1638.内部留保という貯金でコロナ禍を乗り切る |
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ANAホールディングスが日本政策投資銀行から3000億円を調達へ
ここからは新型コロナの影響が広がるなか、活発になっている資金調達の動きもみていきます。需要の急減や工場の稼働停止などで収入が急減しても、給料など現金による支出は売り上げほどは減りません。その手当のために現金を確保しようとしているのです。
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ANAの場合、企業の貯金(いわゆる内部留保だ)は、3900億円あります。毎月1000億円のキャッシュが必要ならば4か月はもつ。何があるかわからないからこそ、内部留保は持っておかなければならない。航空機事故は保険で何とかなっても、国際紛争や今回のコロナ禍はまさに想定外だ。こういうとき、カネはいくらあっても困らない。これは個人だって同じだ。さらに引用を続けます。
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「キャッシュリッチ」と呼ばれるこうした企業の代表格が任天堂です。19年12月末時点で8500億円強の現預金を持ち、有利子負債はゼロです。ゲーム業界は新作の売れ行きの見極めが難しく、仮に新作が不振でも次世代の研究開発費などを確保するためにも手厚いキャッシュを持ち続けているのです。
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内部留保を無責任に吐き出せ、という政治家は論外ですが、日本の多くの企業はかなりの内部留保を持っている。コロナ禍は乗り切るのではないかと信じます。
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新品価格 |
内部留保でコロナショックを乗り切ったら、かつて世界制覇した日本のカメラ屋を思い出させる企業が出るかもしれません。
世界を制覇しそうな老舗日本企業の中には、実は日本企業ではない企業があります。電機屋シャープは、昔日本だった台湾の企業になりました。
「目のつけどころがシャープでしょ」とTVで宣伝していた。シャープの冷蔵庫は両開きで画期的だったが、力をいれて押し込まないと閉まらない。保証期間内に故障し、それは直してもらったが、結局、3年くらいで壊れた。亀山モデルの液晶テレビは映りが最悪です。大手ショッピングセンターのくじで42インチが当たり、タダでもらったテレビだが、いつ壊れるか。課題に資本投下して作った巨大な亀山工場がシャープ破綻のきっかけになりました。最近、安物の家電が多いですが、昔買ったパナソニックのプラズマディスプレイは12~13年もった。出始めで高かった。三菱霧ヶ峰は家建てた時、ビルトインタイプにしてもらったが70万くらいした。しかし、26年経った今も動いています。中国などで作った安物家電は価格は安いが長持ちしません。
羽田空港の遊休機材駐機料がかさんだら、アリゾナ砂漠に回航して会社再開まで保管です。アリゾナ砂漠駐機場は、飛行機の墓場というより部品保管場所です。既に生産終了しているモデルでも、ここにある飛行機から部品を外して飛び続けることが可能です。日本海軍がYSの後継機に中古ハーキュリーズを買いに行ったら、「好きなの持ってけ!」でした。
嵐になると海水を被る羽田空港は保管場所としてイマイチ、最悪なのは沖縄地方や南洋諸島の飛行場です。ラバウル海軍航空隊は、飛行機が錆びる前に堕ちる数が多過ぎました。
アリゾナ砂漠の飛行機は全て自力回航、ここでは部品だけでなく中古機も売られています。受注生産のボーイング新品が買えない財務がタイトな国、リース会社が取引してくれない国は、ここへ飛行機掘り出し物を買いに来るとか。










