2145.株価は大暴落か、大暴騰か

東京市場の株価は、10月26日に日経225は505円ほど上げ、27日は7円安、28日は278円の大幅安というちょっとわかりにくい動きになりました。26日に大幅高になった時は、自民優勢という情報が海外で流れたようです。昔は新聞に議席予想の記事がありましたが、最近はどうもないようです。投票行動に大きく影響するからやめたのかもしれません。過去の政権交代時をみてみますと、

投票日：2012年12月16日

民主党　57

自民党　294

日本維新の会　54

公明党　31

みんなの党　18

日本未来の党　9

共産党　8

投票日：2009年8月30日

自民党　119

公明党　21

民主党　308

共産党　9

社民党　7

みんなの党　5

いずれも議席は劇的に変化しており、いずれの時も株価は大幅に上昇しています。今回は過去2回のような大幅な変動が起こるとは考えられませんが、予測は難しいように思います。10/28は、選挙の結果がわからないから取りあえず、利確で売っておこうか、という動きではないかと想像します。日経電子版には特にこれといったコメントはありませんでした。週末となる10/29もおそらく売りが出て下げると予想します。

週明け11/1は、選挙結果によって、大きく動くと考えられます。自民が単独過半数獲得なら、大きく買い戻されるのではないでしょうか。逆に、自民党単独で過半数割れ、又は与党で過半数割れなら、自民党は力を大きく落とし、内政は混乱します。従って、失望売りが出て暴落するのではないかと考えます。

経済政策は、財政出動という面では、与野党で大きな違いはありません。ですが、野党政権になれば、最低でも3年～4年は続く。その間に世界は大きく動くので、日本の安全保障政策が変われば、混乱を来すでしょうし、日本人のマインドも変わる可能性がある。ただし、いずれにせよ、国民の選択の結果ですから仕方がありません。私は、国民の9割以上は共産党を嫌っていることから、共産党と組んだ立民は議席を減らすと予想します。来週からは株は上昇していくのではないでしょうか。