柴田哲孝氏の著書「暗殺」(幻冬舎刊)が売れているらしい。6/20が初刊だが、私が手にしたのは7/24で第5刷となっていた。16万部売れているらしい。この本は深田萌絵氏(人気女優の深田えいみとは別人である)がYouTubeで紹介していて、別の番組で、幻冬舎社長、見城徹氏や深田氏らが、この著作をネタに安倍元首相の暗殺に関する疑惑について議論していた。見城氏の著書は読んだことがあるが、熱い男である。彼は「この本の内容は、問題になるかもしれないが、これは世に出さずにはいられなかった」と語っている。Amazonで、2週間待たされてようやく届いた。380頁のボリュームだが、読了に2日かからなかった。政治経済ネタの本は10頁読んだだけでも集中力が切れるのだが。
本の冒頭に「この物語はフィクションである」と書いてある。要するに小説なのだ。相当部分は、取材に基づいた事実であろうと思われる。私は、安倍元首相暗殺が山上の単独犯ではない、とする主張のYouTubeの動画を複数見ているので、スラスラと頭に入るが、そうでない人は、なんでや?などと、スンナリとは理解できないかもしれない。客観的な事実は、次のとおりである。
安倍元首相の、7/8の応援演説は前日に唐突に決まった。近鉄大和西大寺駅南口ではなく、護衛が難しい北口駅前で行った。警視庁のSPと奈良県警の警察官の警備体制、山上のパチンコ銃の銃痕とされる、立駐の壁と選挙カーの看板の不自然な位置の穴。奈良県警が現場検証を5日も経って行った。手術に立ち会った奈良県立医大の福島医師は心臓を修復不能なほど破壊されていたと会見で説明したが、奈良県警は、銃弾が頸動脈を損傷させ失血死した、と会見内容が食い違っていた。決定的なのは、山上容疑者の立ち位置とは反対方向から銃弾が2発入ったが、銃弾が出た穴が1カ所しかなく、銃弾が1発、体内で消えていたことである。YouTubeには、山上のは2発とも空砲で、1発目の発砲音で山上に注意を引きつけて、近くのビルの5階から別の狙撃手が、音がほとんどしないエア・ライフルで狙撃した、とする動画があるが、この核心部分について、著作では詳細に書かれている。山上の単独犯ではないとする客観的な事実が動画として多くあるのだが、公判で、山上の弁護人は、どこまで証拠として提出できるのだろうか。
本書では、旧統一教会を日本に引き入れたのは、安倍晋三氏の祖父である岸信介元首相であり、安倍氏と協会とのかかわりについても詳細に書かれている。旧統一教会についてはかなり取材されたようで、教会の事情や政界との癒着についても、具体的に言及している。安倍氏がなぜ殺害されなければならなかったか、その点が最も重要なポイントであるが、柴田氏が、独自の仮説(創作)を展開している。それは、山上の単独犯では有り得ないと思わせるだけの説得力があり、それがこの小説の背骨となっている。この事件を令和の陰謀論で風化させてはならない。
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