2863.戦う青山繁晴議員となりふりかまわぬ首相の岸田

河野太郎の「再エネタスクフォース透かし問題」に関して、青山繁晴氏が自らの番組で激怒し、党をあげてこの問題を追及する、と言っていたが、青山氏が代表を務める「日本の尊厳と国益を守る会(以下「守る会」)」が実際に河野太郎を委員会室で質問している動画が複数のチャンネルに上がっていた。この件に関しては、問題の発端となった、中国企業名の透かしをはじめとして、新聞・テレビは一切報道していない。河野太郎が怖いというより、マスコミはすでにシナに侵蝕されているのだ。唯一、夕刊フジが継続して報道しているようだが、これは首都圏と関西圏の駅やコンビニなどで販売されているタブロイド紙だ。発行部数は公称105万部しかないから、影響力は毎日新聞(180万部)にすら及ばない。政治系のネット動画は、多いものでも再生回数20万回程度であるから、これも影響力は、ほぼない。ちなみに、NHKの国会中継は視聴率が1%と山本太郎がショート動画で述べていた。約120万人が見ている計算になる。テレビの影響力は凄い。このブログは閲覧数が最盛時に1万人/日を超え、コメントも100を越す日もあったが、今は300～400人/日程度になっている。いつ消えても社会には何の影響もない。私には後悔も未練もない。役割は終わった。

守る会は、自民党の衆・参両議員の各派閥から総勢87人が名を連ねているが、青山氏は、最近は岸田を「ド正論」で批判し始めた。打倒・岸田の旗で戦う時が来た。というのも、青山氏は岸田が6月に解散に打って出る、と述べていて、その根拠は、首相は「多少議席を減らしても、自公で過半数は維持出来る」と考えているからだという。もう2ヶ月しかない、と青山氏は奮い立ったのだろう。まわりが推してくれなければ"いくさ"にならない。おそらく、そのめどが立ったのだ。4/9のTBS系列のひるおびでは、首相の訪米を特集していた。政治ジャーナリストの田﨑史郎氏と朝日新聞の政治担当者は、解散する可能性はある、とし、その確率は30％と二人が同じ数字をあげていた。私は、解散などしない、いやできまい、と考えていたが、解散の可能性がゼロか、といえば、そんなことはないだろう。せいぜい10％と見ている。だが、現職でしかも自民党内の発言力が大きくなっている青山氏が「6月解散はある」と言っているので、信憑性は高い。私は、自公で過半数を割り込むと予想するが、維新に保険をかけているので、へんてこな連立政権ができると考えている。維新の馬場代表は元自民党だし、選挙区に自民党の枠がなければ、維新から出ている。かくれ自民は大勢いる。馬場代表は「今の自民党とは連立を組まない」と言っているが、これは、左派岸田とは組まない、と言っているにすぎない。維新は自民党よりも保守なのだ。

さて、その岸田は日米首脳会談をバイデンとやるようだが、「認知症」と「官僚の原稿棒読み男」で話がかみ合うのだろうか。公式には、官僚のシナリオどおりにやるのだろうが、アドリブをかまされると、岸田には対応できまい。何かやらかしそうな気がするが、無難に終わったとしても、支持率が上がるとは思えない。ここまで国民との信頼関係が壊れてしまっていると、もはや立て直すのは不可能だろう。夕食会には、2023年に世界中で大ブレイクした「夜遊び」とかいう日本のボーカルユニットに余興で唄わせるらしい。米国大統領の顔を立てて、行かざるを得まい。もはやカネの問題ではない。外交案件なのだ。

4月解散というのは、4/28の衆議院補欠選(4/16公示)に合わせて総選挙をぶっ込むので、4/12に帰国したら、その足で(4/15?)国会を召集し「解散！」と言わねばならない。このシナリオは、ほぼ無いと思うが、島根1区で自民党公認の元財務官僚が負けて、0勝1敗2不戦敗になれば、岸田はクビの皮1枚どころか、死に体になってしまうから、可能性はやはりゼロではない。外務官僚らが、水面下で北朝鮮と交渉しているらしいが、拉致被害者救出に成功すれば、岸田の支持率は10ポイント程度は上がる可能性がある。北との首脳会談を6月にやったとして、1/26に始まった通常国会の会期末は6/23である。まだ2ヶ月以上ある。先の事はわからない、としか。