2146.読めない無党派層の投票行動

今朝の朝刊に衆院の議席予想が掲載された。これが最終の情勢分析になる。全国の小選挙区毎の動向も書いてあるが、それは読まない。そこまで選挙オタクではない。見出しによると、「自民単独過半数は微妙(読売10/29)」、「自民、単独過半数の攻防(日経、10/29)」読売によると、自民は、優勢113、接戦104、苦戦60となっている。接戦の5割を取って、優勢と合わせても165にしかならない。小選挙区の定数は289で、比例区は176だ。衆院の定数465の単独過半数なら、233だ。比例区の半分を取れば88だ。合計すると253となる。微妙と言うよりも単独過半数はクリアできそうだ。

しかし、支持政党なしの浮動票が日本人の4割いて、これが最大勢力だ。この人たちの投票行動によっては、票が読めなくなる。国難の今、仕方なく自民に入れるのか、自民への批判票は立民・共産連合に流れるのか、それとも自民はイヤだが、共産党はもっとイヤだ、という人は維新とかその他に入れるのか。そこはまったく読めない。投票率は高くなりそうだ、という予測もある。4年前の衆議院選の投票率は53.68％だった。今回は10ポイント程度高くなるのだろうか。若者の投票率が上がれば、最後の最後になって、自民に風が吹く。当日の天気は東京は曇り、降水確率40％。大阪は曇り一時雨、降水確率50％となっている。土曜までは晴れだが、日曜だけ悪い予報が出ている。天候も投票率を動かす大きな要因になる。2日後の予報は流動的だ。

株価は動いている。寄りつきは小高く始まったが、その後300円近く下げ、午前の終値は27円安まで戻している。選挙結果の見通しが立っていない今の時点では、取りあえず、売っておいて、投票結果を見ようか、ということになるのではないかと思う。私は、選挙後、上がると見て株を仕入れているが、今はすべてマイナスになっている。日曜の深夜に大勢が判明するが、自民は－25～－20と予想する。岸田政権は種火のまましばらくは続くだろう。