行きつ戻りつ、季節は春になった。政府が「3/13から、マスクは自己判断。病院・老人福祉施設ではマスクは推奨」と言い出したので、私は3/13から、病院以外ではマスクをしないことにしている。久々に大型のスーパーへ行ったら、昼前で大勢の人だ。だが、私以外の全員がマスクをしている。奇異な目で見られなくなったので、マスクはいらない、というのは、頭では理解しているのだろう。3/13以後も、学童は全員マスクだった。新学期から生徒らは、マスク・フリーになるのだろうと思う。それとともに、次第にマスクは減っていくと予想するが、この国の国民の考えは理解できない。マスクをすると人相がわからなくなるし、表情が読み取れない。20代の女の子かと思って話していたら、実は40代だったりする。顔や表情を読まれるのがイヤなのか。コロナ以前も、マスクをしている人(多くは女性)は少なからずいた。顔をさらしたくない、という、気持ちの表れだろうか。
数日前に、日経の世論調査で内閣支持率が42%と上昇し、不支持の38%を逆転したとあった。首相のウクライナ訪問と、韓国との関係改善が要因、と日経は分析していたが、これは同感だ。27日朝、IMF専務理事が「金融不安、リスクが高まった」とする異例の声明を出していた。日本国内は金融不安のリスクは小さいのではないか、と国内のエコノミストは考えているようだ。日本は超低金利に貼り付いていて、金利上昇によるリスクは小さいとされる。円高も相まって、日銀の2023年度の金融政策は、動かすことが益々難しくなったのではないか。日、米、欧の中では日本経済が最も堅調のようである。年初のIMFが予測した2023年のGDP増加率は先進諸国の中では最も大きい。経済が堅調な要因は、髙橋洋一氏がYouTubeの、自らの番組で「日本がコロナ対策で発動した財政出動100兆円は、GDPの約2割で、他の先進諸国と比較して突出して大きいからである」と述べていた。
物価上昇は相変わらず厳しいが、岸田内閣の支持率が上向いたのは、経済がそれほど悪くなっていない、という庶民の肌感覚だろうか。追加の物価高騰対策として、2.2兆円の財政出動(財源は予備費とされる)を決定した。これで全国民が幸せになれるとは思えないものの、財政政策を次々と打っているのは、評価できる。統一地方選のためのバラマキともいわれているが、やらないよりはいい。さて、先週はWBC優勝にわいたが、今週もその余韻はさめやらない。週末には4月に突入する。新年度入りということになる。去年は、花粉症の季節が終わったと思ったら、猛烈な暑さがやってきた。覚えておられるだろうか。年々「春」は短くなっているようだ。