264.地方自治体の破産 |
さて、10/25の日経新聞5面に、「北海道、全職員を対象に来年度から基本給10%削減」との見出しがありました。2007年度には、財政再建団体に転落する恐れがある、と記事は続きます。10%削減は、国・地方の公務員の一般職員の給与削減率としてはかなり大きい。北海道は、そこまで追いつめられているのでしょう。今年5月に地方自治体の財政状況について調べた際に、財政再建団体への転落の懸念を自らがHP上で表明している自治体が10ありました。それは、北海道、青森、宮城、千葉、神奈川、新潟、大阪、岡山、香川、高知。なかでも、千葉と大阪は2002年度ベースで実質収支が赤字になっており、かなり深刻な状況ではないかと考えられます。さらに財政危機宣言をしているのが、これ以外に13あって、秋田、茨城、埼玉、東京、長野、富山、滋賀、島根、広島、長崎、熊本、大分、宮崎。(本ブログ記事No.200より)※ただし、政令市は調査対象外。
私は、地方自治体は容易なことでは破綻しないのではないか、と考えました。それは、都道府県の累積債務は、単年度歳出額の概ね2倍程度なのです。国の17倍に比べると、それは、はるかに少ない。要は、国のように無節操に借金ができれば破綻はしないのです。自治体の破綻とは、国(総務省)が自治体の借金に待ったをかける状態です。総務省が決めた財政再建団体の基準に合致し、なおかつ自己再建できないと判断した場合は、国が自治体の再建に乗り出す。しかし、私はそこまでいくことはあるまい、と考えました。なぜなら、小規模な市町村と違い、北海道や大阪市などの巨大な自治体を再建させるのは、国といえども困難であり、特例債の発行を認めて自主再建を促すのではないか、また、政治的にも、即、破産ということはないだろうと考えたのです。
北海道、大阪市が今後どのような破産処理を行うのか、詳細は不明です。何しろ、戦後混乱期の昭和26年を最後に都道府県の財政破綻の事例はなく、戦後の混乱期の事例はあまり参考になりません。国と地方のどちらが先に破産するのかわかりませんが、住民にとっては深刻な問題です。道民、大阪市民ならずとも注視したいところです。
★タイトル下の「大阪破産」はかんさんのご紹介で本日購入しました。まだ読んでいません。
返信ありがとうございます。
そうですか。地方自治体の破産は、住民に与える影響は国家破産に比べるとかなり小さいと解釈してよろしいんですね?・・・でも安心していいのか・・・
>国債の暴落や超円安などが発生する可能性も少なからずあるのではないか
超円安とは具体的にどれくらいの・・・まぁ貯蓄が二桁しかないので心配するまでも無いんですが^^;
>金融資産がなければ、奪われるモノはない
失礼な!(#`Д´)ノ
>ぽん吉さん
う~ん、アメリカがどういう反応をするか・・・難しいですね。
1ドル=1000円なんかになれば、輸出が格段と強くなるわけで・・・
いつだったかみたいに高い関税かけられたり^^;
>わんだぁさん
>aaaさん、失礼しました。
冗談です^^;
>早く、インフレ・円安にならんかなー、などと期待しています。
なんて恐ろしいことをw
最近、スーパーとかコンビニに行くたびに
この豊富な食料がなくなるのはいつごろなんだろうかと考えてしまいます。
破綻したら娯楽産業も潰れますよね。
僕はよく映画を観るのですが映画業界とかどうなるんでしょうか・・
半分以上食べ物を捨ててるってことですね^^;
貿易はドル決算が基本ですから、円価格はあまり関係ないそうです。
輸出で外貨は獲得できますし。
スポーツ用品とゲームソフトが主ですね。
破産しても日本は先進国で居られるのだろうか・・・
確かに、国家破産→途上国化なんていってる人、見たこと無いな^^;
でも、自分たちの生活が豊かじゃなければ、先進国だろうが途上国だろうが意味無いですよね・・・ロシアのような、国民が非常に貧しい国でも、先進国として認められてるんだし・・・
確かに生活が豊かじゃなければ先進国だ途上国だなんて
言っても意味ないですよね。
BRICsでしたっけ?
