1581.まずは妥当な新年の出足 |
年末年始で止まっていた時間がようやく動き始めました。テレビも仕事始めのようで、ワイドショーではイラン関係のニュースに続いて、カルロス・ゴーン容疑者のレバノン逃亡を伝えています。
西日本では年末年始はおだやかな天気でした。やはり暖冬傾向なのでしょうか。国内もゴーンの逃亡(12/31)以外、大事件や事故はなかったようです。週明けの株価は大幅安を考えていたのですが、一時500円安も大引けは450円程度の下落ですみました。私は1000円程度下落するのではないかと考えたのですが、予想の半分でしたね。強気相場に水を差す地政学的リスクと日経電子版などは報じていますが、報復の連鎖がすぐには起こらなかったことも大きな要因かと思います。
冷静に考えると、戦力からして、イランと米国では比較になりません。イランの報復は小出しに長い期間にわたって行われるのではないでしょうか。正面から立ち向かっては勝負にならないし、一気にやると米国の怒りをかって大規模な武力衝突から戦争にまで発展しかねません。イランには冷静な対応をお願いしたいと思います。次は、イランでの紛争が北朝鮮に飛び火しないことを願うばかりです。年末、弾道ミサイル発射に向けての動きがあったかのような情報もありましたが、世界の注目がイランに向いているので、北はしばらく様子を見ているのかもしれないし、単に時間がかかっているだけかもしれない。イランと北朝鮮の両面作戦はさすがに米国でも厳しいでしょう。ICBMの発射実験を近々やる可能性は高いとみます。
今年の干支はネズミです。子年は、ネズミがよく殖えることから子年は、繁栄するなどといわれています。株価も年末高というパターンが多いらしい。「11月に米大統領選を控える今年、トランプ米大統領は自らの支持基盤を意識して対外的に強硬姿勢に出る可能性がある。ただ、それによって株価が急落するなど金融市場が混乱すれば、自らにも降りかかる。20年もトランプ氏の強硬姿勢と寸止めに翻弄される一年になりそうだ。市場動かす主役は、20年もトランプ氏ではないか」と日経電子版で水戸部友美氏が伝えています。
個人的には、イランの次は北朝鮮が何か事を起こすのではないかと考えています。中国の習近平氏を国賓として呼ぶようですが、日程は「春」としか決まっていないようです。中国からも目が離せない。今年も地政学的リスクに振り回されそうな1年になりそうですが、オリンピック・パラリンピックも開催を控えているし、なんとか平穏に過ぎてもらいたいものです。
今晩のBS日テレ深層NEWS(22:00~23:00)は、予定が変更になり、▽米イラン情勢緊迫!トランプ氏「報復なら52カ所攻撃」北朝鮮変化?▽になりました。パネラーも変更になり、礒崎敦仁(慶応大学准教授) 伊豆見元(東京国際大学教授) 古川勝久(元国連北朝鮮制裁委員会専門家パネル委員) 宮家邦彦(キヤノングローバル戦略研究所研究主幹) の予定です。
MC:辛坊治郎 解説:飯塚恵子(読売新聞)
86年ブラックマンデー、
97年アジア通貨危機、
08年リーマンショックです。
現在20年が極小期と予測させています。また、極大期の黒点観測数も前々回に比べ前回は半数で黒点周期か長く太陽活動低下と考えられます。
9~12年周期の太陽黒点の変化から経済活動を予想するのもいいかニャン。