293.今年のテーマは何でしょう…。 |
日本の財政赤字は、政府、地方、社会保障基金を合わせて2003年末でGDP比160%にものぼる累積債務を有し、毎年赤字を積み上げています。放置しておくと、やがて日本政府は次第に国民の信頼を失い、政府に対する不信感が高まれば、長期金利が上昇し、長期国債の発行が次第に困難となり、最終的に政府は資金繰りに窮するようになる。要するに、長期金利の上昇が、国家破産への引き金を引く…。これは、今考えられている国家破産のシナリオのひとつのパターンです。問題は、それがいつ起こるか、ということだと思います。
現在、日本国債の格付けは、まだ投資不適格ではないものの、先進国の中では異例の低さです。しかし、この格付けの低さもかかわらず、日本国債の金利は低く、長期金利も安定しています。しかし、デフレ脱却により、超低金利を支えていた前提条件が崩れる可能性がありますし、国内の投資家も安全な預貯金から高いリターンを求めてリスクを取り始め、いずれ日本国債の需要は減少するのではないか、との見方もあります。日本の景気回復で国債の安定的消化が困難になる、これが今年の懸念すべき材料ではないでしょうか。
多分、今年の目玉は9月に予定されている自民党の総裁選挙ではないでしょうか。1/1付日経15面の「後継を巡る首相発言」では、安部晋三氏を支援する首相発言ばかりが並べられていて、国民の支持が圧倒的に高い安部氏を経済界は期待しているのか、と思ってしまいます。まだ先は長く、予想は困難な状況です。