将来、日本やアメリカを抜くって言われてますよね。
ブラジル・ロシア・インド・中国ですが日本やアメリカを抜いたからと
言って生活が豊かになることはないと2chの経済板で誰か言ってました・・
> laojinさん
基準がよく分かりませんね・・
中国なんか内陸部と沿岸部の格差がすごく大きいみたいですし・・
中国はロケットなんか飛ばす前に貧困対策をやるべきなのに・・
中国は先進国と言われても違和感あるし途上国と言われても違和感がある・・
驚いたことに少子化が日本平均より下なんですね。
公共事業の縮小で、地元経済も大変だそうです。
北海道の未来は日本の未来を先取りしているのかも?
ロシアはGDPという指標でみると低いですが、強みもあります。
ほとんどの家庭はダーチャという畑付き別荘を持っています。
別荘といっても掘建て小屋みたいなもですが、、
そこでジャガイモなど生活必需品を作り自給自足をしています。
ロシア人というと怠け者というイメージがありますが、意外や働き者の農民なんです。
確かに平和時では非効率な社会ですが、緊急時には打たれ強い社会です。
財政破綻した時も飢えた国民はほとんどいなかったのでは。
一瞬、南アフリカだったかな?と思って検索して確かめちゃいました^^;
僕のような素人が言うのも何ですけど2chの経済板見てると何か過信している人が多いような気がします・・
僕が心配性だからですかね・・
日本は外貨準備高世界一だから破綻しても石油は買えるから心配ないとか・・
>RSさん
はじめまして。ロシアが破綻したときに庶民はジャガイモなどで飢えを
しのいだと本で読んだことがあります。
その時に日本が破綻したときはどうなるんだろう?
飢えで死ぬ人がたくさん出るのかな?(北朝鮮みたいに)と
思ったことがあります・・
なんか2chにスレたってますね。
「持ってる外貨を使えば十分資源は買える。輸出で外貨獲得して石油を買えばいい」と言うのは事実のようです。国家破産で生産がストップするわけじゃないので。貿易の決算は基本的にドルだから、日本円の信用云々で石油売ってもらえないという事もないでしょう。今まで超インフレが起きた国も、普通に石油買ってましたし^^; ちょっと安心・・・
>RSさん
はじめまして。日本人は食べ物の半分以上を捨ててます。必要カロリーの自給率は100%超えてます。アメリカの新聞で、「環境問題による食糧危機」の特集がありました(テキスト翻訳使用)。それによると「今の日本人はどの時代の貴族よりも豪華な食事をしている」そうです。日本人が食べ物を大事にすれば、食料の輸出だって出来るんです。
いえ、分かりません。これは2chのレスをそのまま書いただけで^^;
正しいかどうかはもっと詳しい人に聞いたほうがいいかも・・・
誰か教えて・・・^^;
しかし石油枯渇・世界的食糧危機はこのままでは必ずやってきます。
