2023年 07月 30日
2654.週明けは円高、株安という負のスパイラルが始まる |
7/30の日経朝刊と電子版は別々の記事で日銀の金融政策の変更を伝えていた。7/29午後の日銀総裁の発表時点では、すぐには消化できなかったようだ。日本国債の長期金利を0.5%％から一気に1.0%に引き上げる、と表明したが、金融政策の変更はない、現状維持を続けると総裁は説明した。ゼロ金利政策(一部にはマイナス金利も適用)は変更しないが、長期金利は、1.0％までは容認するとした。目標金利の変更は、金融政策の変更にほかならない。
日銀は黒田前総裁の2013年から10年間、CPIの目標を2%と掲げ続けていたが、直近1年で、毎月のCPIは対前年同月比で2.0%程度以上継続して上昇し、日銀も2023年度のCPIの見通しを2.5%に修正した。これで金融政策を変更しなかったとしたら、植田総裁はその理由の説明を求められることになる。長期金利が1.0%に引き上げられれば、日本の株価は暴落、しかし銀行の株価は暴騰ということになる。日経は7/30、日経平均は2000円程度暴落、と書いていた。株価3万円台、定着かと思えたが、そうはならないようだ。
金融政策の大幅な変更は、金融機関救済が目的なのだろう。長期国債が1.0%になれば、公社債も上昇するので、地銀の経営は劇的に楽になる。貸し出しの金利も次第に上がっていく。為替は短期的には双方の金利差で動くこともあるが、そもそも為替とは、そういう単純なものではない。週明けは悲惨なことになるのではないか。今回も岸田の対応は遅い。日銀との橋渡し・調整役をやっている、木原誠二官房副長官が文春砲くらって、それどころではなかったのだろう－－－髙橋洋一氏はYouTubeの7/29の番組で、そのように述べている。岸田は総理の座に就いてからは、この国の経済にプラスになるような政策は何ひとつとして、やってこなかった。税収が増えたのは、ロシアが戦争を起こしたあおりをくって、物価が2022年に急上昇し、円安も相まって、企業収益が好転したからだ。しかし、今後は逆回転－つまり、巻き戻しが始まる。防衛策を考えなくてはならないだろう。
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by rc2003
| 2023-07-30 11:19
| 警鐘を鳴らす
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Comments(4)
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by
陸奥の防人
at 2023-07-30 13:38
安倍の下痢便漬けミイラ植田が、安倍の下痢便で真っ黒田に続き、国債金利を更に２倍！（0.5→1.0）にしました。（高見山か！）政策金利を上げたところで、インフレが全く収まらない現実は、ＦＲＢが証明しています。
商業銀行から運転資金1000万円を半年・１年借りて存続する零細企業は、借入金利1%未満だったから、不渡り出しませんでした。これが、次の融資から金利２倍になったら、虫の息にトドメを食らいます。日本のゾンビ企業代表電通（税金大泥棒＆国民啓蒙・宣伝省）始め、ゾンビ企業がゾンビたる所以は、金利や景気ではなく、そもそも稼げていない、既に死んでいる企業です。
日本の商業銀行は、企業に融資して仕事をする気が全くなく、客から預かった金で、0.5%の国債を買うだけ。客には0.001%しか利息を払わないので、サルでも儲かるビジネスモデルでした。これやっていたシリコンバレー銀行・ファーストリパブリック銀行は見事飛びましたから、毛唐のやらかしに全く学ぶことなく、飛んだら公的資金の注入！で乗り切るだけです。
管理人さんは、円高・株安に賭けていますが、思ったほど円高にならず、物価高に苦しむ人民が救われることはない、と予想します。一方、税金泥棒と円安で株価を吊り上げていた、経団連クソ企業は化けの皮が剝がれ、株価は下がるのでは。
長期金利が2倍になり、市中銀行が国債を余り買っていなければ、日経暴落・銀行株（日銀以外）暴騰になりますが、今現在、低金利で買った国債がしこたまあるため、取引先株価に連動し、銀行株も暴落するのでは。
商業銀行から運転資金1000万円を半年・１年借りて存続する零細企業は、借入金利1%未満だったから、不渡り出しませんでした。これが、次の融資から金利２倍になったら、虫の息にトドメを食らいます。日本のゾンビ企業代表電通（税金大泥棒＆国民啓蒙・宣伝省）始め、ゾンビ企業がゾンビたる所以は、金利や景気ではなく、そもそも稼げていない、既に死んでいる企業です。
