2143.阪神16年ぶりの優勝逃す

東京ヤクルトスワローズのファンの皆様優勝おめでとうございます。

阪神は紙一重ともいうべき、1ゲーム差で敗れ去りました。今年も投手陣は頑張ったが、今日の打線を見ればヤクルトとは重厚さが全然違います。あの打線で最終ゲームまでよく頑張ったと思います。残念だったのは、前半チームを引っ張った、佐藤輝、マルテ、サンズが後半失速し、最後は近本までリタイアするという不運。クリーンアップを固定できなかったのが残念でした。1番近本、2番中野が固定し、機能したが、クリーンアップが走者を返せなかった。下位打者が出塁し、1，2番が返すような打線ではいけない。先制し、勝ちパターンの投手につなぎ、スアレスが抑える。これが阪神の勝ち方だ。それを最後までやり抜いて欲しかった。

後半戦の佐藤輝には阪神ファンは失望したと思うが、ルーキーに過大な期待をしても仕方ない。残り数試合になって、マルテに急ブレーキがかかった。大山は年間を通じて期待はずれだった。前半頑張ったサンズは2軍に落ちた。ルーキーの中野、伊藤、佐藤輝の3人がいなかったら、2位の座も厳しかったかも知れない。大山は調子が上がらなかった、というよりも元々、波があって、コンスタントに打てない打者だ。阪神の4番としてはふさわしくない。

佐藤輝は後半全く打てず、三振のシーズン記録を次々と塗り替えたが、それでもホームラン24本はチーム最多だ。.280あった打率が最終的には.230台に終わった。残念なのは下から上がってくる野手はみんな小兵ばかりだった。中距離砲が上がってこない。僅差で優勝をのがしたことを考えると、矢野監督の采配で落とした試合が5～6試合はあった。勝ちパターンの投手を温存して、及川を出して逆転負けを喫したり、早い回での投手交代など采配には疑問が残った。中野や糸原は好打者だが、長打は期待できない。来年の課題は、長距離砲の育成だろう。41セーブをあげたスアレスは来年はメジャーに行くらしい。中日に岩瀬という名クローザーがいたが、160キロを投げ込むスアレスのようなパワーピッチャーではない。なぜ打てないのか不思議だった。誰がクローザーを務めるのだろうか。今の野球はクローザーが重要だ。

来年への課題は見えている。来年こそ優勝して欲しい。今年は長らく首位を維持し、阪神ファンを喜ばせたが、第3コーナーあたりでヤクルトの力に屈し、逃げ切られた。残念だがこれが現実だ。来年に期待しよう。全国1億人の阪神ファンの皆様、1年間応援お疲れ様でした。ＣＳ？もう充分ではないか。残念だが、今の打線では巨人には勝てない。