その昔、中国の偉い人が「富めるところから富めばいい」と改革・開放経済を進めました。しかし彼の頭の中には富の再配分を行う社会主義システムの残像が残っていたようで、資本主義の一番の特徴「ゼニはゼニを呼ぶ」という事を理解してなかったようです。ゼニ持ったヤツは、ゼニを働かせもっとゼニを集め、ゼニを減らすことはしない・・・という訳で、今の状態です。まず、税制が抜け穴だらけで、補足率も低い。日本のような仕組みが上手く出来上がっていれば、ゼニの再配分ができたんでしょうけどねー利権がらみで(^^;)。
昔何かの本で「儒教国家は腐る」というのを読んで妙に納得したことを覚えています。儒教国家と言えば中国・韓国・日本ですからね。
マスコミはもっとしつこいくらいに(楽天とTBSなんかどうでもいいから)
バンバンやってほしいですね。
何かこのまま何事もなかったかのように来年の9月を迎えそうな気がしてなりません・・・
円の価値がどれくらいになるかが重要ですね・・・
ロシアのルーブルの暴落は凄まじかったけど、あれは国自体が崩壊してるし^^; トルコリラは金融危機後1/2になってますが(今も高インフレ)経済は比較的好調(すげぇな)。アルゼンチンは度重なる経済政策の失敗で元から信用がありませんでしたし・・・日本どうなるんだろ・・・参考になる前例が無い・・・w 2chで聞いたら「多額の米国債が円の信用の裏づけをしている」「元ナマで1000億ドルの外貨準備」「貿易黒字だから大丈夫」・・・まぁ相当酷いトルコもアルゼンチンもロシアも上手くやってたから大丈夫かな・・・
>11兆円強に過ぎませんから、長期金利が1%上がれば計算上は吹っ飛ぶような額ですし
いえ、あの~コレで借金を返すとかじゃなくて、もし仮に、輸入が出来なくなるほどの超円安が起きた場合でも、10兆円あれば、輸入に足りない分を補うには十分だ って言いたかっただけです。
しかし、よく考えてみれば、国家破産直後、一気に通貨価値が1ドル=1000円位にになるってわけじゃなく、長期的に見れば円の価値がそのくらいになりますよってこと(多分^^;)ですから、生産が出来ないとかそういう事態にはならないでしょうね。買占めが起きてオイルショック以上のインフレが起こる可能性はありますが・・・
しかし、これだけ多額の債務を抱えてるのに円の価格が安定してるってのは、もはやこれしか考えられないと思うんですが・・・
>円が消滅して日本でドルを使うようになれば、円の信用なんかどうでもいいことですからねー。
ちょ・・・勘弁してください・・・w
>匿名性でテキトーなこと言ってるんじゃないですか?。
匿名性があるからこそ、思い切った議論が出来るんですよ!(`Д)ノ
laojinさんも覗いてみては?夜なら結構詳しそうな人もいますし^^
>これだけ多額の債務を抱えてるのに円の価格が安定してるってのはもはやこれしか考えられないと思うんですが・・・
債務を外国に依存していないという日本の特殊性があります。これは今までも何度か出てきたことで、それ故今まで持ったということも考えられます。そこが今まで例がないケース(戦時以外は)で、誰もどうなるか判らんわけですよ。
昼~夕方は厨房しか居ないので^^;
>そこが今まで例がないケース(戦時以外は)で、誰もどうなるか判らんわけですよ。
日銀が暴挙に出ない限り円の暴落(少なくとも貿易を阻害するほどの)は起こらないって事でしょうか?