日本の商業銀行は、企業に融資して仕事をする気が全くなく、客から預かった金で、0.5%の国債を買うだけ。客には0.001%しか利息を払わないので、サルでも儲かるビジネスモデルでした。これやっていたシリコンバレー銀行・ファーストリパブリック銀行は見事飛びましたから、毛唐のやらかしに全く学ぶことなく、飛んだら公的資金の注入！で乗り切るだけです。
管理人さんは、円高・株安に賭けていますが、思ったほど円高にならず、物価高に苦しむ人民が救われることはない、と予想します。一方、税金泥棒と円安で株価を吊り上げていた、経団連クソ企業は化けの皮が剝がれ、株価は下がるのでは。
長期金利が2倍になり、市中銀行が国債を余り買っていなければ、日経暴落・銀行株（日銀以外）暴騰になりますが、今現在、低金利で買った国債がしこたまあるため、取引先株価に連動し、銀行株も暴落するのでは。
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at 2023-07-30 16:30
米国のインフレはすざましいものでしたが、給与も上昇し、単純労働(例えば飲食店の給仕など)でも時給は4500円以上、ビッグマックは2000円、ラーメンは3000円するらしいです。日本は、ようやく2.0%～3.0%台前半のCPIになったとはいえ、給与はそんなには上がっていません。本当に日本も「ようやくインフレになった」というのなら、株価もインフレ率よりは高い率で上がらねばなりません。4月8日頃の株価にまで出戻るというのは考えたくありません。
私は為替はゲームやバクチと同じと考えていますので、動く材料が欲しいのだと思います。円高と言っても今回の安値から10円動くかどうか。135円～137円程度でしょう。ただ、株価は大きく下落します。グロース株は外国人の投機資金が大量に入っていますので、おそらく下げはきつい。日経225は日経は2000円程度下落する、と書いていましたが、年後半の業績がそこまで悪化するのか、どうかはわかりません。最大の懸念材料は中国の(不動産など)バブル崩壊が波及してくることでしょう。
国債は先行き、値下がり確定なので、大量に売りが出て、1.0％まで下落するのは早いでしょう。日銀が買いまくるので、1.0％が下限なのでしょう。植田総裁には失望しました。この御仁は岸田など眼中にないのでしょう。
私は為替はゲームやバクチと同じと考えていますので、動く材料が欲しいのだと思います。円高と言っても今回の安値から10円動くかどうか。135円～137円程度でしょう。ただ、株価は大きく下落します。グロース株は外国人の投機資金が大量に入っていますので、おそらく下げはきつい。日経225は日経は2000円程度下落する、と書いていましたが、年後半の業績がそこまで悪化するのか、どうかはわかりません。最大の懸念材料は中国の(不動産など)バブル崩壊が波及してくることでしょう。
国債は先行き、値下がり確定なので、大量に売りが出て、1.0％まで下落するのは早いでしょう。日銀が買いまくるので、1.0％が下限なのでしょう。植田総裁には失望しました。この御仁は岸田など眼中にないのでしょう。
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隠居猫
at 2023-07-31 13:08
植田ミイラ総裁の１％上限容認は学者らしい判断です、前回そして次回の過程と見れば、そろそろ緩和は終わりにしようモードに変換するタイミング。
日米金利差からして円高にはならないが物価上昇をコントロール(イールドカーブ)する姿勢は見せた、と思います。
私の運用は夏枯れを待つ作戦です。今年の運用利益は到達しておりますから、来年の利益に向けて仕込めばそれでいい。
日米金利差からして円高にはならないが物価上昇をコントロール(イールドカーブ)する姿勢は見せた、と思います。
私の運用は夏枯れを待つ作戦です。今年の運用利益は到達しておりますから、来年の利益に向けて仕込めばそれでいい。
いろんな見方はあろうかと思います。何かの始まりかのように、紙メディアは書いています。岸田政権とは距離を取ったのは事実のようで、事前調整、事前連絡はなかった、と髙橋氏は述べています。それは、木原誠二官房副長官の報道ともからめていましたが、それについては、わかりません。
