1501.平成30年の仕事納め |
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日経平均株価の2018年の終値は2万0014円77銭。年間で2750円(12%)安と7年ぶりに下落した。12年末から始まった「アベノミクス相場」では初の下落となる。10月に27年ぶりの高値を付けたが、その後は失速した。世界的に株式相場が変調をきたす中、海外投資家の日本株売越額も5.6兆円を超えて31年ぶりの大きさとなった。
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今日も2万円を下回る局面がありましたが、終値が2万円を維持して終わったことはよしとしなければならないでしょう。これが大きな下落の始まりになる、そう考える言論人も多いようです。例えば、現代ビジネスの毎週金曜にコラムを書いている長谷川幸洋さんが、今日このようなことを書かれていました。
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(株価の)最大の急落要因はなんと言っても、米中新冷戦だ。貿易戦争は2月末まで休戦中だが、根本的な米中対決が解消する兆しはまったくない。(中略)そもそも「米中対立が根本的に解消する可能性はあるのか」といえば、答えははっきりしている。解消しない。本質的には「米中の世界覇権をめぐる争い」であるからだ。そこを、世界の投資家がようやく理解し始めた。
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長谷川幸洋さんは、私の好きなジャーナリストの1人です。サヨク系の東京新聞・中日新聞を今年春退社されましたが、決してサヨクの人ではありません。言論は非常に正鵠を射ているし、常識的な人だ。(読売テレビ「そこまで言って委員会」のレギュラーコメンテーター)今まで組織人だったためか、あまり本は出されていませんが、最近、「明日の日本を予測する技術(講談社α新書)」というのを上梓されました。まだ読み始めたばかりですが、なかなか面白い。
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