いえ、アルゼンチンは流石に・・・アルゼンチンは戦後直後から失敗に失敗が続いて、国家の信用は地に墜ちてましたし。
>laojinさん
今までに通過暴落が起きた国は普通に貿易してましたが・・・
通過が暴落=貧国化が事実なら日銀だってジャブジャブ刷らないと思うんですが、どうなんでしょ?^^; あと10年20年で日本中ジジババだらけになるわけじゃないし、国民の貯金がカラ・・・破たん処理の方法として、資産没収は確かに有り得ますが、流石にここまでは^^; 日本は比較的税金が軽い国なので、大企業が音を上げて脱出と言うのも・・・
もし通過暴落が起きたとしても、1年やそこらで通貨価値が1/10になるわけじゃないし、輸入が出来ず、生産が消滅して貧国化・・・なんてことは無いと思うのですが・・・
2chは悲観的意見が多いのに、ここに来たら2chが楽観論者の巣窟に見えてきたw
うつ病になって死んだら大事なんで、今日のところはこのくらいにしておきます・・・
いっそ東南アジアの発展中の国に生まれたかった・・・
中国の田舎や、他の東南アジア諸国の田舎の生活を見ていると、僕は時々子供の頃(昭和30~40年代)に戻ったように気分になることがあります。物質的には今のように何でもある便利な時代ではありませんでしたが、その分世界も狭くてガキどもの時間もゆったりしていた時代でした。アジアの田舎では、当時の日本のように御近所コミュニティがあって、人々が助け合って暮らしています。物資的には貧しくても、彼らの笑顔や言葉からは卑屈な印象は受けません。あ〜気持ちが豊かなんだ、と思ってしまいます。彼らの生活に比べ今の日本人の暮らしがホントに豊かなのか?とついつい考えてしまうのは、自分が歳をとったせいでしょうか。
>あと10年20年で日本中ジジババだらけになるわけじゃないし
人口統計研究所によると2020年の64才以下と65才以上の人口比は 2.59 : 1、2030年度は同じく 2.38 : 1 になります。つまり一人の年寄りの年金負担分を2.6人で分けるわけです。ちなみに50才以下と51才以上に分けると、2020年度は 1.2 : 1 2030年度は何と 0.99 : 1 になってしまいます。自分でいうのなんだけど、51才過ぎると、ほんとジジイだよ。しかもこの人口統計研究所のデータって、いつも大甘だそうです。ということで、日本中ジジババだらけになる日も、夢ではありません(^^;)。
破綻の定義によるが、仮に破綻すれば(たぶんしないと思う)破綻によっては円は紙切になって行く。
破綻の過程で円建て資産はどんどん価値が低下して行き、そして同時に外貨が流通するようになる。
貿易での決済は外貨、得た外貨は円転しないで外貨のまま国内でも各種決済に使われる。
だから石油を買う金が無いという話は無いと思う。
但し年金を含む円建て資産はパーになる。
↑2chのレスをコピペしました^^;
「円暴落で貿易消滅、GDPゼロ、日本貧国化。」と言うのは少し大袈裟すぎやしませんか?^^;
ってか本当にlaojinさん?^^;
2chに他にも興味深い意見はあるんですが、全部コピペするわけにも行かないので。
もうガクブルです。死にそうです。^^;
↑のスレで凄い論戦が起こってます。ちなみに↑のスレの論題は「円の価値が想像を絶するほど暴落した場合の日本経済」です。楽観派(?)が多少押してますが・・・怖いな。
439 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2005/11/01(火) 22:24:28
国家破産→円が紙くずに→銀行も預金封鎖→銀行に預けてる企業が連鎖倒産の危機→企業は外国から融資受けるものの結局破綻
→外国利益優先により国内の外貨は全て海外の債権支払いに使われる→石油買えなくなる
アメリカならやりかねません。
「拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる」関岡 英之著
この本を読むと有り得ない話ではないと思えてきます。
laojinさんが言うような世界になるよりはマシです・・・;;
経済学板は経済板ほど厨が居ません。厨の大半が絶望論撒き散らしてるので、厨が居ない分、楽観派が多いように見えるんだと思います。
言うじゃないですか「蓋を開けてみないと分からない」って^^;
買いだめかぁ・・・財に余裕がある人はいいな・・・
>「円暴落で貿易消滅、GDPゼロ、日本貧国化。」と言うのは少し>大袈裟すぎやしませんか?
