理由で勇退ということになるのでしょう。
岩田規久男副総裁は健康上の理由もあって、引かれたのだと思いますが、後任の若田部教授は52才とまだ若い。『~失格エリートたちが支配する日銀の悲劇~「日銀デフレ」大不況』という本を出されています。(2010年7月初版、講談社、税別1600円)私も読みましたが、岩田さん以上に強烈なリフレ論者です。中身は相当過激でした。このブログでも若田部先生に関しては、過去4回記事を書いています。元々が学者なので、副総裁という役職でどこまで手腕を発揮できるかはわかりませんが、リフレ政策の看板は下ろさない。さらに強力に押し進めていく、という安倍首相の決意の表れなのだと思います。
金融政策のみで2%の物価目標を達成するということでしたが、難しそうなので、財政政策も動員する。消費税増税も出来れば凍結したいが、選挙公約違反になるのでもはや下ろせない。政府の本音はそんなところではないでしょうか。2%の物価目標達成も現状では難しいが、仮に達成した後は緩和政策を縮小していかざるをえず(テーパリング)いわゆる「出口戦略」は困難をきわめるのではないかと想像いたします。岩田さんが若田部さんに交代すれば、大規模緩和をさらに強力に行うかもしれませんが、何か秘策のようなものがあるとも思えません。日銀は金融緩和というバクチ場に足を突っ込み、負けを取り返すまでは、おりることもできず、仕方ないからお札を刷り続け、刷ったお札をバクチ場につぎ込んで、にっちもさっちもいかない、どうしようもない泥沼に落ち込んでいるのではないか、なんかそんな気がしてなりません。
若田部昌澄教授に関する過去の記事
htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-238333559"
hx-vals='{"url":"https:\/\/wanderer.exblog.jp\/238333559\/","__csrf_value":"08438807816db1546f7e0df670ecb5aadf581bd367e92843c8f0f802f4f68c4ada92388ae000ed2be61e140efedfde1ce7575387c751fff963f7c962fd0b18c2"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">