大型連休が今週末から始まります。N村證券から「10連休中は日本株の売買は出来ない。連休明けには、想定外の大幅な下落もありうる…」その他、多くの注意事項を書いた手紙がきました。やはり、経済は重要な関心事ですね。相場の動向といってもいいでしょうか。政治もお休みするので、ニュースは事故・事件モノとか芸能ネタが中心となる。退屈ですが、社会を揺るがすような大きな問題が起こらないことを祈りたいと思います。
先週、自民党の萩生田光一幹事長代行が、4月18日に公開されたインターネット番組「真相深入り!虎ノ門ニュース」の中で、6月の日銀短観で示される景況感次第では、消費増税の延期もありうると発言し、先週末はこの発言をめぐって揺れました。アドバルーンをあげて様子を見ているのではないか、という見方がもっぱらでしたが、左翼系メディア(朝日・毎日など)では、「消費増税は今さら撤回できない」的な意見が多かったように思います。日銀短観なんて、定量的なデータではない。定性的な、というより「気の持ちよう」みたいなものだ。
萩生田光一氏は以前、官房副長官もされていて、安倍首相の側近の1人です。まさしく、安倍氏の本音なのでしょう。経済の専門家の中には増税反対の意見もありますが、どちらかといえば、これは少数派だ。庶民も本音は上げて欲しくないのかもしれないが、社会福祉をバーターにされては仕方がない。要するにモノを買わなければいいだけだ、とあきらめるしかない。このあたりが、景気失速の最大の要因であることは言うまでもありません。さて、10連休明けに増税再々延期の機運になるのでしょうか。
増税の行方は、衆参同日選と密接にリンクする。萩生田氏は増税の是非は国民に信を問えばいいなどと、まさに首相がいうようなことを言ったが僭越な男だ。アメリカの経済メディアには日本の消費増税に反対する意見が複数あって、中には「日本発世界不況」などという極端な見方もある。消費増税はどうなるのかといえば、今回上げることが出来なければ、おそらくこの先10年は上げられないような気がする。日本の景気なんて、自律的に上向くのは難しいのではないか。米国や新興国経済が上昇すれば、日本も追随して多少は恩恵を受けるかもしれないが、ブレクジットとか米中経済摩擦とか騒いでいるうちは難しいように思います。
さて、10連休の途中で元号が変わり、皇太子殿下が即位される。今回は服喪ではないので、気分的には明るいと思います。懸念されるのは、5月11日の大地震の予言ですね。動画サイトには複数の動画がアップされています。ま、気にしなければいいだけの話ですが。皇太子徳仁親王殿下が強運を持っているかどうかですね。徳仁殿下は私よりも年下です。ああ、ついに年下の天皇になるのか。皇后になられる方の健康状態は大丈夫だろうか。若干の不安を抱きつつ、カウントダウンが始まりました。新元号になるまであと9日です。10連休明けには何が待っているでしょうか。