はて?これは誰のコメント。円暴落で貿易削減・GDPゼロ云々は、僕の考えにはありませんし、コメントもしてないと思いますが・・。
日本の円暴落の引き金は、日本国債の償還が出来なくなり、国債金利が高騰、暴落が最初ですので、日本の金融機関(郵貯も含む)はここで全滅します。
ほとんどの企業は、国内の金融機関から資金を調達していますので、無借金のトヨタやすでに外貨決済のSONYのような企業以外は活動が出来なくなります。
リスク対策している日本の企業はどのくらいあるのでしょうか?また、対策している企業は日本政府が企業に対して増税とかしようとすると、本社機能を海外へ移動することもリスク管理に入れてますので、日本はひどいことになる可能生が大です。
トヨタがアメリカとかに逃げたら、ブッシュ政権はウハウハでしょうね。
いま多くの企業では、日本破産も考えに入れて、リスク管理する方向で動いていると思います。
一般国民(金持ち以外の90%以上)だけが取り残される可能は大なので、気になる人は、対策だけはしておいた方が良いと思います。
対策は株・金・不動産に投資するのも方法ですが、リスクの少ない預金、海外に外貨で預金するだけでも相当なリスク対策になります。
-国家破産にどう対処すべきか?-
東京では、こんなフォーラムがあるんですね。タイからは参加できませんが・・・・
http://www.worldforum.jp/information/2005/11.html
国際問題アナリスト 藤井 厳喜 氏
秋も深まり紅葉も盛りの今日この頃、皆様にはお元気にご活躍のことと存じます。
ワールド・フォーラム11月例会では、長い歴史を誇る当会でも草創期からお馴染みの講師、国際問題アナリスト 藤井 厳喜 氏 をお招きして、国際情勢の裏表てに通じておられ、世界各国に人脈を誇っておられ国際情勢の真相にも通じておられ、各国の要人とも交流をお持ちの国際問題や日本の権力構造の実態にも詳しい同氏に、その背景についてお話戴きます。
「 破産国家日本の行方と希望の戦略 -国家破産にどう対処すべきか?- 」 というテーマでお話戴きます。
すいません、勘違いしてたようです^^;
Q:日本は財政破綻するの?
A:海外から外貨で借金しているならともかく国内の政府部門から企業家計部門への貯蓄移転である限り政府に徴税権と通貨発行権がある以上ありえません。
※外貨建て債務は国内政策だけでは償却出来ないので国内に余剰貯蓄がある状態での外債発行は非合理的です。
Q:通貨発行で国債償却したらハイパーインフレになるの?
A:インフレは通貨流通量が財に対して過大になった場合に起こります。たとえ一京円の通貨を発行してもそれがタンス預金なり銀行の金庫なりにしまい込まれたままなら全く物価は上がりません。逆に全く通貨発行量を増やさなくても何かの拍子に皆が一斉に財の購入を行えば大規模なインフレが起こります。通貨発行量を増やしてもインフレにならなければ問題ないし、インフレになったとしても2、3%程度で止めて調整し続ければ後は自立的に税収が増えていくのでそのままで問題ないでしょう。
A:お金の価値が上がると言うことはそれ以外の資産の価値、例えば株、不動産、そしてあなたの提供出来る労働力の価値も下がるということなので全く得しません。何より悪いのは投資や労働の価値が低下することで産業全体が力を失っていくことです。長期的にはお金の価値すら下がっていきます。
Q:二極化って何が悪いの?才能のある人が報われるのは当然じゃないの?
A:例えば才能のあるセールスマンがいたとしましょう。彼は優秀なので訪問家庭の貯蓄が彼の商品価格を上回れば百%売り込めるとします。そして彼はある50万の商品が一つ売れるごとに一割のリベートを得られるとする。そんな彼が1000万の貯蓄を持つ人間10人と10万の貯蓄しか持たない人間90人が住む二極化地区A、100万の貯蓄を持つ人間が100人住む平均地区Bのどちらかを選んで仕事をしなければならないとします。彼の才能の価値がどっちで報われるかはおわかりですね?
私の言う「興味深いもの」は大半が楽観的意見です^^;
A:法人税が上がって企業が逃げるようなら今より法人税が高かった時代にとっくにみんな逃げています。企業の拠点選択はインフラ整備、市場規模、生産財の調達のしやすさなど総合的な条件を勘案して行われるので税率が多少上がったところで既存の投資を全部捨てて拠点移動するコストの方が高くつきます。所得が高い労働者も同様で、海外に逃げるなら国内で築いた人脈、その他の無形資産を捨てて再就職するのにそれなりのコストを要求されるでしょう。また仮に逃げたとしても、彼らの貯蓄の移転は円の切り下げとして為替を調整し、日本の外需を拡大してくれるでしょう。
Q:供給超過で何が悪いの?余裕があるってことじゃないの?
A:在庫を増やすことを目的にする馬鹿な経営者はいません。供給超過が続く見込みなら経営者は生産力を削減して在庫を調整するでしょう。そして、これが続けば国の生産力はどんどん縮小し、発展途上国へ逆戻りします.経済の発展には経済構造を混乱させない程度の需要超過状態の維持が必須条件です。
もっと詳しく・・・と言いたい所ですが、これ以上打ちのめされたら鬱になりかねないのでやめておきます^^; 平気でそんなことが言えるかじさんが羨ましいです。タイかぁ・・・
いえ、私も何時かは、日本に帰りますので人事ではありません。
出来れば、こちらに居る内にコンドミニアムを買っておこうとは思っています。
ただ、リスク分散をしておくことが大切で、2chで破産派、楽観派がなんと喚こうが、いざとなった時、個人として資産分散のリスク管理しておいた者が生き残ります。
逆に、他の人には知らせず自分だけは、対策するのが一番良い方法かも知れません。
架橋の人ともはよく話しますが、彼らは自国の通貨は信用していません。
過去、国からひどい目に合った人たちの子孫ですので、家訓になっているのでしょうね。
日本は、戦後60年の長きに渡って安穏とすごした為、変化とかリスクに鈍感です。
海外の信用ある銀行に預金するのは、為替リスクはありますが、将来の円安予測を考えると、あくまでも預金ですので、国内の銀行より安全です。
日本で、日本円が必要になれば、その時のレートで郵便局のATMで日本円で卸す事が出来ます。(少々手数料はかかりますが)
唯一の救いは実家が農家だって事だけ・・・
国家破産後は、一刻も早く混乱を沈静化するために、減税などの政策をとると思うんですが・・・日本の税は他国と比べても結構低いですし。
国家破産しても金融機関は破綻しないって書き込みを2chで見た記憶があるんですが・・・
楽観論で、日本は海外から借金していないので、破産しないとよく聞きますが、国内の金融資産は、国民の物で国の物ではありません。
国民が、卸す時にわざわざ国に「卸して良いですか?」とたずねません。
国内の金融資産は、もう取り崩しの時期を迎え、増えることはなく、毎年10兆円ずつ減っています。
この為、今後の国債の買い手がいなくなり、国はあわてて、海外へ売り込んだり、個人向け国債をうまいこと言って売り込んでいます。
日銀がお金を印刷して、そのお金で国債を買うことが永遠に出来ません。
なぜなら、国債はかならず利息を払う必要があるので、借金が増えていくごとに借金が加速度的に増加していってしまいます。
たとえば、1000兆円の金利が1.5%だとしても15兆円、2000兆円になると、30兆円・・・すぐに税収を上回ってしまいます。
もともと、禁止されていたのに、法改正されてしまいました。
経済の世界では、禁じ手なのですから、こんな手を使って先送りすればするほど、しっぺ返しが強烈でしょう。
私は、破産しようがしまいが、外貨で預金して、金利を多く受け取るだけでも、嬉しいと思っています。
国が破産するということは、国債が紙切れになると言うことで、ほとんど国債になってしまった郵貯や、銀行、生命保険会社は持っている国債が不良債権になり、現金を用意できません。
払い戻す、お金がないと言う事は、金融機関としては破錠すると言うことになります。
>唯一の救いは実家が農家だって事だけ・・・
良いですね、農家なら飢え死にすることは無いですよね。
今現在日本は、企業に対しての法人税は低く設定してありますが、破産処理の為にIMFとかが介入すると、法人税を上げてることは確実でしょう。
その前に、円安となるので、外資が日本の優良企業を買い捲り、日本には、倒産する企業しか残らないでしょうね。
その前に、逃げる企業もあるかと、思いますが、あくまでも予測ですので。
個人も、法律改正で海外口座は禁止とかなってしまったり、個人の海外からの送金には大幅な税金をかけるとかになりましたら、この時は、本当に海外脱出しかなくなります。
ここまでは、しないと思います。
なぜならば、破産させる政治家、官僚は、先に自分の個人資産を海外に逃がしてから行うのは絶対確実ですから。(これは100%当たると信じてます)
郵貯はともかく、生保やその他の銀行って国債が紙切れになったからといって、払い戻しできなくなるほど金が不足するものでしょうか?
>外資が日本の優良企業を買い捲り、日本には、倒産する企業しか残らないでしょうね。
買収された企業って全部海外に逃げちゃうんですか?
かじさんの言うことが全て正しいとしたら、日本の貧国化は避けられないような・・・
あぁ、明日は祭日なのに・・・
あの大きな組織を切り盛りするのに、相当のお金が必要です。
人件費、ビル賃貸、システム構築、ATM、その他をまかなわなくてはなりません。
それより問題なのは、国家破産の時には、預金者が預金を現金化するということで、取り付け騒ぎが必ず起こります。
金融機関は、ここで現金が枯渇します。
もともと、金融機関は全預金額の数%しか現金を用意していません。
銀行は預かったお金を「信用拡大」だったかな、昔「円の支配者」と言う本で読んだのですが、預金金額より多くの金額を貸し出しているのです。
つまり、現金は無くても帳簿上(コンピューター上)では預金の何倍ものお金を動かし、利ざやを稼ぐことで、経営が成り立つのです。
なにか、チャットやっているような感じです。
外貨が買った企業は、利益を海外へ持ち出します。
話を変えると、私の企業もタイで稼いでいますが、稼いだお金(黒字分)は日本の本社に上納されるわけです。
破錠を煽っているわけではありませんが、あまりにも国が国民のこと考えていないのが問題ですね。
アルゼンチンもロシアも数年で復活(元通りではありませんが)してきましたので、数年我慢すれば何とかなるのではないでしょうか。
昨日、アルゼンチンでは国鉄が止まったとこによる暴動が発生していますが、国にお金が無いので車両がメンテ出来ないらしい。
格差はもっと広がるとは思っています。
政府は意図的に、財政難を報道して増税路線を進めていますが、なまやさしい増税では無理なので、全国民の所得から50%以上搾取する方向へ進むのではないか?国の破産の前に国民の家庭が破産すると言う話も聞きました。
話が、あらぬ方向へずれてるかな?
このスレッドのタイトルは「地方の破産」でしたっけ、長くなりすぎて、良いのかな?
ただ、こんなことしたら、今の政治家や官僚の何人かの首が飛ぶ(生首)ような恐ろしいことになるかもしtれません。
自ら宣言できる、政治家は存在しないでしょう。
意外と、暴動おきなかったりして、みんなあきらめましょうと・・・
日本人は、隣も同じなら良いのかもしれません、金融資産をリスク管理している家は、焼き討ちに遭うかも、まるで、映画ですが。
かじさんの言うようなことが起きたとして、数年で復活できるんでしょうか・・・銀行や生産は全滅。企業は買収(そして海外逃避)・・・アルゼンチンやロシアではこんな事起きてないし・・・
>このスレッドのタイトルは「地方の破産」でしたっけ、長くなりすぎて、良いのかな?
あ、本当だ^^;
かじさんのおっしゃったようなことが日本で起きないことを祈るばかりです。